2013-06-25 お久しぶりです・・・_ 東京都議選の投票率に思う。(10時55分記)私のかなり重度な妄想的考察です。本気で読まないでくださいね ^^) -------- 東京都議選の投票率:43.5%。 東京都の有権者数は約1千万人。投票率が43.5%だったってことは、約435万人が投票したということであり、約565万人が棄権したということ。 棄権者約565万人って、すさまじい人数だ。 同じ棄権でも、いろいろな理由があるとは思うが、政治への無関心が根底にあることは、間違いないと思う。 このすさまじい無関心は、どこからやってくるのか、少し考えてみた・・・のだけれど、なかなか答えは出てこない(当たり前だ)。 まだまだ考察中なのだけど、ひとつ、関係ありそうなのは、地域社会の崩壊という今の時代の姿。 地域社会・・・っていうと、ちょっと抽象的すぎるが、要は、他人との間の繋がりの希薄化。独り暮らしの人が誰にも知られずに自室で死んでいたなんていう痛ましい事件があったり、街中でも、子どもが転んでぎゃーぎゃー泣いているのに、その横をスマホ見ながら通過していく人が大勢居たり・・・もちろん、全部が全部、そういうケースばかりでは無いとは思うけど、少なくとも私が子どものころには見られなかった、「我、関せず」バリアを張った人たちが、増えていることを私は感じている。 なにがそうさせたのか。 大きな会社には必ずあった労働組合、これは、終身雇用制があってこそ、本来の機能が発揮される面がある。労働組合の弱体化、解消という流れは、従業員同士の、仕事以外での横のつながりを希薄化し、仲間意識を薄いものとする。 終身雇用制はすでに大昔のものとなってしまったが、私が社会人となった1988年当時は、転職という行為は、まだそれほどメジャーでは無かったが、ぼちぼち聞きはじめる言葉でもあった。 1988年1月、リクルートから転職情報誌「ビーイング」が発刊される。このころから、従業員の流動化・・・すなわち、終身雇用制の崩壊に加速がついたのではないかと思う。 さらに、派遣法の改定による大規模な規制緩和でいわゆる正社員が減少し、その会社に所属しない「派遣従業員」が増える。 市井では個人情報保護法の策定により、学校ではクラス全員の連絡先を記載した緊急連絡網は作られなくなるケースが発生し、同じ町内会であっても、世帯相互のやりとりには気を遣うことも多いと聞く。 他にも多くの事象があるのだけれど、これらを考えると、個と個の繋がりを分断する流れが、あるように感じる。 誰が? 政府、国が。 何のために? 国民を結束させないために。 第五福竜丸事件では、ただの普通の主婦の呼びかけからはじまった署名運動が、日本全国に広がり、三千万人もの直筆署名を集めることに成功した。 1954年のことだ。当たり前だが携帯電話もインターネットも無い。駅前、街中で、普通の人が、歩いている普通の人に対して、紙とペンで署名をお願いするという時代で、どうやって三千万人もの直筆署名を集めることができたのか? この課題は、一生かかって考察するにふさわしいものだと思う。 そして、政府、国は、この動きを心の底から恐れているのだと思う。 だから、同じことが出来ないように、日本国民に、同じことをされないように、実に巧妙に、巧みに、国民同士のつながりを希薄化し、個をばらばらにしようとしてきたのではないか? 私は終身雇用制が継続していれば、個人情報保護法が無ければよかったと言っているわけではない。これらはある面、時代の流れだから仕方のない面もあるだろう。しかし、それによって、個と個の繋がりを分断されてはいけない。 「我、関せず」バリアを張った人たちを、これ以上増やしてはいけないのだ。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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