2006-11-07 忘れ去られようとしているもの。_ 同番コンプリの考察。
同番コンプリって一体どのぐらいあるのか? という疑問が沸いたので、(なんの商業的意義もないことであるが)2SB型の古い型番(主にゲルマ)についてのみちょいと調べてみることにした。
2SB33 / 2SD33 富士通 PA 2SB34 / 2SD34 富士通 PA 2SB37 / 2SD37 富士通 PA 2SB38 / 2SD38 富士通 PA 2SB75 / 2SD75 日立 AF 2SB77 / 2SD77 日立 PA 2SB77A / 2SD77A 日立 PA 2SB178 / 2SD178 松下 PA 2SB178A / 2SD178A 松下 PA 2SB187 / 2SD187 三洋 PA
しかしこのコンプリペア、ペアを組まされた相手の2SD型品番を見ているとなかなか面白い。
2SB219 / 2SD19 日電 PA 2SB220 / 2SD20 日電 PA 2SB221 / 2SD21 日電 PA 2SB222 / 2SD22 日電 PA 2SB223 / 2SD23 日電 PA
_ 2SB22 / 2SD30 SEPPの実験。
_ 2SD178緊急調達。たまたま手持ちにあった2SB178 / 2SD178で組んだSEPPアンプ。たまたま手持ちにあったってのはたまたまでなく運命だったのかもしれないが、ゲルマTrにすっかり惚れ込んでしまったここ数日。 しかし手持ちのタマは少なく、今後を考えるともう少しキープっておきたいところだと思い、あちこちいつも行きつけのショップを探してみるも、2SB178はなんとか調達できそうにあるものの、2SD178がほぼ全滅。 やっとの思いで遥かみちのくの地に2SD178を5個発見。早速保護した。 今週中には我が家にやってくるかな。楽しみ楽しみ。 _ 試聴は続く・・・自室に居るときはとにかく、試作アンプをCDプレーヤーをソースにして、30cmバックロードで鳴らし続けている。電源は単三x8本=12V。 ブレッドボード状態なので回路定数の変更は極めて容易。FETに流すドレイン電流をちょこまか変更したりしながら、自分なりに気に入る音に少しでも近づけていく。 最近、あまり回路定数をいじらないで、長時間BGM的に聴き流せるようになってきたので、ぼちぼちユニバーサル基板に組んでもいい頃合かもしれないな。 恐怖の超クリティカルバイアス調整は、結局カップリングコンデンサを一個追加してDCを遮断することで解決。本当は信号経路にコンデンサは入れたくないのであるが、これがないと決してアンプに背を向けられない、電流計常時ワッチのどきどきアンプになってしまうので、止むを得まい。 このコンデンサのおかげで、ようやくBGM的にお気楽に流せるようになった。 オーディオ好きの人の中には、コンデンサを毛嫌いする人が非常に多い。気持ちはわかる。時定数を持った部品だからね。でも、コンデンサ2個を削除するためにさらに複雑な電源機構やバイアス制御、バランサー等を実装しないといけないことを考えると、私はそんな無理しないで、良質なコンデンサを入れて回路構成自体をシンプルにする方向を選ぶ。 まぁ、趣味だからね。難しい理論の回路はメーカーさんにお任せしておけばよいと思うし、いまさらメーカーでは作れないような、単純な構成の古典的な回路を楽しむのも趣味の醍醐味ではないだろうか。 それに、何事もそうであると思うが、シンプルであるということに勝るものは無いと思う。これは私の信条でもある。 今後はコンデンサだけに止まらず、コンプリペアが無いトランジスタのためにPPトランスを使ってみようかとすら思っているぐらいだ。 _ 実験評価どころでない2SB22 / 2SD30 SEPP。再生テストのつもりでモーツァルトのレクイエム(ウィーン・フィル / ワルター / 1956年のザルツブルク音楽祭の録音)を再生してみるとあまりにもすごすぎる。素晴らしい。急遽実験中止。部屋の照明を落として色温度2500K程度の間接タングステン照明に切り替え、ニッカの竹鶴をロックで。 ほんとうにこんな小さい石が、30cmバックロードなんていう大きなものを駆動しているのか? 今日はこれにて終了。以後、リラックスタイム・・・ もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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2SB167-2SD167<br>2SB200-2SD100<br>2SB224,225,226,227-2SD11<br>2SB262-2SD162<br>2SB291-2SD191<br>2SB292-2SD192<br>2SB324-2SD178<br>2SB324-2SD352<br>2SB364-2SD104<br>2SB365-2SD105<br>2SB370-2SD170<br>2SB370A-2SD170A<br>2SB405-2SD72<br>2SB475-2SD367<br>2SB496-2SD96<br><br>通りすがりにて失礼。
ぉおお、ゲルマ屋本舗さん、とても通なツッコミありがとうございます。つか、もしかして先日お世話になってたりしてるのバレてます?<br>2SB167/2SD167も貴重な同番コンプリだったんですね。ぜひ探さなくっちゃ。
>ゲルマニュームトランジスタは、PNP型が作りやすく、NPN型は作りにくい<br>どこかで見たような言い回し・・・。<br>( ̄ー ̄)にやりっ<br><br>追記しておきます。<br><br>2SA277-2SC13<br>2SA278-2SC14<br>2SA282-2SC71<br>2SA283-2SC72<br>2SA414-2SC128<br>2SA415-2SC129<br>2SA458-2SC405<br>2SA459-2SC406<br>2SB43-2SD43<br>2SB43A-2SD43A<br>2SB335-2SD35<br>2SB336-2SD36
>ゲルマニュームトランジスタは、PNP型が作りやすく、NPN型は作りにくい<br>この話は私が小学生のころ、サトー電気のオッサンから聞いたことあったのですよ。どこぞの大先生の商品説明にも同じ記載があったので、ほぉ〜って、思ったのです ^^)
2SB/2SDの全コンプリペアを集めるのなんて、今となっては不可能ですよねやっぱ。でも、使ってみたいなぁ。