2020-04-29 PCR検査陽性者数っていつの陽性者数?_ 日々の陽性者数はほぼほぼ意味無い。昨日、東京都のCOVID-19陽性者数が3日ぶりに100人超えたということで一部報道で取り上げられておりましたが、以前の投稿でも触れた通り、このPCR検査の陽性者数に関しては、日々の数値に一喜一憂することはまったく意味がありません。 この表は、東京都が公開しているOpenData( https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/ )から、東京都が実施したPCR検査数と、陽性者数を拾ったものです。 黄色のセルは、検査数より陽性者数のほうが多い日。すなわち、日々の陽性者数は、その日の検体採取で判明した陽性者数ではなく、その日に報告された陽性者数なんですね。 検体採取から検査結果が出るまで、それぞれの検査施設で1~7日程度のブレがあるようですから、例えば4月12日の陽性者数は、4月6日ぐらいから4月12日までに採取された検体のうちで、陽性だった数が適当にばらけて含まれているということになります。 検体採取基準もなんだか恣意的な介入を感じるところがあるので本当であればランダムサンプリングしたものじゃないと統計的意義すらない数値なのですが、それでも仮にこの東京都の公表している数値を元に考察するとしても、過去5日の累計陽性者数とか、あるいは平均陽性者数で遷移を見ないといけません。 日々の数値をあれこれ言ったところでそれはほぼほぼ無意味です。 というわけで、最後のところに5日平均値を入れてみました。 ご参考までに~ もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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