2006-11-23 シリコンなSEPPもなかなか。_ 2SB22 / 2SD30 に対抗すべくシリコンSEPP。
このごろ自作ネタが、ゲルマニュームトランジスタを使ったヘッドフォンアンプネタばかりなので、「ゲルマはいいんだけどそんなの手にはいんないよ」という声をちらほらいただいております。
_ デフレもここまで来たか?!
家で使っていた、お風呂の残り水を洗濯機に吸い上げるポンプが壊れちゃった(10年間使った)ので、今日家族で出かけついでに、近くの「コーナン」というホームセンターに買いに行ったのです。
_ トランス負荷A級シングル。さんざんSEPPばっか実験してきた手前、こんなこと書くと怒られそうなんだけど、やっぱファイナルはA級シングルですよね。 いや、落ち着いて、落ち着いて。暴れちゃダメ。SEPPだって私は大好きだし、今までSEPPばかりやってきた理由はちゃんとあるのです。 それはね、電源の利用効率が高いってこと。 SEPPはアイドル電流を調整することにより、B級からA(B)級まで比較的柔軟にファイナルの動作点を制御できるのです。今回は電池駆動で考えていましたんで、A級動作ってのははじめからアウトオブ眼中。極めて浅いバイアスのAB級動作って線を狙ってたのです。SEPPのAB級動作って、その消費電力と性能から考えると、一番リーズナブルな解じゃないですかね。どう? しかし今回、うまれて初めてヘッドフォンをマトモに使った私。スピーカーを使った再生システムの代替には到底ならない(なれない)と思ってはいますが、昨今の日本の住宅事情を考えればヘッドフォンオーディオってのは、充分に通用する一分野だと確信するには至りました。 ですんでね、充分に強力な電源・・・具体的には、交流100Vの家庭用給電に接続して得られる電源・・・が利用可能であれば、A級シングルってのも実験する意義ありありだなって思ったのです。 というわけで、A級シングルしかもトランス負荷の回路の実験をしてみようと思ったのですが、いざ、やろうと思うといまどきトランス負荷のトランジスタアンプ設計手法の解説なぞどこにも見当たらないんです。 まいったなぁ。 昔昔の30年前、自分で作った回路を含め、いろんな資料をあたりながらここは地道に実験しながら、やってみますかね。 高周波回路ではトランス結合って結構使うのですが、動作は共振回路がなければ原則巻線比によるインピーダンス変換動作なんですよ。ところがオーディオアンプって、そうでもなさそうですよね。ダンピングファクターも、トランス負荷のときにはどう考えればよいのか、悩みます。 いろんなことが目新しくて、楽しくて仕方がない今日このごろです。 取りあえずは高周波回路の設計手法で、やってみますかね。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
ゲルマのNPNパワーTRは存在しないから、ちょっちシリコンに手伝って貰って・・・。<br>2SB243−2SD141で純コンなんかどうかと?
すごい組み合わせですね。外観形状が異なる純コンってのも、オツですね。