2009-05-01 でかすぎる貝!_ そういえばU40。お仕事メモカメラ入れ替え計画は、中途半端に解剖したCaplio R1が中途半端に回復したこともあって、もうしばらくだましだましR1で行こうかな〜なんて雰囲気で一旦収束しそうなのですが、『あっ! そういえば俺サイバーショットU40なんての持ってたな』と、急に思い出しました。
2Mピクセルの超コンパクトな まぁそんなことはおいといて、早速付属の単四ニッカドをフル充電して電源入れてみました。日付を合わせてっと・・・あれ? 真っ暗だ。 『ぉおお、これは、あの、例の、あれではないかぁ・・・』 そう、ソニーセンサーで起きたCCD結線外れ不良です。これは確かリコール対象だったハズ・・・Webで確認するのも面倒なので、ソニーサポセンフリーダイヤル(ここには何度も電話しているので番号暗記している ^^))へ電話。 かくかくしかじか・・・と話すこと数分。無料で引取修理となりました。 復活してくれたらまたしばらく、使おうっと。 _ 巨大ハマグリ・・・では無くホンビノス貝。ことの起こりは蛤が食べたくなってですね、近所のスーパーを探してみたのですが蛤というのは名ばかりの大きさとしか思えない中国産の蛤しか売ってなくって、『そうだ通販を探してみよう』と思ったことなのです。 確かにね、国産の蛤は結構高価ですし、しかもそれほど売れるとも思えない生モノなのでスーパーマーケットでは仕入れにくいだろうという事情も理解はできます。 で、インターネットであちこち調べてみたらば、ホンビノス貝 なるものを発見。アメリカから船舶のバラスト水と一緒にやってきて、東京湾にいついた巨大二枚貝で、なかなか美味とあるではありませんか。 値段もリーズナブルで、1kg(5〜7個ぐらい?)で2000円弱。国産蛤だと通販でも1kgで安くても5000円以上することを考えると一度は試してみてもよさそうです。 というわけで ぽち したのが4月25日。その日のうちに中国産蛤で二枚貝を美味く焼くためのプレ実験も行いつつ待つこと一週間。今日、クール宅急便でやってきましたホンビノス貝。 早速どんなものか開梱してみますと、想像以上にデカいっ! マジででかいです。このデカさは写真ではなかなかお伝えしにくい。写真で見る以上に実物はデカくずっしり重いです。 蛤というよりも、突然変異で巨大化した蜆(シジミ)って感じで、ぷっくりしていて身が詰まっているような印象。 さて、味はどうか・・・今宵のお楽しみです。
単一電池やお猪口との大きさ比較。
2009-05-02 でかすぎる貝・続報。_ その1:オーブンで焼く。昨晩、ホンビノス貝をとりあえずオーブンレンジで焼いてみました。 私はオーブントースターでいろんなものを焼きます。干物、あさり、蛤、小さい筍その他もろもろ。今回のホンビノス貝も、まずはオーブントースターで焼こうかと思ったのですが、あまりのデカさに殻が開くとオーブントースターの上部発熱体に接触してトースターを破壊しそう。 よって已む無く、オーブンレンジで焼いてみることにしました。 240度に設定してとりあえず15分間ぐらい。 したらばこれが予想以上に手強い。全然殻が開きません。時間延長を何度も繰り返し、なんと、30分間ぐらい加熱してやっと、やっと開いてきました。 う〜む・・・このホンビノス貝、殻があまりにも肉厚で丈夫すぎるためか、相当な熱量で一気に加熱しないとだめみたいです。 『こんなにタラタラ加熱したんじゃ、身が硬くなっちゃったかな?』という予想は見事的中。味はなかなかイけてそうな感じであるも、身が硬くなってしまい食感は最悪。これは完全に調理失敗と言って良いでしょう。 次回は酒蒸しにしようと、固く心に誓います。 _ その2:酒蒸しにする。さて今晩。 使い古しの歯ブラシと塩水で綺麗に洗ったホンビノス貝を鍋に入れ、私がいつも飲んでいる純米酒を90mlも投入し、一気に強火でフル加熱開始です。 純米酒のアルコール分が鍋の蓋から漏れ出し火が付いて『ぼわっ!』とか青白い炎が立ち上がりますが、怯まず加熱継続です。 5分間ぐらいフル加熱し続けると、貝が少し開いてきました。と、同時に貝の中にあったエキスが流出したのでしょうか。鍋の中が一気に泡ぶくなってきて『どわっ!』と鍋の蓋を押し開けて一気に吹きこぼれてきます。レンジ台はもとよりその内部までもう滅茶苦茶。しかし怯まず火加減を微調整しつつ加熱を継続。全部の貝が開いた瞬間に火を停止し、数十秒、蒸らします。 うむ。今日は昨日よりも見た目は随分いい感じな出来です。貝の肉の艶が全然違います。 家族3人分を皿に取り分け、早速食べてみます。 身を丸ごと口の中にほおばり、噛んでみると『じゅわっ』と、エキスが出てきます。うむ? 美味いぞ。実にジューシーで美味しいです。 速攻で日本酒を口にします。なかなか美味いです。食感もやわらかでなかなか良い感じ。少なくとも昨夜のものとは別物です。 あれですね、この、ホンビノス貝。貝全般に言えることですが特にこのホンビノス貝については、加熱し過ぎは命取りです。強火で一気に加熱して、殻が開いたら即食うというスタイルが最高に美味そうな感じ。とはいえこんなにも巨大なので、『本当に火が通ったのけ?』という不安もつきまといますが、まぁ、蓋が完全に開けばとりあえずOKってことでよさそうです(保証はできません。あくまでもown riskで!)。私は少し心配だったので、殻が開いた後、30秒間ぐらい蒸らしましたが。 そういう意味では、火をじっくり通すオーブン焼きには全く不向きな貝だと思います。どうしてもなにかの料理の具材としてオーブンで焼きたいのなら、あらかじめ蒸しておいて下ごしらえしておき、オーブンでの加熱は最小限度にとどめるべきでしょう。 実際食べた感触からするとこのホンビノス貝、今回やったような酒蒸し、あるいは、今回はやってみることができませんでしたが網焼き等の直火加熱調理が向いているように思います。すなわち、『強火で一気に加熱して、殻が開いたら即食う』です。 なかなか面白い貝でした。
2009-05-07 連休明け・・・_ 備忘録:内浦湾一泊の旅。高速道路どこまで走っても上限千円の影響で大渋滞が予想された今年のゴールデンウィーク。我が家は、5月5日〜6日の1泊で、静岡県沼津市、内浦湾に宿を取り軽く旅行してきました。 海の幸目当てに毎回同じ宿を取っているのですが今年でかれこれ3回目。もうすっかり顔なじみです。東名沼津ICから40分間ぐらいですかね〜。距離にして約20km程度のところです。近くに淡島を望み、伊豆・三津シーパラダイスなどがあります。 渋滞を嫌って朝の5時半に家を出ましたので、7時にはもう沼津市内着。あんまりぱっとしない天候でしたが5日はそれでもなんとか傘無しでしのげる感じ。伊豆・三津シーパラダイスでのんびり過ごしました。 午後3時前に宿にチェックイン。すぐに風呂に入ってビールをあおりつつ、晩飯には鮑や伊勢海老の活き造りなどを前に酒をぐびぐびと。 至福のひとときを過ごしました。 6日は朝から雨。この地域への旅は、その目的の半分が宿での酒盛なので、予定していた淡島めぐりはあっさりパスして、干物なぞを少し買いつつ帰途に。午後2時には自宅着です。 行きも帰りも全く渋滞に遭うことなく、快適なドライブでした。
_ モスの期間限定、テリー焼きバーガー激辛版を食す。激辛モノに目が無い私。今日のお昼ご飯は、モスバーガーでやっている期間限定でかつ、一日の販売数量も限定の「テリーヤキバーガー」激辛版を、食してみました。 モスのWeb曰く:『「スッキリ!!」辛テリーヤキバーガーに「スッキリ!!ソース」をより多く加え、汗をかくほどの辛さに仕上げました。』とのことですが、さて、いかほどのものか。 ・・・・・ なんだこれ。少し辛いぐらいな感じであんまり辛くないなぁ。汗なんか全然出てこないです。 私にとってはこれ、激辛というよりは、少しピリ辛って感じですね〜。 ま、普通のファーストフードの激辛は、こんなもんでしょう。
2009-05-13 じめじめ度up・・・_ 派遣契約打ち切り問題。今朝の朝日新聞朝刊にも出ておりましたが、2009年5月13日、09:38(JST)現在のasahi.comより引用させていただきますと・・・ 「簡単に職失っていいのか」 提訴した日産系元派遣社員 簡単に要約しますと: ・派遣会社経由で、派遣社員として長年日産自動車に派遣労働していた。 ・雇用契約期間が満了を迎え、契約が終了された。 ということです。他にも状況記述がありますが省略します。 今回記事になっているかただけでなく、多くのみなさんが同様な状況におかれていることでしょう。今の時期に職を失うということは大変なことだと思います。早く次の仕事が見つかりますよう。 ---------- この手の問題、昨今世間に漂う不況の影響で多く取り沙汰されております。私もいろいろと思うところが多々あるのですが今まであえて、ここで触れることは避けてきました。 が、どうしてもわからない(理解できない)ところがあるので、今日は勇気を持って取り上げてみたいと思います。 正直言ってですね、なにが問題なのか、わかりません。 契約期間が満了したので契約が終了した。そういうことですよね? 契約期間中に、業績悪化を理由に一方的に契約を打ち切られたというのなら問題だと思うのですが、契約期間が満了したので契約が終了したのなら、それって普通に当たり前なことじゃないのでしょうか。 いや気持ちはもちろん私もわかります。しかし、明文化され、お互い同意してサインしているハズの「契約書」に則り契約が履行されている以上、どこにもなんの問題も無いと思う私は、感覚がどっかおかしいんですかね? 「契約書」記載事項の運用は、雇用先が儲かっていようが損していようが、関係ないことですよね。 厳しいこと言うようですが、仕事に対する意気込み、気持ちが正社員と変わらないほどプロ意識持っていて、かつ、今の職場なり会社なりでずっと働きたい、かつ、立場を維持したいというなら、その会社に中途入社して従業員(正社員)になるべきでしょう。もちろん、入社試験に受からねばなりませんし、仮にその会社の従業員になったとしても、配属は会社が考える適材適所へのセクションになりますから、希望する職に就けるとは限りませんが・・・(むしろ就けないことのほうが一般的)。仕事に対する気持ちは大切ですし、長年その会社に有益なリソース(労働)を提供しつづけたことは立派なことだと思いますが、それは契約とは全く関係のないことです。 超零細個人事業所の代表である私にとってもこのような問題は他人事ではないですし、実際我が身のごとく感じることのできる問題ですが、この頃なんだか、世間の感覚と自分のそれが随分乖離しているような気がしてならない事象が多いなぁ・・・なんて、思いながら、パンをかじっていた今朝でした。 _ 気楽に・・・しかし、真剣に・・・人それぞれ、いろんな事情があるものです。 楽しいこと、辛いこと、悩みごと、嬉しいこと悲しいこと苦しいこと・・・ でも、それって、生きているからこそのことですよね? それらすべてをひっくるめて、受け入れて生きて行きたいと思う私です。 まぁ、タダのアホ、先天的能天気なのかもしれませんが。 ヘンな言い方かもしれませんが、人間を含めた全ての生命は、この世に生まれた瞬間に死ぬことが約束されているわけです。 せっかく生まれ出でた現世ですからね、全てのことを楽しんで生きて行きたいものです。 限られた人生ですしね。だからこそ、真剣になれるというものです。 _ 青木@管理人 [だよねぇ。 俺が心配しているのは、こういう理屈での訴訟が相次ぐと、経営者側は安全サイドに振って派遣契約をはじめから敬..] _ 通りすがり [理解できない、というのは同感なのですが 訴える、というのは いくら理不尽だろうが許されている、とも感じています。 も..] _ まつ [> それって、生きているからこそのことですよね? 同感です。 ただし、私が現在(心身ともに)健康だから同感できる、..] _ 青木@管理人 [通りすがりさん:その点は私も同感です。どんな理屈であれ、訴える権利は国民が持つ権利ですからね。 私も以前は、派遣に近..] _ 青木@管理人 [まつさん:確かにそうですよね。私自身の経験ですが、24歳のときに明日が無いかもしれない病気に罹ったことがありました。..] 2009-05-14 爽やかな朝。_ 湿度31%。今朝の我が部屋、開けた窓から爽やかな空気が気持ちよいです。9時現在、気温22度、湿度31%。 ここ数日、24時間連続稼動で重い計算させているWorkstationがあるせいで少し室温高めですが、実に気持ちよい朝です。 _ 日経反落・・・少し大きく下げましたので、久しぶりに買い参戦してみました。 富士写、タムロン、IHI の3銘柄分散買い。 去年食らったダメージからまだ完全に回復できず、未だ運用資金は元本割れ状態ですが、あと少しでなんとか元本まで這い上がれそうです。 一時は評価額で元本の半分ぐらいにまで落ちましたからね〜。ようやくここまで持ち返してきました。 これだから株は面白いですね。 _ 備忘録:MultiThreadは難しい・・・画像処理の高速化のために、いろんなところでコードのマルチスレッド化を行っているのですが、生成スレッドが全部終わったどうかを監視するために、以下のようなコードを書いてみました。Windows / Visual C++ です。 static int si_ThreadDoneCounter = 0; これがですね、うまく動かない場合がかなり頻繁にあるんですよ。いや〜、解析に随分嵌りました。 なんと! マルチコアのCPUでこのコードを動かすと、 si_ThreadDoneCounter++; を divNum 回通っても、divNum 回インクリメントされない場合があるのです。 どうしてこういう現象が発生するのかの根本原因は追究していないのですが、現象として確認できます。どうも、複数のCPUで偶然にも同時に si_ThreadDoneCounter++; が実行された場合、1 回分しかインクリメントされない・・・ということのように思える現象です。 マルチコアでマルチスレッドすると、これって普通に起きる現象なんでしょうかね? う〜む難しい・・・ 2009年5月16日 15:00追記。 多くのみなさんからツッコミ頂戴しまして感謝であります! 結局、WindowsのAPIで用意されているMutexロックを使って排他制御することで、期待する動作を得られるようになりました。 具体的なコードはこんな感じ。 static int si_ThreadDoneCounter = 0; _ 昨日の話について・・・雇用契約の更新打ち切りについて昨日少し触れましたが、何通かメールでコメントをいただきました。ありがとうございます。 私も・・・あの話を書く時、『ひょっとして荒れるかな?』なんて少し怖かったのですがさすが 泡ぶく の読者のみなさん大人な方ばかりです。良き読者に恵まれて、本当によかったと思っております。 で、本題。 そうなんですよ。雇用を拡大するということと、雇用契約の更新打ち切りの話は全く別の問題であり、分けて考える必要があります。 私が昨日触れたのは、あくまで『契約の履行』という部分での話です。絶対的に働く口が少ない、正規従業員(細かいことなのですが私は 正社員 という言葉を所謂会社の従業員に対して使うことに抵抗がありますので、あえて 正規従業員 と書きます)の募集数が圧倒的に少ない・・・だから、派遣業態に頼らざるを得ないという事情もあるでしょう。それはそれで非常に大きな問題ですが、それと『合意した契約の運用』とは、全く別の問題です。 ここをごちゃまぜにしてしまうから、話がわかりにくくなり議論が錯綜してしまう。 雇用を拡大するためにはどうしたらよいのか、どうしてこんな風になってしまっているのか、なんでこうなったのか・・・ それはいろいろな要因要素がありますし、あまりにも壮大な問題でありますが、しかし、可能な限り、そのへんのことについても日頃から真剣に考えておく必要があると、思います。 個人で出来ることは極めて限られていますが、だからと言って「世間が悪い」「会社が悪い」「景気が悪い」「政治が悪い」と、外的要因のせいにばかりしていても、全く問題は解決しません。
そして・・・ 自分は現状において最善な結果を得るための努力をちゃんとしているのか? を、常に考える必要があります。 楽して暮らせるほど、世の中そんなに甘くはありません。 しかし、真剣に生きようと思えば、生きることのできる世の中だと、私は思っています。 _ 青木@管理人 [mutexかぁ。昔unixで使ったことあるなぁそういえば。調べてみよう。Thanks-] _ simi [スレッドのコンテキストスイッチングはCPUがstatic変数をメモリから取ってきて書き込むまでの間にも起こるので、ロ..] _ 青木@管理人 [シングルCPUでも理論的には起こるのだと思うけど、現実的には起き得ないみたいよ。 スタックから変数を取り出してインク..] _ よっぱらい [内のプログラマーにみせたらこんな回答でした。 排他制御処理が誤っています。 while (1) { こ..] _ 青木@管理人 [よっぱらいさん:わざわざありがとうございます。感謝! 結局現状は、OSのAPIでMutex Lockをかけることで無..] 2009-05-15 頭がボ〜・・・_ 売り。本当は今朝の寄りで売却予定だったのですが、諸般の事情で ^^) 取引できずに後場、様子見ながら 富士写 と IHI を利確しました。約5万円。 タムロンは予想に反してというか、予想通りというか、さらに下げてしまいましたのでホールドです。 _ 備忘録:馬刺しを食う会。昨夜、LinkerBellの た さん、た さん奥方さまと計3人で馬刺しを食う会が開かれました。 前回は8月29日でしたのでほぼ9ヶ月ぶり。前回のお店は残念ながら店じまいしてしまったのですが、今回のお店もかなりクオリティー高くリーズナブルでよい感じです。 相変わらず楽しい宴で美味しい肴に当然のごとく酒もどんどん進み、久しぶりに帰路の記憶がほぼ消滅しております。 実に楽しかったです。
2009-05-23 なんと!
_ まつ [1996/ 8 CASIO 「QV-100」 40.5mm F2.8 0.36M 1/4 CCD を、補足します。] _ まつ [単純な誤記訂正です。 誤:「トイカメラは問題外!!」と言われてしまうなら、確かにDP1が初、と言えるでしょうね、間違..] _ 青木@管理人 [ぉお詳細な情報ありがとうございます。 昔は、各社スペック横並び比較できるように自分で表を作っていたのですが、すっかり..] _ た [おー。やっちゃってますな(笑) 標準〜広角側の1mmの違いって、そりゃもう大きいですもんね。 うむ〜 メラメラと物欲..] _ 青木@管理人 [いえいえ た さん家 ほどではございません ^^) 銀塩時代に愛用していたお散歩カメラが: ミノルタCLE +..] 2009-05-24 蒸し蒸し蒸し・・・_ いや蒸し暑い。雨模様気味な今日、実に蒸し暑い。ぅう、蒸し暑い。 _ シグマDP2のこと。いや〜、あまりの完成度の低さに突っ込みどころがありすぎて、専用コーナー作る気にすらなれなかったシグマDP1。正直、本当に使ってませんでしたので去年の3月に買って以来、総撮影枚数も100枚ぐらいじゃないですかね。私が買ったときはまだFirmのversionが1.00で、ファイル名連番機能がバグっていたので何枚撮ったかわからないのですが、まぁ、そんなもんでしょう。 にも関わらずなぜDP2を買う気になったのか? これには非常に深い理由があります。 その理由についてはおいおい書いてゆきたいと思いますが、今の時代、あたりをぐるりと見回してみても、ぶっちゃけ買う気になれるコンパクトデジカメが皆無である! と思ってしまうことは事実です。 手ぶれ補正機能とか、高速連写とか、画素数とか、インチキ高ダイナミックレンジ機能とか、そんなことは私にとってはどうでもいいことなのです。連写した画像を合成して1枚の写真を作っちゃうなんてもってのほか。 そんなことより、何にも拘束されない気ままなお散歩どき、ふと、心がふれた瞬間をきちっと切り取ってくれるカメラが欲しいわけです。 まぁそんな素人のヨタ話はおいといて、少し、いじってみましたところのファーストインプレを箇条書きで記してみたいと思います。 ・相変わらずちゃちぃ(DP1継承なので当然)。 ・起動音(メカ初期化音)が相変わらず下品。 ・AFは少しはマトモになったように思う。 ・メニュー廻りのGUI(操作性)がDP1とはまるで別世界。 ・さらに言えば、DP2のGUIはかなり特殊だ。 ・このカメラのデザインは(DP1含めて)案外好きだな。 ・大きさ的には普段持ち歩くコンパクトデジカメとしてはいい感じ。 でかいのはイヤですが、あまりに小さかったり薄かったりするのもイヤ。 ・外付けビューファインダーはDP1と同じく相変わらずよく見える。 製品スペック云々はそのへんのwebを見ていただければよいかと思いますが、とにかく、メニューのGUI仕様があまりにも特殊です。こんなのはじめて見ました。リストメニューとオープンメニューという名称が定義されておりますが、メニュー操作のヒエラルキー内どこに居てもメニューを閉じることが出来るのですが、次にメニューを開くと、直前に閉じた状態でメニューが開くのです。言葉で書くと『なんのこっちゃ?』って感じですがこれを考えた人はすごいです。このメニュー、慣れれば(すぐに慣れます)画期的に便利です。 DP1と操作性が全然違う件については、DP1はまるで使い込んでいませんでしたからむしろなんら問題ありません。別のカメラだと思って使えば全くノー問題です。 やっぱり135フィルムで40mm相当(正確には41mmですが)の画角って、いいですね。 _ DP2の画像。いきなりアレですが、DP1との比較という点も含めてつまらない画像を撮ってみました。DP1は最新のFirmware(Version 2.00)に更新しました。
■暗黒画像
■室内画像
やっぱりすごいですねフォビオン。言葉でうまく表現できませんが、解像度が・・・とか、彩度が・・・とか、ノイズが・・・とか、そんな DP2のボケ具合は実にいい感じですね。う〜む、素敵かもしれない。絵作りは、DP1のほうが彩度鮮やか。さらにDP2は寒色系ですかね。室内他いろいろなシーンを撮ってみたのですが、総じて: ・DP1比でDP2のほうが寒色系。 ・DP1比でDP2のほうが画像の輝度が低め。 ・DP1比でDP2のほうが彩度低め。 まだ室内をちょろちょろ撮っただけですからこれだけでなにか結論めいたものを導き出すことはできませんが、絵作り的には、DP1→DP2で相当安全サイドに振られてしまったような印象を感じます。 彩度が落ちているあたりは、あのイモリのお腹暗黒まだら模様となにか関係あるのかなぁ・・・ 余談ですがDP1、周波数処理に少しお茶目なところがあるようです。ご興味あるかたは、上記画像をローカルに保存された上で、インチキCZPチャート付近を拡大表示して比較してみてください。 今度はraw現像で比較してみたいところです。 2009-05-25_ シグマDP2で屋外試写。カメラ内JPEGと、RawをPCで現像するのとでどの程度画質が変化するのかを見てみたいってこともあり、本日出かけたついでにDP2を持っていって試写してみました。 Raw現像は、SIGMA Photo Pro 3 を使い、今のところまだ様子がよくわからないのでとりあえずAutoで現像してます。 左側がカメラ内JPEG、右側がRaw現像→JPEG です。Raw現像JPEGは、ファイル名が *_raw.jpg となってます。 すさまじい解像感です。う〜む悩ましい。私は撮影画像ファイルはJPEG派なのですが(rawだと後処理がめんどくさいし記録メディアの容量を圧迫するし・・・)、DP2に関して言えばRawで撮ったほうが断然いい感じですねぇ。 でも、昨日の暗黒画像ほどの顕著な差は無かったので、まぁ少し安心ってところでしょうか。今度は夜景を撮ってみよ。 近接撮影時の表現についての試写画像は、かなりヤばいです。
これはもはや、デジタルであることを感じさせない描写です。 2009-05-28 雨とは・・・_ DP2の衝撃。仕事が忙しかったり、天候が悪かったり(今日、京急大師線沿線お散歩写真行する予定だったのですが、あいにくの雨・・・)でなかなか枚数稼げないのですが、DP2が記録するその画像は、あまりにも特殊だという印象を持っています。 実際自分で所有してみて、自分の手で撮ってみると、各方面のwebに上がっているサンプル画像を見ているときには全く気が付かなかったDP2の特殊さに驚いています。 圧倒的な解像感、ヌケの良すぎる画作り、あまりにも自然すぎる立体描写。画像を構成する画素ひとつひとつが、一分の隙をも感じさせない情報を保持しているって感じでしょうか。違和感すら覚えるほどです。 私の場合、今まで自分が知らなかった世界と対面したとき、驚きと同時に混乱を生じることがあります。驚いているのか、混乱しているのか自分でもわからなくなるような状態です。DP2の画像を見ているとまさにそんな印象を覚えます。 超写実主義の精密絵画を見ているような感じ。 DP1のときにこのような混乱を覚えなかったのは、135mmフィルム換算で28mm相当という画角の世界が、私の意識の中でそれほど情報蓄積されていなかったからでしょう。DP1のときには、普通に『やっぱ色補間処理の無いフォビオンは世界が違うな』って思った程度で、今風に言えば、『普通に驚いた』ってレベルだったのです。 しかし今回は違います。 私は銀塩時代から、40mm相当レンズ歴はかなり長いつもりです。ですから、自分の中で『40mmの世界』というのが出来ていて、そこにやってきたDP2というのは、ベイヤー配列とフォビオンセンサーの相違からくる云々かんぬん・・・なんてものを超えたところでの驚きを発生させてくれました。 DP2というカメラを自分なりに理解するためにはいったいどうすればいいのだろうか・・・ この混乱状態を、自分なりに折り合いつけるためにはどうすればいいのだろうか・・・ そんなことばかりを考えているのですが、一方で、そんなことどうでもいいから、気ままに撮って枚数稼いで行こうや・・・というアバウトな自分も居たりします(その一環として今日、お散歩写真行を久しぶりに企画していたのですが・・・)。 いやいやすごいカメラです、DP2。 そういえばここ数年来、お散歩写真撮りに行きたいな・・・って思ったこと、無かったですからね。 _ フィルムスキャナ物色。なにをトチ狂ったか、今更フィルムスキャナを物色しています。 これも全部、DP2のせいです(笑)。 DP2を理解するためには、原点に戻る必要がある。いや、戻らねばならないだろう・・・というひとつの解に行き着いたのが昨晩のこと。 そう。銀塩のお散歩写真を解析してみる必要があると思ったのです。 デジカメと銀塩写真を比較したいなんて思ったことは過去にありません。デジカメの画像のリファレンスとして銀塩で撮るということは何度かしたことありますが、デジカメの画像を理解するために、銀塩でも撮ろうと思ったのは今回が初めてじゃないかな。 しかし最近、フィルムスキャナってもうほとんど新製品で無いんですね。そりゃそうか。 どこかでお借りしたほうが、よさそうな雰囲気ですね・・・ _ シグマDP2とエプソンR-D1の比較。これにはひとつ、難しい問題があります。 エプソンR-D1は、レンズが付属しないということ。すなわち、カメラに最適化されているであろう標準レンズというものが、無いのです。 いつも私は、R-D1にはミノルタのMロッコール40mm/F2という、ライカMマウントレンズを付けて撮影していたのですが実際R-D1とこのレンズの相性は実に良好でした。
しかし今回、出来ることなら(将来行おうと思っている屋外比較試写をやりやすくするためにも)DP2の画角に合わせて撮影したかったので、手持ちのレンズを物色してみたところスナップショットスコパー25mm/F4 なんつうレンズがありました。 25mmだと、DP2と比べると少し広くなっちゃうのですがまぁいっか・・・みたいな軽いノリで、さくっと屋内試写してみました。 実はこのスナップショットスコパー、距離計連動しないんです。目測ピントなんですね。で、まぁ、レンズの収差を見ることが目的でもないので今回は、1段絞ってF5.6で撮影してみました。DP2も同様に絞って、F5.6です。 インチキCZPチャートまでの距離はぴったり180cm。それぞれのカメラの撮影条件は:
DP2 : ISO100, F5.6, 1/2.5 秒 R-D1: ISO200, F5.6, 1/9 秒(現像ソフトで露出補正 +0.7EV) です。三脚に据え付けて、ほぼ同じ位置からの撮影です。どちらもRawで撮って純正ソフトで現像しました。 どうですかね? って、まぁ、どうですかねって言われてもねぇ・・・ みたいな感じですかね。 一見してDP2の圧倒的な解像感と立体描写におののきますが、R-D1の画像、ベイヤー補間の影響なのか、レンズとセンサーの相性問題なのか、その両方なのか、これだけでは切り分けが出来ないので単純に DP2の勝ち! とは言ってしまえない複雑な事情があります。 唯一言えることは、R-D1で発生しているインチキCZPチャートのところの偽色は、DP2では発生していないということです。これはレンズのせいでは、ありません。 しかしあれですね、DP2のレンズ、かなり気合い入ってますね。カメラ価格の半分以上、ひょっとしてレンズ代? おいおいいろいろやっていきたいと思います。 2009-05-29 今日も雨だ・・・_ シグマDP2のマニュアルフォーカスはどの程度正確か?
シグマDPシリーズには、マニュアルフォーカス(MF)機能があるんです。しかも、距離入力タイプのMFです。 お散歩写真を愛する人間にとってこれは極めて重要な機能です。どんな機能かと言いますとすなわち、1m と設定すれば 1m の位置にピントが合うという機能です。 一見簡単な機能のように見えますが、この機能を持ったコンパクトデジカメって、なかなか無いんですよね〜。私が銀塩時代に愛していたお散歩カメラ「ローライ35」は、もともとこの「目測ピント機能」しかありません。これがまた慣れないうちは絞って被写界深度頼みで撮るしかないのですが、慣れてくると実に楽しくスナップできるものなのです。 しかしですね、一体DP2が備えるこの「目測ピント機能」が、どの程度正確なのか? 当然数字を出してくる以上は実用上問題ない精度を確保しているとは思われますが、なんにせよ自分で検証しなければ気が済まない私。実験してみましたので結果をここにご紹介します。
実験風景はこんな感じ。 実験は簡単です。インチキCZPチャートを傾けて撮影し、インチキCZPチャートど真ん中からの距離をメジャーで合わせて、MFを当該距離に設定して撮影するというもの。測定点を明示するために、ゆきぴゅーマグネットに友情出演していただきました。 余談ですがDP2には(DP1もですが)MF時にライブビューを拡大表示して目視で合焦を確認できるインターフェースもあります。これを用いればより確実にMFできるわけですが、しかし、目視で合焦確認できるぐらい時間的にも環境的にも余裕があるのであれば本来AFで済ませてしかるべき状況とも言えます。 今回の実験の目的は、『カメラに1mの位置にピント合わせろ! と指令した際に、実際本当に1mの位置にピントが合うのか?』 ということを検証することにあります。 DP2にはセンサー位置を示すマーカーはありませんでしたので、なんとなく雰囲気でボディー前面から1cm入ったところを、センサー位置としました。よって、例えば被写体距離100cmの時は、カメラボディー前面からゆきぴゅーマグネットまでの距離が、99cmであるということです。 撮影条件は、絞りは当然開放のF2.8、ISO100、露光はAEで出た目のまま。三脚据付でセルフタイマー10秒での撮影です。 MF距離は、50cmと100cmで撮影してみました。135フィルムで41mm相当のレンズで、F2.8で50cmつうと相当被写界深度はシビアです。これで、50cmと100cmで問題なく距離精度が出ていれば、まぁ全ての距離域で問題ないと言っていいでしょう。 以下のサムネイルに、撮影画像からピクセル等倍で切り出した画像をリンクしておきます。 実に綺麗な周波数減衰特性です。なんて全然関係ないところに感心してしまったり。 どうですかねみなさん? いや〜、ほとんど問題ない。というか、実用上まるで問題ない精度は出ていると思うのですが、本当にほんの気持ち、前ピンですかね? センサー位置が実はボディー前面から2cmぐらい内側というか、手前だったとかいうオチなんでしょうか。気持ち前ピンな感じがしますが、実用上全く問題ない精度が出ていると、私は判断します。 DP2を擁護するつもりは全くないですが、絞って生じる被写界深度の増分は合焦面から奥により伸びてゆきますので、どっちかって言えば気持ち前ピンにしておくことは理にかなっているとも言えます。 いや〜、たいしたもんです。 ちなみについでにDP1も一緒に検証してみたのですが、DP1はDP2に比べてより広角でありかつ、開放F値も4.0ってこともあってですね、全く問題なくジャスピンでした。 2009-05-30 またも雨だぁ・・・_ シグマDP2外に出せず・・・いや〜、こう天気が悪いとねぇ・・・まいります。 _ 今日のお遊び・・・ぐふふふ・・・(不気味)。 とりあえずこの不気味なものをご覧あれ。 由緒正しいライカのエルマー50mm/F3.5レンズを、急ごしらえで作った段ボールスクリューマウントユニットに装着の図。 して、その背面には、ラインセンサー。竹中さんの、7500ピクセルRGB10bitセンサーです。
仕事なんだか趣味なんだか、わからんですなこれ。
2009-05-31 なんとか曇空・・・_ シグマDP2のレンズがもっともシャープになるF値は?今日は曇天ながらも雨は降っておらず、午前中少し時間が取れたこともあって近所を撮影してきました。 レンズというものは、中心解像度が最大になるのは絞りが開放のときなのですが、諸収差の影響もあり、面として見た場合には一般的に何段か絞ったあたりがもっとも解像感の高い写真が撮れます。 そこで今日は、ほぼ無限遠を絞りを変えて撮影し、どのぐらいの絞りが一番おいしいところかを調べてみようという魂胆で実験してみました。 持って行ったカメラは、シグマDP1, DP2と、エプソンR-D1です。R-D1については実に悩んだ結果、今日は、銀塩時代から愛用のミノルタMロッコール40mm/F2 を付けていきました。画角を合わせることも大切なのですがどうも、スナップショットスコパー25mm/F4 とR-D1は相性があまりよろしくないようで、どうもしゃきっとしない描写なんです。これでは画角を合わせてもなんの比較もできないので、相性ばっちりと思われるMロッコールにしました。 がっ! なんと出先でトラブル発生! なんと! R-D1にメモリカード入れてくるの忘れてしまいました... というわけで、DP1のメモリカードをR-D1と共用することに。よって、DP1は撮影枚数が激少ないです。 撮影は全部rawで撮って、それぞれの現像ソフトで現象しました。設定は、全てAUTOです。 っとですね、現像していて気が付いたこと。R-D1もDP2も、設定Autoでシャープネスは「0」としているのですが、どうもですね、シグマのDP2現像ソフトは、「0」でも少しシャープネスが効いているような感じがします。フォビオンセンサー特有の水平色引き現象を抑えるために、「片側シャープネス」みたいな処理が必ず入っているハズなんですが、この分が効いているんですかね。ちなみにこの「片側シャープネス」は、いわゆる世間で言うところのシャープネスとは異なる処理ですので、分けて考えるべきものです。このへん話はじめると話がややこしくなるので、おいおい機会を見て説明していきたいと思います。 R-D1の現像ソフトは画像を見る限り、本当に全くシャープネスをかけていないようです。なかなかこういう画像を見る機会というのはありませんので、R-D1の画を見て「ぼけてる」と、短絡的にとらえないでくださいね。ローカルに保存して、フォトショップでアンシャープマスクをほんの少し(75% / 1.0 Pixel / 閾値 0 ぐらい)かけるだけで、がらっと変わりますから。後のほうでそんな画像もご紹介します。
左のようなシーンを撮影。それぞれの画像は、以下のリンクから引いてください。
相変わらずすさまじい解像感です。 Mロッコール40mm/F2 は、F5.6 近辺が最高美味しいF値であることがすでにわかっていますので、F5.6で比較撮影しました。 DP2については、1段絞れば(F4.0にすれば)もうなんら問題ない素晴らしい解像感です。F4.0〜F8.0ぐらいまでは、画像を並べてよ〜く見比べないとその差異がわからないぐらいきっちり解像しています。そのなかにあって、よ〜〜〜く見てみると、F5.6あたりがもっとも美味しい感じです。ファイルサイズもそれを裏付ける結果となっています(JPEGは同じ圧縮品質で保存した場合、シャープな画像ほどファイルサイズが大きくなる)。Mロッコール40mm/F2 と同じ傾向ですね。F11になると小絞りボケが目で見てわかります。
上記DP2画像の、遠景描写がわかりやすそうな部分をピクセル等倍で切り出してみました。 ということは、DP2で『びしっ』とした描写を得たいときは、F5.6プラマイ1段の範囲で使うとよいということです。 それにしてもDP2の画像、何度見てもすさまじい解像感です。すごいレンズですね。また、そのレンズの解像をきちんと信号変換しているフォビオンセンサーも、さすがとしかいいようがありません。 でも色合いとかそのへんの処理(画作り)は、まだまだまだまだ向上の余地大ありです。
左のようなシーンを撮影。それぞれの画像は、以下のリンクから引いてください。
R-D1にUSMかけた画像と、DP2画像を比較してみますと、R-D1もベイヤー配列というハンディを背負いながらもかなり健闘していることがよくわかります。いや〜、R-D1、がんばっているじゃありませんか。ここまで描写できればベイヤーとしてはたいしたものだと思いますがしかし、フォビオン機の画像を見てしまった眼にはどうしてもベイヤーならではの破綻が見えてしまいます。 こうして改めて見てみると、DP1のレンズも相当いいですね。もっと使ってやればよかったなぁ・・・DP1。
草木のように先がだんだん細っていって尖った部分の描写は、DP2はまさにそのまんま描写されていますが、R-D1はUSMをもってしても、持って生まれた性(=ベイヤー配列が故の補間処理)から逃れることはできません。 2009年6月2日 09:05追記 2009年6月6日 12:07追記
この手すりは近くまで行って肉眼で確認してみましたが、シルバー一色です。R-D1の虹色は色補間処理により発生する偽色ですね。これも持って生まれた性なので、ある程度はしかたありません。 こんなことばかりやっていると、フォビオン vs ベイヤーセンサーを並べ立ててまるでR-D1をいぢめているかのように思われるかもしれませんがそれは大きな誤解です。自分の所有するカメラでより密度の濃い写真を撮るためにはどうすべきか。撮影枚数稼いでカメラが記録する画像の傾向を体得するのが一番なのですが、それに加え、DP2、R-D1それぞれのカメラの性格、性能、傾向を改めて検証確認することで自分の持っているカメラへの理解をさらに深め、撮影術に活かしていこうという実に前向きかつ建設的かつ創意工夫に満ちた行為をしているのです。 ぶっちゃけ言えば、今のデジカメを持ってしても銀塩と比べたら、重箱の隅をつつけばいくらでもボロが出てきます。それはフォビオンでも当然同じことです。しかし、写真は、そういうものでは無いのです。素晴らしい情景描写、空間描写、バランスの取れた構図、そして、シャッターチャンスに出会えれば、偽色や細部描写がどうのこうのというような、そんなものを超えたところで時間を切り取ることができると思うのです。 でもまぁそれはそれとして私もエンジニアのはしくれですから、こうしてあれこれ比較してみるのは、正直好きなんですよね ^^) もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
_ T.K [CCD不良でジャンク扱いだった機種を2台買って無料修理して使ってます。]
_ 通りすがり [> 2Mピクセルの超コンパクトな短焦点コンパクトデジカメ 単焦点コンパクト?]
_ 青木@管理人 [間違えた ^^) 単焦点が、正解!]
_ htakeuchi [でかさハンパないっすね〜ぜひ、お味の感想を教えてください。]
_ 青木@管理人 [5月2日の 泡ぶく で味についてレポしました。 酒蒸しがよさそうですぜ。]