2006-09-03 すっかり秋空。_ 去り行く夏。九月に入ってからというもの、日中の気温は上がりますがぐっと過ごしやすいさらッとした空気。湿度は我が家の観測では最大でも58%止まり。すっかり秋の空気になりましたね。 おかげさまでここ数日、額に汗はにじむものの、昼夜問わずエアコンのお世話にならずに、窓を開けての自然換気のみで過ごせております。 秋刀魚も美味しいですし、いよいよ秋本番です。 _ 近所の三ッ池公園。日曜日の朝にしてはちょいと早起きして、家族揃って行って来ました。 さらッとした空気に降り注ぐ太陽光が気持ちよかったです。2時間ぐらい散歩して、午前11時すぎに公園を出ようとすると駐車場は満車で空き待ち車が並んでます。 今日はいい天気ですものねぇ。 _ 「大人のJAZZTIME」聴きそびれる。昨晩、風呂上りにビール飲んで、晩飯時にワインを1本空けたのですが、こんな程度の飲酒で結構酔ってしまったみたいで、夜9時ごろ娘の歯磨きの仕上げをして、寝かしつけているときに一緒に寝てしまいました。 目覚めたのは24時半。 なんかやっぱバテているんですかね、最近。 しばらくちょっとだけ、のんびりペースで行こうかな。といいつつ昨日も今日も、仕事なのですが。 2006-09-04 いろいろなことがはじまる月曜日。_ 月初め。請求書や納品書、検収書の発行整理照合云々かんぬん・・・ _ ホリエモン法廷へ。ライブドア前社長の堀江貴文被告の初公判が始まった。 速報で、近況としては久しぶりに姿を見たけど、いい表情してるなぁって思った。確固とした決意を感じる表情っていうのかな。法廷の場で、自身の主張を堂々と展開すればいい。 今後ともじっと注視していきたい。 2006-09-05 ムシムシムシムシ・・・_ 蒸し暑い。台風12号のせいか? なんか久しぶりに蒸し暑い感じ。 _ 色温度変換。
ある色温度空間での画像を、別の色温度空間の画像に変換するってことを私は比較的よくやる機会が多い。
で、問題はこの変換先のXYZをどう得るかだ。起点画像はだいたいsRGBだったり、D65、D50、C光源等比較的メジャーな色温度である場合が大半なのでXYZの取得に大きな問題は無い。が、変換先が例えば4250K等、中途半端な色温度であった場合、どうやってそのXYZを出せばよいのか。
_ せん [もしよろしければこの計算方法教えてください>< 私も知りたいです!] _ 青木@管理人 [その計算方法って、任意の色温度のxy計算式ですか? これはちょっとWebで書くのは困難です。ごめんちゃい。] _ せん [ある温度のときのxy色度座標の求め方(黒体放射軌跡をxy色度図に描きたい)です。 webではむずかしいですかぁ…(;..] _ 青木@管理人 [JIS色彩2006 を読んでみてわかったのですが、結局はプランクの式を展開して、等色関数へ・・・というアプローチと一..] _ せん [親切な返信コメントありがとうございます! 何度計算しても本にのっている数値と違っていて、途方にくれていました・・・ ..] 2006-09-06 外でお仕事。_ ついつい車で・・・いや〜ほんと、普段あまり運動量の無い仕事しているもんですからね、クライアントのオフィスに行く際にはなるべく徒歩電車バスで移動しようって心がけているつもりなのですがついつい、時間がタイトになってきてしまいますと効率重視で(車で行ったほうが電車で行くより早いので)車での移動になってしまいます。 あ〜、運動不足だなぁ。 もう少しゆとりを持って仕事できるようにしたいところですが、開発作業や画像解析作業は自オフィスでやったほうが全然効率的なので、どうしてもぎりぎりまで自オフィスで作業してしまいます(というか、詰め込みすぎだからタイトになってしまうのですが)。 かにこむもどっかにオフィス借りようかしら。 2006-09-07 セグメント分析の難しさ・・・_ D80とキムタク。
今日、ニコンD80のTV-CMでキムタクが出ていたような気がしたのだけど、Webを確認してみるとそれはどうやら気のせいではなく本当だったようで。
_ 最近流行の12V電池の放電特性。
最近、百円ショップ(百均っていうらしい)でたまに見かける単五電池ぐらいの大きさの12V電池。23Aの12V電池。
_ 久しぶりに自室でウイスキィ。先週、大人のJAZZTIME(@ラジオ日本/JORF/1422KHz)を聴きそびれてしまったこともあって、今日は自室のCDプレイヤーでMJQのラストコンサートを例のラジオ実験用アンプ内蔵スピーカーで鳴らしながら、12日ぶりに自室でJAZZTIME。 いいねぇ、たまらん、このひととき。 ぁあ、このまま一生、酒飲んでいたい。できればサントリー山崎12年を(今日は諸般の事情でサントリー白角)。
2006-09-09 残暑厳しき灼熱地獄。_ 葛西臨海公園。家族揃って行って来ました。ここの水族園はかれこれ三回目ぐらいかな? 一回目は、水族園は出来立てで、葛西臨海公園はまだ全部できてなくてあちこち工事中だったころ。ここの水族園は混雑すると大変なので(レイアウトの構造上展示されている水槽を見るのが大変困難になる)、午前中早めに見て回る計画で。 午後は干潟に行って水辺で生き物探し。たくさんカニがいたけど、あのカニ、なんのカニだろう。チゴガニであれば、運がよければ全員シンクロしての楽しいダンスが見られるのであるが、残念今日は見られずじまい。 天気は晴れで照りつける太陽はまさに残暑と呼ぶに相応しい暑さ。しかし日陰に入れば通る風も涼しく、確実に秋がやってきていることを感じる。 _ 「大人のJAZZTIME」音質改善計画。専用ラジオとラジオ実験用スピーカーで聴く「大人のJAZZTIME」(@JORF/1422KHz)。今日は二週間ぶり。肴が旨いとついつい酒が進みすぎてしまうのと同様、「大人のJAZZTIME」聴きながら呑むウイスキィはついつい進みがちなので今日は「山崎12年を45mlだけ」という固い決意を持って臨む(なんせすでにビール1500ml、日本酒二合ほど晩酌しているので)。 専用ラジオはゲルマラジオなのだけど、先日コイルを並四からフィルムケース自作に変更し、音がまろやかになっていい感じにはなったのだが、なんというかいまだ少し歪みっぽいのが気になる。どうも最近のゲルマニュームダイオードは昔のそれと音が違うような気がしてならない。私が昔作ったゲルマラジオは、もっとまろやかな音だったように記憶しているのであるが。 というわけで、JORFの受信音質を改善すべく、また今度時間あるときにでもラジオ回路(主に検波段)の実験をやってみることにした。 2006-09-11 ・・・・_ 本格的に夏バテ?なんとなく具合が悪い。いや、悪いっていうほどじゃないのだけど、なんかこう、いまいち冴えないって感じ。 病院行ってみようかなぁ。でも、病院好きじゃないしなぁ。そういえばここしばらく、歯医者さん以外の病院って、具合悪くなって行ったことないなぁ。人間ドック(これも2年ほど受けてない)と、(家族が病院に行くための)送迎で行ったぐらいだ。 うげ。 2006-09-12 シンプルなものは奥が深い。_ ラジオ回路備忘録。今日はいくつかの検波回路の実験をした。というわけで備忘録的にログ残す。 同調コイルは全て並四コイル相当のもの(実際には中波と短波で評価しており、中波は並四コイル、短波はトロイダルコアに巻いた怪しいコイル)。VC1は同調用の260PFぐらいのポリバリコン。VC2はそのへんにあったポリバリコン。たぶんスーパー用親子ポリバリ。 _ 3A5(電池で動く三極管)グリッド検波。
_ 2SK241-GRで再生検波。
_ 2SK192A-Yで再生増幅、検波。
2006-09-14 ラジオ検波回路再実験。_ 3A5検波回路再実験
_ 2SK192A-Y検波実験。
_ 次に問題のトラ検だ。
_ RFパスコンの評価。
_ かなり気が済んだ。今日は前回の定性味見実験結果を元に、計画を立てて実験を行った。その甲斐あってか、いろんな回路を比較的定量的に実験することができて、これでかなり気が済んだって感じだ。 こんなことしてどうするんだ? という話もあるが、別にどうするつもりもない。今日やったことなぞ、そのへんの入門書や解説書に書いてあるような内容ばかりだと思われるが、それを見たり読んだりしただけでは満足できず、自分の眼や手、耳、肌で感じて実際に検証することがとても楽しいというそれだけの趣味の道楽なのだ。 まぁ、好きなのだから仕方ない。 _ 「電子工作物語」夕方到着。昨日注文した「電子工作物語」到着。ラジオ実験を半ば終えて終盤に入ったころ。一通り終えてから、「トランジスタ検波ラジオが使われない理由」を読んでみた。 なるほど。要はTrの順方向電圧降下。0.6V以上電圧がないと流れない(検波できない)から、感度的には不利という内容。確かに今日の実験でも、弱い信号の検波に問題があるという結果が得られた。 うむ?、これはシリコンダイオードでゲルマラジオが作りにくい(作れない)理由と一緒だな。 シリコンダイオードでゲルマラジオ(なんかヘンだ。シリコンなんだからシリコンラジオか?)の場合、バイアス与えて0.6Vのギャップを下駄上げしてやればちゃんと検波できることは私も子供のころ実験した。となれば、トランジスタ検波の場合も、バイアス与えてやれば・・・と思うのだが、ベースに0.6V与えるってどうすればいいのだ? それはそれで難しくないか? なんだかややこしいな。そんなことまでしてトラ検使わないでもいいだろうって気もする。 う??む、なんとなくわかったようでわかってないような、数学の時間に因数分解の公式を丸暗記して、解けるようになったけど原理がわからずムカムカして気に食わないような気分だ。 これについては今後とも引き続き調査だな。 0.6V問題ももちろん大きな問題だが、私としては、他にもトラ検は入力インピーダンスが低いから扱い(前段との接続)に気を使うってのも、使われない理由のひとつではないかと思うのだが。 2006-09-15 お仕事な一日・・・_ 朝から晩までお仕事。はい。まぁ、いつも仕事はしているのでわざわざ書くまでもないのですけどね、最近、電子工作、ラジオ回路ネタばかりなせいか、『青木最近ヒマなのか?』と、友人知人から心配メール? がちらほら。 心配どうもありがとう。大丈夫です。「ぼちぼち」やっておりますんで。 _ モノを作るエンジニアとして。
どうもですね、最近の技術は見た目から内部構造や動作が想像できないデバイスばかりで、やっていて「モノを作る」という点では直感的な充実感がありません。
2006-09-16 学校行事の日。_ 雨が降らないでよかった。たまに日差しが降り注ぐも涼しすぎず、暑すぎず、過ごしやすい一日。 娘の学校行事があったので、これまた久しぶりにFinePix 4900Zを持ち出してカメラマン。今回はスマメは壊れてなかった ^^) _ そしていつもの「大人のJAZZTIME」。結局音質を改善すべく実験中の検波回路はいまだに決定打が無く、いつもの専用ゲルマラジオで聴く大人のJAZZTIME。 かかるナンバーはいつもながらのリクエスト中心の濃い選曲で大満足。今日は、司会進行の島崎さんが九州に行った際に、バーであった出来事を発端に真空管アンプに傾倒する話が盛りだくさん。番組内でここまで執着してひとつのテーマが取り上げられることはかなり珍しい。JAZZも聴き応えあったが、真空管アンプの話も聞き応えあって、いつもと違った楽しいひととき。 この番組が続く限り、JAZZの新しいレコードやCDは買わないでいいやって感じ。普段はゆっくりJAZZに耳を傾ける時間はなかなか取れないし。 毎週土曜日の夜11時からの一時間、私にとってのちょっと高級なウイスキィ片手に過ごす「大人のJAZZTIME」。これだけで満足満足。 さてと、「大人のJAZZTIME」が本当に心地よい音で聴く事のできる検波回路の開発を急がねば。しかし、ゲルマラジオってほんと音がいいんだよなぁ。最近、いろんな検波回路を検証してみて改めて認識。 _ 話のついでに「マルタイ棒ラーメン」。「大人のJAZZTIME」のスポンサーの一社が棒ラーメンを作っている株式会社マルタイ。はじめて「大人のJAZZTIME」聴いたとき、『マルタイとはまた懐かしい会社だ』と思った。 私とマルタイ棒ラーメンとの出会いは、かれこれ19年前に遡る。 大学を卒業した私は普通に就職して新人研修を終え、(私は大学の専攻が有機合成化学だったこともあり、白衣着て試験管振る職業に付きたかった。なので、東京本社の研究所勤務のつもりで入社したつもりだったのだがなぜか・・・)大阪営業所に営業職として配属された。実はこれが私にとって、親元離れて初めての一人暮らし。 早速アパート(関西圏では文化住宅と呼ぶ)を探し、住居を兵庫県西宮市門前町に構える。阪急今津線の門戸厄神駅から徒歩10分ぐらいだったかな。六畳二間で独身の身には広すぎる(しかしこれ以上小さいところがあまりなく、家賃も東京に比べれば激安)その部屋は、ダイエー西宮店の道向かい、西宮市立中央病院まで歩いて3分というロケーションにあった。 で、だ。新居が決まれば次は食料品調達手段の確保と酒屋の視察・・・というわけで、早速徒歩数分にあるダイエー西宮店に行ってみて、そのラーメン売場で目に付いたのがこの「マルタイ棒ラーメン」だった。 インスタントの乾ラーメンといえば、四角いものと相場は決まっていると思っていたので、その短いそうめんのような形態で売られている棒ラーメンは、私の眼に大変新鮮に映った。赤と黄の袋があって、その両方ともを早速ゲット、家に持ち帰り食してみるとこれがまた大変に美味かったのだ。 それ以来私はこの「マルタイ棒ラーメン」をこよなく愛するようになり、相当食べた。 当時は関東地方では(少なくとも私は)見かけなかったこの「マルタイ棒ラーメン」。最近では横浜のスーパーマーケットでもかなり普通に見られるようになったのでよく食べている。 今は結婚して家族三人。この「マルタイ棒ラーメン」を食べていると、当時の新人営業マン独身時代の、貧乏で、忙しくて、毎日生きていくのが精一杯だった当時がなんとなく思い出されてしまって、ついつい苦笑いしてしまうのであった。 今でも毎日生きていくのが精一杯である点に変わりはないが、独身のころの精一杯は、今とはまるで次元が違う精一杯だった。それでも独身って、なんだかんだで、生きていけちゃう。 お金が無くなって、今日食べるものの調達にも困る日々。給料日まであと一週間もあるのか・・・そんなときに、棚から出して、作って食べた棒ラーメンは、私にとって、美味いというだけでは済まされないとても思い出深い食べ物なのだ。 2006-09-17 お休み。_ 休日な一日。はい。今日はゆっくりしました。午後にちょいと近所のスーパーに買い物にいきましたけど。 ほんとは3A5の増幅回路のリベンジをする予定だったのですが、娘に捕まり木工作を一緒にやりました。これはこれで楽しいのでよいのですが。 やはり一週間に一日ぐらいはコンスタントにのんびりしたいものですね。 _ 愛車エスクードもうじき一年点検。しかしあれです。週末天気悪い日が多かったのか、週末忙しくって遠出できなかったのか、なんなのか?ですが走行距離が全然伸びてません。 普通、1年で12,000Kmぐらいは走るのですが、なんと現在我が愛車エスクードの走行距離は、 こんなにちょっとしか走ってないのって、車の運転免許取って以来はじめてのことだと思います。 一番走っていたときは、営業マン時代ですね。車であちこち移動していたこともあって年間5万キロぐらい走ってました(マジですよ。毎月エンジンオイル交換してましたから)。 う〜ん、もっと乗りたいぞ。 2006-09-18 なんともはや珍しい・・・_ サンスベリアの花。
ウチで育てているサンスベリア。4年ほど前に二株ほど我が家にやってきたのですが、その当時はほんの小さい株で背丈10cmぐらいだったかな? 私は植物を育てるのは好きなので、まぁ地道にちまちまと世話していたのですが、その後どんどん大きくなって子株もたくさんできて、今では家の中がサンスベリアだらけ。友人知人にもらわれていった株もあります。
_ 電池管3A5リベンジ。
今日も娘につかまり工作やったり昆虫の折り紙折ったりと平和に時がすぎる一日です。が、なんとか午後4時前に工作タイムを切り上げ、夕方から晩飯までの時間で先日の電池管3A5リベンジ実験を行いました。
_ 3A5追記。3A5といえば50MHzの単球AMトランシーバが有名ですが、こちらの回路図をインターネットで探してみますと、ほとんどの回路でプレートには60〜90Vぐらいかけてますね。 やっぱこのぐらいかけないとだめなのかなぁ。 ダイソーで006P大人買いで、72V(8本)ぐらい前提でやってみようかなぁ。でもそうすると、トランジスタ用の50V耐圧部品が使えなくなるところが出てくるから面倒だなぁ。 2006-09-21 源流の魅力。_ 歴史を遡ることの楽しさ。突如ややこしい問題が発生して仕事パニック・・・と言っても、ちゃんと冷静に問題分析して解決試行しているので、パニックって感じではないのですが、久しぶりに睡眠時間が4時間割ってしまったこともあり、ちょいと息抜きに雑文でも書きたい気持ちになりました。 実はここ数日で、通販とオークションで結構な散財をしてしまいました。散財って言ってもまぁ、私の場合たかが知れている額なのですが(数万円程度)、なにに使っちゃったかというと、大昔の真空管やそれを駆動するために必要な部材等です。 ここを定期的にお読みいただいているみなさんは、最近私が、プライベートな時間はすっかりラジオ回路の実験に傾倒してしまっていることはよくご存知だと思います。で、こないだから電池管と呼ばれる真空管を使った回路をいろいろ実験しているわけです。なんでいまさら真空管? って理由は、トランジスタが普及する以前の時代に使われていた能動素子ですからね、ラジオの特に検波回路に使った場合、どんな動作をしてどんな音を出すのか興味あるじゃないですか。自分の耳で聴きたいじゃないですか、真空管の検波音を。というわけで、かれこれ半世紀も前に作られた3A5(箱には "NOVEMBER 1953" とある)を使ってみたりして、実験して楽しんでいるわけです。 昔の学生時代、銀塩カメラに傾倒していたころもそうでした。 はじめは、家にあったキヤノンのAE-1で写真していたのですが、自宅に引伸器設置して自分で高品位な四ツ切をローコストに焼けるようになると、レンズの描写に自分の写真表現を重ねたくなってきますし、カメラという機械自体への興味もわいてきます。 で、『昔のカメラってどんな写りしたんだろう』と思った瞬間、終着駅のない、時代を遡る壮大な旅に出ることになるのです。 機械いじりは好きでしたから、あの当時よくカメラ屋さんの店先のワゴンに「ごそっ」と積まれたジャンクカメラ。その中からちょっと古そうで綺麗そうな、キヤノンのデートマチックというカメラを五百円でゲットしたのがコトのはじまりだったかな。慎重に分解して、故障箇所とおぼしき部分を修復して元に戻します。電池を入れたら動きました。あまり期待もせずにネガカラーフィルムを入れてそのへんを撮影し、近所の店に現像にだして数日後。『なんじゃこりゃぁ!』仕上がりを見て私は驚愕しました。素晴らしい写りなんです。昔の古いプラスチック製のコンパクトカメラです。たいして期待していなかったってこともあるのでしょうが、その写りはL判で見る限り、AE-1/FD50mmF1.4で写したものと全く遜色ないどころか、そのソフトな描写が大変気に入りました。 昔のレンズは侮れないどころか全くすごいということがわかってしまった以上、もう興味は昔のカメラとレンズへ一直線です。 カメラの雑誌の広告欄を見ては相場を調べたり、クラッシックカメラの特集本を買っては『ライカはなんでこんな高いんだ?』『ツァイスは冷たい写りでイヤ』なんて、買ってもいないし使ったこともないのに妄想をめぐらせます。 社会人になってからは少しばかりのお金を使えるようになったので、毎週末になると高輪新橋銀座、あるいは横浜桜木町関内と、古いカメラを置いているお店めぐり。小遣いだけでなく昼食代までも全額カメラ関係に投入です。飯を食わずともレンズを買う。さすがにダゲレオタイプにまで遡ることはしませんでしたが、レンズで言えば1937年、コンパクトカメラで言えば1940年台ぐらいにまでは遡ってあーだこーだと写真に浸っておりました。 そんなわけでラジオに使う能動素子、真空管についてもやはり歴史を辿らねばなりません。が、真空管って、特に古いものはみなガラスで出来ているし、壊れやすいですから良いコンディションで残っている昔のものは本当に高価です。中古カメラの中でも特に古いカメラのことを愛情を込めて「クラッシックカメラ」なんて呼びますが、真空管の場合は「ヴィンテージ管」というらしいです。で、ここ数日、これら「ヴィンテージ管」とやらの中でラジオ検波に使えて比較的安そうなものを探しては注文していたってわけです。幸いにしてピュアオーディオとはちょっとハズれた路線にあるラジオ用検波管ですから、それほど狂ったような値段にはなっておらず、そのもの自体の価値(時代考察しつつちゃんと電気的にも動作する)を考えたら、充分納得できる値段で入手が可能です。 今日現在で、なんとか1920年代まで遡れてます。 真空管自体古いものですが、そのなかにあってもさらに源流を辿る過程においての昔の真空管なんて使うの今回初めてですから、駆動回路にもたいそう神経を使います。なんせ、ほとんど一世紀も昔に製造されたものに火をつけようというわけですから、どうやって目を覚まさせてあげればいいのか、現在あれこれ検討中ってところです。ヒーター点火用の直流電源も用意しないといけませんしね。 また、動いたらここで紹介したいと思います。 2006-09-22 私ももうすぐ独立10周年・・・_ 世の中捨てたもんじゃないけど、思っている以上に厳しいと思え。
独立して食っていくには・・・
独立して儲けるには・・・
言うなれば日本という先進国でありながらかなり封建的風土の残ったこのご時世において、自分というただの一個人の存在がどういうものなのか、身一つでどこまで生きながらえることが可能なのかという点を検証してみたいとともに、たとえ貧乏であっても、自分のやりたいこと、自分の出来ることに全力没頭し、自分自身の持つポテンシャルを最大限に発揮表現してなにかに貢献したいというところかな。
_ 人脈は宝だ。どんなに頑張っていようとも、徹夜で仕事をこなしていようとも、決して自分一人の力だけで明日の米を買っているわけではないってことは、常に肝に銘じ、お世話になっているみなさんへの感謝の気持ちを忘れてはならない。 当たり前のことだけどね。でも、初心忘るるべからず。これは大変に重要な点だ。 お客さま、クライアントあっての自分。どんなにすごい技術やノウハウを持っていたとしても、それで食っていくためには、それらを誰かに認めてもらって、対価をもらって明日の米を買わねばならない。 人脈は金で買えるものではない。仕事でもプライベートでも、なにかを通してお互いなんらかの信頼関係を構築しつつ、時間をかけて作っていくものである。 人脈は大切に。そして、信頼は決して裏切ることの無きように。 _ 『法人化』を嫌うわけ。税制上法人化すると、利益をいろいろな形で法人という枠に留保できるので税制上は比較的有利であることは事実である。私も過去に何度か法人化を検討してみたことはあったし、今でも取引先からは法人化を要望されることも多々ある。 が、なぜ、法人化を嫌うか? それはやはり、独立したときの心として「個人が個人としてどこまで世間と対等していけるのか、身をもって検証してみたい。」というものが非常に強くあるからだ。 売上が上がってきて、キャッシュがある程度コンスタントに回転するようになると普通は法人化する。が、私は、なんとしても、個人でやっていきたいという気持ちが根底にあるのだろう。個人でどこまで行けるのか、どこまで生きて行けるのかって点はぜひ検証したいし、あとに続く独立志向のエンジニア達の参考例にもなれれば幸いだし。 ただね、日本の会社の場合、やはり個人は軽視されがちな面がある。 個人だと取引口座作ってくれないってのからはじまり、契約上の云々、ISOがらみのことなどなど。組織を構成するのは個人であるにも関わらず、法人という枠がないと信用されない。ちゃんとしっかりやっている個人であれば、むしろ法人よりも信用度高くてもよいと思うのであるが、なかなかそうは行かない。 とあるクライアントであるが、どうしても個人事業所とは契約ならびに口座開設できないので、関係会社を経由して契約したいという申し出を受けたことがある。私は、『私個人と直接取引できないのであれば、残念ですが御社とのアライアンスは白紙ってことでまたの機会に・・・』と、お断り申し上げる旨内々に打診すると、急遽先方社内法務部と協議の上、個人事業所かにこむとの契約が可能になった例もある。これは一例だが、今まで法人前提でしか契約できなかった会社において、対個人との契約実例が出来たってことは、今後のその社の方針にも少なからず影響を与えるだろうし、個人(契約)に対しての考え方もより前向きに変わるだろう。これはもちろん私の努力だけでなく、それ以上に先方の、私とやりとりしていただき、かつ、社内での調整に奔走された担当者さまの血と汗と涙と努力の賜物であることは言うまでもない。感謝感謝である。 が、少しずつだけど、このようなところからも私は、日本国内においてちゃんと活動している個人(事業所)の地位向上に努めていきたいと思っている。 2006-09-23 半分仕事、半分休み。_ ぼちぼち仕事&休みな一日。現場の状況がいまいち見えないと、激しく不安。月曜日、ひとっ走り行って来たほうがいいかなぁ・・・なんて悩む今日このごろ。 _ 大人のJAZZTIME。今週はラジオの検波回路の研究に時間を取れず、全く進展無し。というわけでいつものゲルマラジオで聴く「大人のJAZZTIME」。 ショートピンの201Aにうまく合うソケットが無いんだよなぁ。ミノムシクリップで繋げちゃうかな。 2006-09-24 大量印刷。_ デジカメ写真大量印刷。エプソンG5000を2004年の11月に導入して以来、デジカメ画像は全部これで焼いている。今日も、先月下旬から今日までに(主に家内が)撮影したデジカメ画像を300枚ばかし、L判で焼く。 さすがに300枚になるとプリントスプールが巨大化して、HDDが足りないと怒られた。エプソンG5000用のスプーラーは、なにを狂ったか印刷中に例外を起こしてそのまま爆死。こんな程度で爆死とは、ストレステスト足りないんじゃないか? しかしG5000の印刷品質には満足している。 G5000を買ったときに、『これは一体どんだけすごいものなのか?(投資に見合うものなのか?)』という家庭内監査をクリアするため、これでデジカメ写真をプリントしてしまったものだから、もうミニラボ銀塩プリントの品質では家内は納得してくれなくなってしまった。というか、そもそも投資に見合うもなにも、A3でCZP打ち出したり、カラーチャート自分で作ったりしないといけない仕事上の必要に迫られて買ったものなのだから、『元を取れるか?』という発想で導入しているものではないのだが、そんなことをわざわざ言うのはナンセンスなのでそこはあえて触れずに。 ミニラボ銀塩プリントもちゃんと調整してメンテしていれば綺麗に出るはずなんだけど、なかなかそこまでちゃんとしているところは少ないようで、結構品質にムラがあるのも事実。 例えば、三ヶ月前に焼いた写真の焼き増しをした場合、街のミニラボだと、まず色調がぴったし合うことは無い。リファレンスがあってしまうがためにこれが気になる。 G5000はと言うと、見た目では判別できないぐらいにまでは合う。 このへんって、大きなポイントだよね。 2006-09-26 木工作な日。_ 昔の真空管ソケット地獄。
_ さんざん探して無かったソケット発見!上で自作した短足UX管用ソケットですが、遂に発見しました。なんと、ギターアンプ屋さんの通販サイトで発見。これは盲点でした。 今まで、真空管オーディオや真空管ラジオ屋さんのサイトばかり探していたのですが、ひょんなことから発見した昔のギターアンプやその部品を扱うサイト。ここにね、この、1920年代の位置決めピン付き真空管用のソケットがあったんですよ。 使い古しの所謂「Good condition」で\3K/個。高いか安いか難しいところですが、取りあえずオリジナルなものがどんなものなのか知りたいってことと、上のソケットまた作ろうと思ったら、ちょっと小さめな一大決心が必要なこともあって、ふたつばかし注文してみました。 ギターアンプの世界ってのも、濃いですね。 2006-09-28 ソケット到着。_ 昔の真空管ソケット地獄−その2。
注文していた1920年代の真空管ソケットが昨日やってきました。
_ まつ [なるほど。 支柱(だけ)方式だと装着時の操作性に難があるかもしれませんね。 スプリングと同様、土台に支柱の径の穴を..] _ 青木 [まつさん:そうなんですよね〜。今回は実用性評価で一個だけハンドメイドだからまだやる気にになったのですが、あのドーナツ..] _ まつ [糸鋸(糸鋸台)があっても円形穴をきれいにあけるのは案外むずかしいし 時間もかかりませんか? (あ、私が不器用なだけか..] _ まつ [私は基本的にメカ系(?)なので、ついつい気になって... 以下のおせっかいは どうか ご容赦願います。 ソケット、..] _ 青木 [実は今回、あの内穴は自在錐で開けたのですが板厚があると綺麗に穴開けるのなかなか難しいです。欲張らないで1cm厚ぐらい..] 2006-09-29 ・・・・_ 昼は暑いけど朝夕涼しい。こんな季節の変わり目はほんとうにあぶない。 みなさんも、くれぐれもご自愛くださいね。 私はというと、なんだか喉が痛くて風邪?? って思うのですが、耳もヘンだしなんだかんだでまさか花粉? こんな時期に花粉飛ぶのか? そもそも花粉症って認識が無いのですが・・・はて? 2006-09-30 ひとつの歴史が幕を閉じる。_ さよならYS11。初飛行から44年なんですね。これほどの超寿命機って、極めて稀じゃないでしょうか。 私は航空ファンじゃないですが、YS11がとっても好きでした。 はじめて乗ったのは、新人社会人駆け出しの大阪営業所勤務時代。兵庫県、大阪府、和歌山をはじめ、徳島香川愛媛が担当区域だった私は、当時、まだ有視界飛行しかできなかった高松空港向けて、伊丹空港からYS11に乗って出張してました。時間的余裕があるときは、須磨からカーフェリーで淡路島に渡って、徳島経由で日本一大きな喫茶店の前を通って高松入り。でも、時間のないときや、スポット商談時は、YS11で行ってました。 これがね、はじめて乗ったときはちょっと焦りました。プロペラ機に乗ったの初めてでしたし、あのタラップ上がっていくのも初めて。離陸時にひときわうなりをあげるプロペラエンジンも、『これから離陸なんだな』という覚悟を改めて認識させるものでした。 でも、飛行性能はかなり高かったんでしょう。台風接近で伊丹空港の発着もかなり欠航が目立つようなときでも、普通に飛んでいることが多くなかなか頼りになる航路でした。 しかし最後に乗ったのは、かれこれ15年ぐらい前かなぁ・・・ もう一度、乗っておきたかったな。 私にとって、新人社会人駆け出しのころによく乗ったってこともあって、思い出深い飛行機です。 _ 技術立国ニッポンを支えるもの。国産機がYS11唯一だってのは、技術立国ニッポンのいち国民として、はなはだ意外です。 航空力学や宇宙工学というのは、電子工学や量子力学と並んで国益がかかった最先端技術分野です。YS11を設計生産改良した技術者達。かっこいいですよね。心の底から尊敬します。 これに負けずに、また新しいニッポンの技術を世に問う若い連中が出てきてくれることを願ってやまないですし、私自身、そんなところに少しでも貢献できたらいいなって、思います。 _ 丹波哲郎さん。私の好きな俳優でした。死後の世界に行く前も、後も。 報道がどこまで忠実に真実を伝えているかわかりませんが、知れる範囲で言えば、その死に際もほんとうに丹波哲郎さんらしかったようで。ほんとうにお疲れ様です。ご冥福をお祈りいたします。 私は特定の宗教にコミットするものでは無い立場ですので、たま〜に家族との会話の中で、『お墓』の話が出たときなぞ、半分冗談(ということは半分本気なのですが)で『俺は墓なんて面倒なものはいらん。宇宙に骨を撒いて、たまに夜空を見上げてくれ。しかしそれとて金がかかるということなら、生まれ育った地の近く、多摩川に散骨してくれ。しかしそれとて日本の法律で難しいなら、どっか公海上に撒いてくれ』と言っていますし、葬儀は『しめやかはやめて、どっかの居酒屋貸切でみな普段着で来てもらって、死ぬほど酒飲み明かしてバカ騒ぎしてくれ』と言っていますが、今の日本ではそんなの難しいでしょうね。 私はそう思っていても、仮にそれをそのまま実行したら、残された家族がへんな目で見られかねないですし・・・あ〜いやだ。こういうところ、私が嫌いな日本の一面です。変わったことすると、すぐへんなふうに見られちゃう。 個性が尊重されるなんて言ってますが、没個性が無難な時代は、いまだにあちこちで継続中です。 そんな封建社会に風穴をあけるべく暴れる仲間が、今の日本には必要なのだと思います。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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