2007-01-02 早くも餅に飽きてきたかも。_ 初夢。思いっきり仕事してました。しかも、かなり緊迫した状況。デバイスのデータシート睨みながら、バイナリダンプでレジスタマップを追いかけてましたよ。「このノイズは仕様なのか?」なんて思いながら。 というわけで、今年も思いっきり仕事の年になりそうな予感ですが、それはそれでありがたいことですので、ええ、頑張りますとも頑張りますとも。大変で緊迫していても、苦労ですら楽しみながらやっていきたいと、改めて思ってしまう初夢でした。 _ 本厄。今年本厄なんですよね〜。 さきほど、近所の神社に初詣してきました。いつもおみくじを引くのですが、まぁ、なかなかよい感じのお言葉でした。ゆるゆると・・・ってことで、まさに本厄の私のためにあったような札を引き当てたようです。 なかなか、いい感じじゃないですかね、はい。 _ こんなことでも歳を感じる。数年前まではね、正月っていったら元日夕方には日本酒一升瓶をコンプリートし、さらにウイスキィものんでいて、風呂上りにはビールって感じだったのが去年は、二日間かけて一升瓶が空いて・・・ 今年は、一升瓶空けるのに三日かかりそう。 まぁ、そう、慌てて飲み干す必要は全くないのですが、10年前には水代わりぐらいの勢いで飲んでいた日本酒。最近ではもう、あまり量は欲しくなくなっちゃってきたんですよ。その代わりに・・・とか言って、正月だからって金箔入りのなんて買っちゃっている自分を振り返るに、なんかずいぶんオッサン度が上昇したなぁ・・・って、しみじみ感じる正月です。 _ どうしても気になるデジカメ。
エプソンのカラリオミーのCM。年明け以降TVでかなり見ますが、あの、プリンタの脇にあるシルバーのデジカメ。あれ、なんのデジカメなんでしょうね。とっても気になります。一見、L-500Vのようにも見えるのですが・・・あれ?
2007-01-03 正月三が日最終日。_ 実家訪問。私の実家に新年の挨拶。 実は私には弟が居るのだが、弟家族と一緒に実家で昼飯&新年会。 弟は現在某一部上場企業の自動車関係の会社のエンジン設計を担当しているエンジニア管理職。私の親父は元大工で、その後腕を買われてやはり某一部上場企業のサービス業関係の管理職にまでなって定年退職した。 俺だけなぜか、組織に無縁の自営業だが、それはおいとくとして、とりあえず親子揃って職人気質な性質だと言ってよいと思う。 いまや親子揃って会話することなぞ年に正月ぐらいだと言ってもよいぐらいみなお互いの生活に忙しい毎日であるが、年に一度であっても、こうして顔をあわせていろんな話をできるのはとても楽しいものだ。 私はもとより、現場で働く弟やうちの親父までもが、最近の外国勢の日本進出にはかなりの危機感を抱いているという点で共通していたのはやっぱ職人気質だからか。ダイソーは安くてすごいけど、安いからって両手離しで喜べないねっていう危機感が共通しているところなぞ、なんとなくほっと一安心というか、なんというか。 俺てきには、たんなる人件費とか、量産インパクトなどの高効率化とは無縁な領域において、その基礎技術、要素技術、問題解決能力などでいかに自分自身の付加価値を高めていけるか・・・ってところが生死をわけるところなだけに、より一層の自己研鑽に励まねばと改めて思うなごやかな実家新年会であった。 2007-01-04 仕事はじめのようなそうでないような・・・_ 自作パワーアンプ初号発掘。
私が自作オーディオをはじめたのは今から25年ほど昔の高校生時代のことです。金が無かったのでHiFi用の機材を買えなかったから、自分で作っちまえ・・・っていうことではじめたのがきっかけだったってことはどっかですでに書きましたが、小学生のころからラジオ少年だった私が自作オーディオをはじめるにあたってまずよく理解できなかったのが「HiFi」という概念でした。
_ 年賀状のこと。「実は・・・かにこむ日記よく見てるんだよ〜」とメッセージをくれた(旧姓)浅野さん、こんにちは。 いつもご贔屓にありがとうございます。が、ここの正式名称は「かにこむ日記」では無く「かにの泡ぶく」ですので、そこんとこよろしくです。 私が10年前に、サラリーマン辞めるまで一緒にC/C++叩いていたときも、そんな感じでちょっとだけおっちょこちょいでしたよね。全然変わってなさそうで、嬉しかったです。 今年もよろしく。 2007-01-05 初電車。_ 久しぶりに電車。クライアントのオフィスに行くのに、久しぶりに電車に乗りました。今年の初電車です。 まだまだ空いてますね。今日まで休みにしちゃって、冬休みをかなりの連休にしちゃっている人が多いってことなのでしょうね。 2007-01-06 雨、雨、雨・・・_ 朝から雨。今日は雨だと聞いてはいましたが、実際に朝起きて雨だと、なんとなく気持ちも雨っぽくなるもんです。 バルコニーで休ませていた椎茸原木に雨があたるとよくないので、慌てて対策したり。 今日はお昼から、家内方の実家へ新年のご挨拶。 2007-01-07 アナログな感覚はとても大切。_ 自作に必要な測定器。最近メールで、こちらで紹介していたヘッドフォンアンプの回路についての質問をちらほらいただいてます。都度、返信しているのですが意外と多い質問に、『どんな測定器を揃えたほうがいい?』ってのがあります。 難しい質問です。 はじめの一台目はテスターだと、自信を持って答えられるところですがでは二台目は? 二台目もテスターでしょう。 三台目は? 三台目もテスターかもしれません。 というのは半分冗談の半分本気なのですが、テスターはできれば最低二台は欲しいところです。一台はデジタルテスタ、もう一台はアナログテスタ。デジタルテスタは、その構造上、あまりにも粗悪で無ければ安物でもある程度は安心できます。アナログテスタは、出来れば頑張ってですね、少々値が張っても信頼できるメーカーのものを一台買っておくとよいと思います。 自作アンプの電源を入れる際に、私は必ず古典的な針の速いアナログテスタを電源ラインに直列に入れて、電流値を直読監視します。 スイッチ入れた瞬間に、意図しない大電流が流れた場合それは回路の異常を示唆しているのであり、即座に電源断しないといけません。 デジタルテスタだと、電流ゼロ状態からいきなり通電状態になると、オートレンジ切り替え&サンプリングのために反応時間が遅くなりすぐに状態が把握できません。回路に異常があった場合には、この間に回路が昇天しちゃいます。 また、無信号時に消費電流がゆらゆら揺れていたり、なんかふらついているという状態もデジタルテスタでは拾い難い現象ですが、アナログテスタだと針がふらふらしますからすぐにわかります。これらより超低周波域での発振や、回路のどこかが浮遊で不安定になっていたりなどの状態を察知できます。 デジタルテスタはバイアス電圧測ったり、漏れ電流(電圧)測ったりといった測定に使うことが多いです。入力抵抗が数Mオームと非常に高いので安心してプローブ当てられますし、測定値も数字で表示されるので読取誤差ありませんし。 アナログテスタは、入力抵抗が数十Kオームであることが多いですので、常に入力抵抗のことを頭の中で考えながら使う必要があります。そんなこともあって、SANWAのAU-32というアナログテスタも持っているのですが出番は意外と少ないです。デジタルテスタと、普通のアナログテスタ(オートレンジでないもの)という組み合わせが私の場合、いい感じです。 _ テスタの次に買うもの。そうですね〜、なにがよいんですかね〜。 私の場合、テスターと、自作の測定器でかなりの間、自作していました。テスターは小遣い貯めれば新品でもなんとか買える測定器ですが、例えばオシロとなると、一気に桁が繰り上がって小遣い程度では全く歯が立ちません。ですので仕方なく、自分で工夫して測定器を作るわけです。 はじめに作ったのは、交流電圧計です。正確には、テスターにつけて使うアダプタですね。 オーディオアンプよりも先に、ラジオや無線機の自作からはじめたこともあってまずは数十メガヘルツ程度までの微弱電圧を測定できるものが欲しかったのです。で、2SK30Aのソースフォロワで受けた信号を、ショットキーダイオードで検波し、それを2SK30Aで直流増幅してテスターで読むというアダプタを作りました。これはとても便利で、発振器のピーク調整やタンク回路のピーク調整に大活躍しました。その後、555を使った発振器と組み合わせて、オーディオアンプのゲイン測定や、簡易の周波数特性測定なんかにも使えました。 そのあとは、本当にいろんなものを作りましたが、自作の測定器というのは当然ですが精度も確度も???ですのでね、目安程度にしかなりません。しかし、目安とはいえなにもないよりは遥かにマシでもあり、工夫次第で結構いけるものです。 自作はとりあえずおいておいて、マトモなメーカー製測定器という点で改めて考えてみますと、私がテスターの次に買ったものは、周波数カウンタでした。これも、ラジオ、無線機自作中心ゆえのものですね。アナログラジオの中間周波数を取り出して周波数直読ラジオにするという目的での周波数カウンタでした。ですから測定器というよりは、ラジオの外付けアダプタのような位置づけで電源も+5V or +12Vを自分で用意する必要のあるものでした。中学一年生のころだったかな。お年玉をも動員してやっと貯まった一万円を握り締めて、うまれて初めて一人で乗った国鉄中央線。目指すは どっから入ったらよいのか躊躇する私。思い切ってそのへんの扉を開けて「すいませ〜ん」と大声出すと、おそらくご主人とおぼしき男性が出てきました。「あの、あの、R5M欲しいのですが・・・」と切り出すと、「はいはい。ちょっと待って下さいね。」と実に柔らかな物腰で対応していただいたのも、今となっては遠い昔の思い出です。 随分話が横道にそれてしまいましたが・・・ その次に買ったのは、オシロです。100MHzのアナログオシロ。私が新品で買った測定器の中では高額な部類に入るものです。 オシロはやはりできれば一台は欲しい測定器だと思います。テスターの次に・・・いや、基本回路が動いたあとは、テスター以上によく使う測定器です。信号波形をダイレクトに観測するということはとても重要なことですが、それを実現してくれるのがオシロスコープです。 ただ、今の時代であればPCの音声入力端子を使って、オシロっぽいことも簡単に出来ますから、これもPCとWaveSpectraを使って、工夫次第でかなりのところまでいけると思います。 でも、もし許せば、オシロは専用機を一台欲しいところです。 PCの音声入力ですと、オーディオ帯域しか測定できませんし、外付けのサンプリング装置をつけたとしても普通は96KHzか192KHzサンプリング止まりですから、観測できる周波数はこの半分の48KHzか96KHzまでとなります。 まぁ、ここまで測れれば通常充分とも思えるのですが、案外そうでもないんですよ。 最近の半導体はかなり高い周波数まで増幅できるものが多いですので、オーディオアンプ作ったつもりが知らない間に短波帯で発振しているとか、なぜかFMラジオにノイズが入るとか、とんでもないところで発振されちゃうことがあります。 回路の要所要所の通過電流を注意深く観察すれば、これら異常を察知できる場合もあるのですがなかなか難しいです。高い周波数まで波形観測可能なオシロを使って、信号ラインにプローブ立てて、無信号時と正弦波入力時の波形を観測すればこれら異常は目で見て即座にわかります。オシロを持っていないころは、無信号時のアンプの出力に例の高周波電圧測定アダプタ繋げて発振の有無を確認していました。 オシロの次は、信号発生器ですかね〜。でも、この信号発生器(SG)も、高性能のものはほんとに高いです。私が新品で買ったものは、低周波用のケンウッドのAG-203Dというもの。使ってみるととても便利なもので、ヘッドフォンして再生試験にも良し、オシロ繋いで波形観測にも良し、周波数特性測定にも良しと、一度使うと手放せません。でもこれでも歪率の測定に使うにはかなり厳しい信号純度なので、まぁ上を見ればきりが無いってことですね。 測定器も、そろえようと思ったらほんときりが無いです。でも、まぁ、揃えられないからって悲観することは全く無く、趣味でやっているわけですから出来るところからやっていけば全然OKだと思います。あとは、工夫次第で相当リカバリーできますし。 実際、テスター二台と、自分の感覚(音が濁っているとか、なんかへんとか、ぶつぶつ音がする等)で相当いけると思います。 気楽に、しかし、真剣に、納得はするけど妥協はしないで、ぼちぼちとやっていきましょう。 _ やまねこ [ご回答ありがとうございました。電源=AC100Vと思い込んでおりました。恥ずかしい限りです。今回、AU-32がアナロ..] _ 青木@管理人 [AU-32はアナログテスタのクセにテスタ自身の持つ内部抵抗をほとんど気にせず使えるので、非常に便利であることは確かで..] _ やまねこ [全く同感です。HIOKIにしても、SANWAにしても精度が上がって性能は向上しているのでしょうが、趣味性(面白味)が..] _ 青木@管理人 [なんと! ゲルマニウムラジオの検波電圧を測るためのみにテスタ7台とは・・・ 私もゲルマニウムラジオの解析のためにアナ..] _ やまねこ [ご同病でしたか。 DC200mV程度の計測のために、テスタの内部インピーダンスと闘っているところです(?)。おかげさ..] 2007-01-08 全身打撲?_ きょーふのスケート日。私はスキーは、完全に我流ですが七転び八起きの精神で地道に上達し、今ではなんとかスキーデビューの人をアシストしてそこそこ滑れるぐらいになるまでは教えることができるぐらいのレベルになりましたが、スケートは中学生だったか高校生だったかのときに一回か二回ぐらい行ったっきりで全然ダメなんです。その一回か二回も、記憶にあるのは氷上に立っている時間よりも七転八倒でもんどり打っている時間のほうが長かったようなものでして、ほんと、まるでダメダメなんです。 それなのにですね、ウチの娘が荒川静香さんの影響を受けてかどうなのかわかりませんがとにかく数ヶ月前から「スケートやりたいスケートやりたい」と騒いでいたんです。で、先月だったか、私が酔っ払っていることをいいことにですね、なんと、冬休みにスケートに行くという約束を取り交わした我が娘。 約束した以上は仕方ありませんのでね、「パパ、スキーのときみたいに教えられないからな。」と念を押した上で冬休み最終日の今日、行ってきました横浜プリンスホテルのスケートセンターへ。 10時開場の30分も前に着いてしまったので様子を見にリンクに行ってみると、選手の卵たちでしょうか、女の子達が朝練してます。スケートリンクの側に立つなんてそれこそ25年ぐらいぶりですからとても新鮮です。間近で見るジャンプやスピンは迫力もさることながら、とっても優雅で綺麗ですね。幼稚園ぐらいの女の子も三回転決めたりステップ踏んだりと、マジで上手いです。すごいです。 で、一般営業が開始になって、チケット買って靴借りて、早速リンクに出てみます。 怖いですね〜〜〜。 でも、アレ? なんか俺、滑れるかも・・・ って感じで、なんと、スキーで言えばボーゲンレベルですがいきなりなんとか滑ることが出来ました。これには自分でも驚き。いい気になってスピードを上げるといきなりすっ転びます。どうも、スキーの感覚で滑ろうとしているところがあって、減速しようとしてハの字にするとエッジがへんになってバランス崩して転んでしまうようです。スキーと違ってブレードは反りませんから、一体どうやって方向転換しているのかよくわからないのですが、なんとなく思った方向にもすいすい進んで行けます。 結構楽しかったかも。 でも、2時間も滑るともう汗だくで疲れてきます。娘は全然滑り足りないようでしたが、お昼で切り上げて帰途につきました。 当の娘もやはりボーゲンレベルですがいきなり滑れたようで、とても楽しかったようです。 _ 足つりまくり。情けなし。 風呂上りに身体が冷えるとともに各所に異変が。 すね、足の裏、太もも・・・つりまくりです。どっかがつるたびに、罠にかかった獣のような無様な格好に。 ほんと、情けないです。 2007-01-09 ・・・・_ 年末調整完了。もうね、ほんと、大切なこととはわかっているのですがぶっちゃけ面倒ですわ。 でもね、なんとか頑張って完了しました支払給与、報酬の源泉徴収分の年末調整。調整後の所得税確定分を早速本日郵便局で払い込み。これでほっと一息です。 あとは来月の確定申告に向けて、原始資料の整理をはじめないとな。 _ #003新作ヘッドフォンアンプ。今日はですね、年末調整を終えた後、ず〜〜っと、BB上で実験&試聴を繰り返してきた#003ヘッドフォンアンプの基板実装をしました。 #001、#002を踏まえて今回の#003に至っているわけですが、一見、回路的にはあまり踏まえているように見えないのですが実はかなり奥で踏まえているという、なんともつながりのわかりにくいものとなりました。 #001、#002は音の純度を確保するために、はじめから電源を電池で考えていました。K501で30mW程度のパワーを確保するためには2Vrms程度の電圧出力が必要です。これなら単三8本でいけるだろうということで、設計電圧10V(8Vの電圧降下まで許容)で進めたのですが、これはこれでまぁまぁうまく行ったと思っています。 が、8Vの電圧降下まで想定してあーだこーだやっていると、ストレス溜まるんですよ。『もっと自由に それとね、SEPPってシンプルで効率よくて好きな回路なんですが、やっぱこう、NPNは上半分だけ、PNPは下半分だけの波形を増幅するってのが、なんかこう、ひっかかるところありますよね。個体差を完全に無くすことができない現実においては、どんなに注意深く選別したって、完全に特性が合致するコンプリペアというものは存在しないわけで、いくらコンプリと言っても上半分と下半分が、別の石で増幅されているわけです。それじゃぁ・・・って言ってA級PPにしたとしても、ひとつの信号を二つの別々な石で増幅していることに変わりは無いわけです。 やっぱここは、一個の石が責任を持ってひとつの信号を増幅するような回路もちゃんと実験してみなければ・・・ ってことで、#003は、AC100Vから電気をもらって18Vで駆動される、ピュアA級のシングルダーリントンヘッドフォンアンプです。 #002で、2SK30ATM一石でいきなりSEPPをドライブすることが可能であるということが確認されましたので、#003もそれを継承しております。ドレイン電流を0.7mAまで絞り、2SK30ATM一石でいきなり10Vp-pのスイングを確保します。そして、次段は終段エミッタフォロワの抵抗負荷です。前段の2SK30ATMには0.7mAしか流してませんから電流駆動能力がほとんどありません。そこで、終段はダーリントン接続とし、hfe:15000オーバー(これ実測)を確保します。 今回は部品もちょっとだけ豪勢です。 基板はガラエポ。これは、音質面からというよりはむしろ、耐熱性を重視してです。抵抗は金属皮膜(電源デカップリングには酸化金属皮膜)。これも、音質面からというよりはむしろ、耐熱性を重視してです。出力コンデンサには、エルナーのRFSシリーズを投入です。これは、純粋に音質面からです。このアンプは今後、自作アンプのリファレンス機としたいと考えているため、今回はちょっと豪勢にキめてみました。 写真を見てわかるとおり、終段のTrには放熱器が付いてます。普通、放熱器は基板の隅において、他の部品を加熱しないように配慮すべきなのですが今回は、なんと終段のTrよりも終段のエミッタ負荷抵抗のほうが遥かに熱くなるんです。そこで、負荷抵抗を基板の一番奥に配置しました。電解コンデンサは熱くすると寿命が急速に縮まるので、熱源からはなるべく遠ざけたいのですが今回の場合、精一杯頑張って写真の通りとなりました。あの一番大きなコンデンサは出力コンデンサなのですが、出力コンデンサ故どうしても負荷抵抗の近くにならざるを得ない宿命を背負っているのです。運命と思ってあきらめてもらうほかありません。 交換前提で実装してますから、取り外しは容易です。
2007-01-11 今日も晴れ。_ #003試聴。先日基板実装した#003ヘッドフォンアンプですが、本日ミノムシクリップ接続で試聴してみました。 取りあえず安定化電源を18Vに設定して、スイッチオン。電源デカップリングがそこそこちゃんとしているせいか、ポップノイズは#001、#002に比べて少なめです。さて、いつものCDを再生してみます。 『ぇええええっ!』 音が出始めた最初の数秒で、すぐにその違いを感じられるほど#001、#002とは全く異なる再生音です。なんと言ったらよいのか、拍子抜けするほどなんの色も味も無い音っていうのでしょうか。お酒で言えば精米度50%越しちゃいましたみたいな、驚きの透明感です。 こんな説明じゃよくわからないですね。いや、私もまだ、この音を言葉で表現できるほどの見識を持ち合わせていません。でも、良いか悪いか・・・いや、好きか嫌いかと言われれば、間違いなく好きです。今回の基板実装に際しては、BB上で評価に使った部品は一切使わず、手持ちの新品を探し出して組み立てたのです。中途半端に右チャンネルだけエイジングが進んでいるとかいう状態は気持ち悪いじゃないですか。だから今回は、左右チャンネル共に全ての部品がほぼ同時に通電されているわけで、エイジングも全くされていない状態です。にもかかわらずこの透明感は驚きです。自作ヘッドフォンアンプのリファレンスとしての重責に充分耐えてくれそうな貫禄を感じます。 例えが悪いですが、#001、#002は、7.5畳間ぐらいの部屋の中(リアル私の部屋の広さです)で、自分にとって最高に居心地の良い場所を作ろうと頑張って、確保できた自分の空間って感じ。これはこれで本当に居心地が良くて満足なのですが、比して#003は、もういきなり八ヶ岳山麓に隠れ家別荘建てて、ラジコンヘリ飛ばそうが打ち上げ花火上げようが、金槌で木工作しようが全く自由でのびのびという感じの音なんです。 7.5畳間ぐらいの部屋で居心地をよくするためには、いろいろ小細工が要るじゃないですか。よく言えば工夫って言えなくもないですけど。でもね、八ヶ岳山麓の別荘って言ったらもう小細工なんか不要。極論すれば家なんかボロでも雨風寒ささえしのげれば、そこに居ること自体が快適みたいな、そんな感じですかね。ちなみに八ヶ岳山麓ってのは私の趣味ですので、みなさんそれぞれ自分の好きな場所に置き換えてお読みくださいね。 ですから、もう格が違うとしか言いようのない、差があります。 しかし、その音を手にするために払う代償はとても大きいものがあります。たった 0.1W+0.1Wのパワーを得るために、常に8W近い電力を消費します。7.8Wはたんに熱となって空気を暖めているだけです。電源設計が古典的だからリップル除去でロスしているという部分もあるのですが、それを差っぴいても、終段入力2.3W/chに対して得られる出力は0.1W/ch。負荷抵抗REは通常負荷で75度に達します。 A級駆動は、地球に優しくないです。 ですから私は、今日から部屋の暖房温度を17度にすることにしました。もともと寒いのには強いので、WarmBizなんて騒ぎ出す前から暖房は18度設定だったんですけどね。 ちなみに、夏は、29度かな。 そして、このアンプも完成した暁にあっても、稼動時間は極力短くするように努めます。 個人の趣味、興味からくる技術的研究、知識の向上のためとは言え環境問題は真摯に考えねばなりません。こういうアンプを作る以上は、それ以上に省エネに努めなければなりません。
試聴していて気が付いたのは、終段ダーリントンペアのフロントにあたる2SC708Hがですね、ダーリントン終段の2SD325の熱線を受けて暖かくなっちゃうのですが、右chと左chで写真の通り微妙に間隔が違っちゃってて、暖まり方に差がでちゃうんですよ。どのぐらいの差が出るかと言いますと、指で触って違いがわかるぐらい。5度ぐらいですかね。
2007-01-13 暖冬とは本当ぞ。_ 久しぶりの宮ヶ瀬。ここ数ヶ月、諸般の事情で休日といえどもドライブっぽい距離を走ることもなく、冬休み中も諸般の事情によりここ数年としては大変珍しくスキーにもいかずに近所でゴロゴロ。 というわけで今日は天気もよいことですし、久しぶりに宮ヶ瀬まで行ってきました。 しかし暖かいですね。 以前ですとこの時期はもうあちこち凍りまくりで雪も二、三回は降っていて残雪ありって感じで吐く息も真っ白なハズなのですが、今日は気温は9度もあって、吐く息の白さも横浜市街部のそれと大差ないって感じです。 道路は渋滞全く無しで快適ドライブでした。 2007-01-14 仕事ですたい。_ 半分休日・・・ってことは、半分お仕事。 緊急を要するチューニング仕事があってですね、画像の周波数特性との戦いをする日曜日って感じです。 輪郭強調とノイズリダクションはかなり密接な関係があるわけですが、こういうバランスが重要なチューニングというのは、難しいです。 結局は、落としどころを見出す作業になるのですが、こちらの思惑と、先方の趣向が合致すればまぁ話は通じやすいのですが、そうでない場合、先方の趣向がどのへんなのかを探ることも重要なわけで。 でもね、一方で、『うちらのチューニングはこういうポリシーなんですがなにか?』みたいな強気というか、こちらの主義主張をぶつけてみながら先方の言葉に謙虚に耳を傾け、相互理解を深めていくっていうアプローチも時として重要かもなぁ・・・って、思う、今日この頃です。 2007-01-15 お仕事お仕事お仕事・・・_ 回るよ回る〜シミュレーター回る〜。本当に回転しているわけではなくてですね、パラメータ変えながら何度も何度もシミュレーター通しているってことなんですけどね。 いや〜、どんなことでもそうだと思うのですがね、画像処理の世界も奥が深いです。おんなじようなことを何年やっていても、常に新しい発見ってあるわけで。 やればやるほど、その深さがわかってきて、やればやるほど、自分がその世界を知る速度よりも、知ることによりさらに奥行きが広がっていく速度のほうが速くなっていくのです。知れば知っただけ、その分広がっていくわけですからこれではいつになっても追いつけるわけがありません。 まるで宇宙の膨張速度のよう。 だからこそ魂打ち込む気になれるのですが。 2007-01-16 お仕事お仕事。_ 今週はマジ忙しい。時間の余裕が全く無いなか、進行する案件。時間に追われながらひぃひぃ言っているわけだが、一方で、それはそれで、そんな状況を実は楽しんでいる醒めた眼をした自分が居る。 だって、どうせやるなら、どんなことでも楽しみながら、やっていきたいものだ。 どんな苦労だって全力であたれば、やがて血となり肉となるのだ。 リアルな肉(特に腹回り)はこれ以上付いて欲しくないこのごろだけど。 2007-01-17 お仕事お仕事お仕事。_ 終日お仕事なのです。昼飯もゆっくり食っていられないぐらい。生保勧誘のおねぇさんをかわしながらコンビニで買ったサンドイッチをかじりつつ、コンソールを眺めるような感じの忙しさ。 2007-01-18 税務署にも行かねば。_ 法定調書提出に税務署行き。確定申告は来月からなので、今頃はそんなに混んでないだろうと思いさくっと終了させるつもりで今日の午前中、神奈川税務署に法定調書を提出に行ってきた。 が、結構混んでいるじゃないの。 なにしに来てるんだよみんなって思ったのだが、俺も今日来ているようにみななんらかの用事があって来ているんだろう。 給与や報酬の支払調書を提出するのは今回初めてだったので、記載事項(金額)の解釈に間違いがないか不安だったのであるが、税務署の担当者のかたに懇切丁寧に対応いただけて、間違いもなく一安心。 午後からはまたまたお仕事お仕事だ。 来月の確定申告書類の作成もそろそろ始めねばな。今年は株式譲渡損の申告もしてみるか。 2007-01-20 雪・雪・雪・・・_ 午前中に雪が舞う。ふと外を見るとひらひらと、雪が天空から降って来ました。 _ 5日早いけどお誕生日会。はい。私のお誕生日会です。一応ケーキを買ってきたりなんかしておうちで質素に。 サラダにあわせチキンがメインだったので、白ワインを一緒に買ってきました。昔はワインであれば夕飯で平気で二、三本空けてたのですがさすかに今日は一本。 誕生日会ってこともあってですね、こんなところでも歳をかんじざるを得ませんです、はい。 2007-01-21 仕事しながら息抜きは可能か?!_ 午後から一人・・・午後から家内と娘が出かけたので、私は一人で自室でお仕事。 先週はほんとうによく仕事した充実な一週間であったと同時に、さすがに朝から深夜までぶっ通しで仕事ばかりしていると、充実感に伴う疲労感、気だるさが生じるのも事実だ。 しかし今日も休むわけにはいかない緊急案件があるので、画像処理のシミュレーター作ったり、動かしたりしながら、ヘッドフォンかけて音楽を聴く。シミュレーターのバッチファイル起動をして、結果が出るまで2分間弱。このわずかな時間、目を閉じて音の流れに身を任す。 ほんのわずかな時間であっても、このリラックス感は実に重要だ。 ついでにヘッドフォン&アンプの試聴もできるしね。 _ #003の次元の違う再生音の原因がわかったかも。#001、#002と作ってきたヘッドフォンアンプが#003で突如別の次元にワープしたかのような再生音であることは先日触れた。 はじめのうちは、終段がSEPPでなくシングルになったからか? などと考えていたのであるが何度音を聴いてみても、この再生音の差は、そういう次元というか、そういう性質での違いでは無いような気がしてならなかった。 で、仕事しながらちまちまと、#001、#002、#003 と繰り返し聞き比べていくうちに、だんだんわかってきたような気がしたのだ。 その違いの理由は、クロストーク(チャンネルセパレーションとも言う・・・言葉としてどっちが正しいんだ?)の違いだ。 #001、#002は、電池駆動なので電圧降下を嫌って電源デカップリング回路がかなり弱い。#003は、かなり豪勢にエネルギーを消費する仕様なので、試作回路の電源デカップリングも暫定ではあるがかなり強力なものだ。この左右chの電源ラインの分離度の違いから、#001、#002はクロストークが40〜50dB程度しか取れていないのに対して、#003は65dB以上取れている。これが、ステレオ再生時に大きな品質差となって感じられるのだろう。 事実、#001〜#003の入力端子の左右に、電圧合成してモノラル化した信号を入れて聞き比べてみると、#003についてもステレオ再生時ほどの差異は確認できない(それでも#003は他の2台とは基本回路が異なるので、異質な音ではあるのだが)。 う〜〜〜〜ん、クロストークは実に重要なファクターだ。 ということで、#003回路fixはまだまだ先のこととなった。電源部を見直して、電源からの回りこみによる低周波数域でのクロストーク悪化を徹底的に対策したい。 2007-01-22 形になったかな?_ 新機能なかなかいい感じ。土日でシミュレーションした新機能、自然界でもそこそこ破綻なく動いているようだ。自然界での評価時間があまりにも少ないので安全サイドに振った挙動をさせざるを得ないが、まずはこれにて。 さてと、まだまだやらねばならぬことは、山積している。 2007-01-23 ・・・・_ 自我の不思議。たまに、わけのわからないヘンなこと考えるんです。 例えば今日は、自分の「意識」について、考えてました。 「意識」って不思議ですよね。私は私であって貴方では無い。これって当たり前のことのようですが、よくよく考えると、どうしてそうなっているのか、理解することはとても難しいです。 人間には身体があって、一番上に顔があって、その頭部の中に脳があります。この脳の中に「意識」があるっぽいってことはなんとなくわかりますが、物理的な身体と、この意識とは一体どういうつながりがあるんでしょうね。 脳という組織は、物理的に存在するものですが、この中で行われている私を私たらしめている意識、精神活動というものは、物理的には存在しないわけです。この意識、精神活動ってのは、一体どういう現象なのでしょうか。 仮に将来、脳の移植・・・というよりも、相互に交換手術が出来るようになったとします。仮に、今これをお読みの貴方の脳と私の脳とを交換したとしたら、意識はそのままで身体だけ入れ替わるってことになりますよね。そんなことってアリなんでしょうか。 私は酒がすごい好きですが、仮に酒が嫌いな人と脳を交換したら、酒が嫌いな人の身体に酒好きな脳が導入されることになり、どうなっちゃうんでしょうね。 脳の神経系・・・IOが全部解明されて、それを完全に電気信号で置き換えることができるようになったとした場合、脳だけ取り出して、電極たくさんつけて、生命維持装置に繋げさえすれば、身体は無くても私の意識、精神活動は維持されるわけですよね、きっと。 で、本当は身体が無いにも関わらず、あたかもあるかのような刺激を与えていれば、私の意識は身体があると信じきってしまうことでしょう。 どうもね、無形である自分の意識、精神活動と、物理的なこの現世のなかにおける自分という物理的な存在の間をとりもつものはなんなのか? という点がね、いまいち自分ではっきりしないんです。 生き物の魂って、なんなのでしょうね。「個体」って言い方しますけど、なんで個体なんでしょう。どうしてひとつの身体にひとつの意識っていうふうになったんでしょう。身体と魂が1:1に対応している必要はどこにあったのだろう。 こういう感じの疑問は、かれこれ小学生のころからずっと抱いていたものです。 今夜は久しぶりに、ウイスキィ片手にこんなどうでもよいようで、とても重要なことをつらつらと考えてしまいました。 2007-01-24 宇宙レベルで考えてみると・・・_ 人間なんて小さい存在。私がはじめて、自然のなかでの自分の立ち位置ってものを感じたのは大学時代、秩父山脈内で野営をしたときのことだ。 キャンプ場なんていう整備された環境ではない。まさに、誰も来なさそうな道をはずれた山奥にテントを張って、数日そこで寝泊りするのだ。 なんでそんなことをしたのか、明確な理由は無かった。当時私は都会を離れた山奥の林道を走ることが好きだった。喧騒から一切隔離された山の中。自分の車のエンジンを止めればあとは自然の成す音しか聴こえない。そんな世界に惚れ込んだ。 その延長で、「テント張って泊まってみるか」ぐらいな軽い気持ちだった。 しかしそれは、とんでもないことの入り口だったのだ。 最初の夜はほんとうに怖かった。同じ経験ある人なら激しく納得してもらえると思うのだけど、本当に怖い。山中にテント張って、周囲には文明に関係するようなものは自分の車以外一切無し。当たり前だけど真っ暗。月明かりってこんなに明るいのかって思えるほどなんにも照明は無い。遠くからはフクロウの鳴き声が。 テントに居るのが怖くて、なんど車に戻ろうかって思ったかわからないぐらい怖かった。風にそよぐ草の音ですら、「まさかなにか獣?」みたいな恐怖感を駆り立てて意味不明に懐中電灯でそこら辺をサーチする。 それほど自然というものは、脅威を感じるフィールドだった。 しかし、二泊目ぐらいから状況は変わってくる。 テントの中で過ごす夜。慣れてくると、なんとなく、自分もこの大自然の仲間になれたかのような気がしてきて、心なしかフクロウの鳴き声も、私に話しかけてくれているように感じる。風にそよぐ草の音も心地よく感じられ、なんだかわからない生き物の鳴き声が聴こえてももはやあまり恐怖感は感じない。 寝袋に包まって眼を閉じてみると、地球の自転が感じられる。 なんだか、宇宙と共に居るんだなって、感覚。 山奥で深夜、眼を閉じて耳を澄ませば大宇宙の音が聴こえる。この一体感ってなんなんだろう。なんだか自分が宇宙に溶け込んでしまったかのような感じを覚えたのである。 昨日の恐怖感を思い出し、今日のこの心地よさと対比するに、人間なんて、いや、俺なんて、宇宙規模で見たらどってことない、取るに足りないほんの米粒以下の存在なんだよなって、思った。 大自然の中で生きている自分というものを知ったとき、一方で、普段は人間社会というシステムの中に適合しようと一所懸命あくせくやっている自分ってアホだなって、真剣に思ったものだ。 自分が持っている悩みなんてさ、ぜんぜんどってことないじゃんみたいな。 今、もし、私が熊に食われて死んだとしても、この大自然はなんら影響を受けないし宇宙は相変わらず運行される。もっと視野を広げても、仮に第三次世界大戦が勃発して人類が全滅したとしても、ローカルでの自然は影響を受けるかもしれないが宇宙は相変わらず運行され、人類が全滅すればそのうち自然に修復されるに違いない。 そう考えるとさ、全ての悩みがほんとに取るに足りないことのように思えてきて、自分の存在が取るに足りない小さいものだってことを明確に認識したそのとき、この大自然のなか、自分で出来ることを全力でやっていけばそれでいいんだって思ったのだ。命あれば儲けモノってヤツだ。 それが私の、いまに続く原動力のひとつかも。 2007-01-25 一歩も外に出ずの日。_ 仕事の合間に#003電源部。
今日は外出は無しでしたが自オフィスでお仕事です。
で、仕事の合間を見ながら、#003ヘッドフォンアンプの電源部の一部を基板実装してみました。
誤解のないように補足しますと、この写真の回路は左右の電源分離を確保するためのフィルタ回路のみで、この前段に、大容量コンデンサ3発による平滑回路が入る予定です。
2007-01-26 ・・・・_ 基本的なところ。まぁ、あれだ。今日も一日仕事尽くめの日だったけど、みな、同じベクトルを持ってがんばっているってことはきわめて重要だ。 みな、同じベクトル持っているんだよ。目標は同じってこと。 がんばろうね。 2007-01-27 お休みメインってことでここはひとつ。_ 仕事はほんのちょっとだけ。最近ず〜〜〜っと仕事尽くめだったこともあり、今日と明日はお休みメインで仕事はサブという形で進行させたい週末。 娘とペーパークラフト作ったり(去年からず〜〜っと作っている結構な大作)、近くの川の土手を散歩したり。私は徒歩、娘はキックボードで。 のんびり4Kmぐらい歩いたかな。 天気もよく、風もそんなに強くなく、気持ちよかったな。 しかし暖かいね。ほんと暖かい。 _ 散歩していて考えたこと。この世の中にはいろんな出来事がおきる。街中の小さないさかいから、地球規模の温暖化問題まで、いろんなことがおきている。 が、それって、人間の勝手な都合で、人間界でおきていることなんだよね。 宇宙規模で考えてみたらどうなんだろう。 地球の平均気温が上昇して東京やニューヨークが水没したとしても、宇宙規模で考えてみたらほんと些細な出来事なんだろうな。俺らの生活で例えてみればさ、池にお湯を少し垂らした程度のことなんだと思う。池にお湯を少し垂らしたって、人間にとってはどうってことないけど、その場に居たゾウリムシにとっては大パニック状態だろう。突然の熱波で熱死する仲間多数、わけもわからず身一つで逃げ出すって感じか。それこそ、突然東京にミサイルが命中したぐらいの騒ぎだろう。 そう考えると、世の中って必ず上位の世界があって、視点をどこにおくかで今の自分をどう捉えるかすら大きく変わってしまうから不思議なものだよね。 じたばたしてどうにかなることと、どうにもならないことがある。 どうにもならないことをどうにかしようと頑張ってみても、それはどうにもならないことなので、どうにもならないのである。 しかし、その行為が無駄なのか? と考えると、そうでもないと思う。 そういうことを繰り返し経験していくと、どうにかなることと、どうにもならないことの見極めが出来てくるようになるし、どうにもならないことをどう回避すればよいのか、見えてくるようになる・・・ような気がする。 そんなことをつらつら考えながら、眼の前で走り回っている娘には改めて、自分で考えて、自分の思う通りに、自分の道を生きて欲しいと思うのであった。 2007-01-28 ・・・・_ 気だるい寝起き。昨日の晩、少し酒飲みすぎたかな? ビール330ml(キリンのゴールデンホップ)、赤ワイン一本(750ml)、ウイスキィ120ml(竹鶴12年)ぐらいしか飲んでないのだけどなぁ。 風呂上りの空腹時に飲んだのがいけなかったのか? お酒は空腹時に飲むのはよくない! とか言われるけどなにいってるんだよって感じだよね。 晩飯前の風呂上りに、一気に飲むビールは本当に最高。330mlなんてさ、ほんと10秒ぐらいで飲んじゃうよ。グラス2杯分弱だもんね。 _ 機能追加要望。もう納品済みで検収上がって開発完了したシステムに、急ぎで追加したい機能があるんで見積くれというありがたいメールが。 が、作業量がかなり微妙だ。 見積作ってる時間で対応できちゃいそうな感じなので、いつもお世話になっていることもあるんで今回は大サービスで無償対応させていただくことに。 _ さくっと機能追加終了。メールで差分を送付。これにて一件落着。 _ 今日も午後から一人の時間。家内と娘が午後からお出かけ。ここ数ヶ月、とある事情により毎週日曜日の午後はいつも一人の時間なのだ。 で、#003の主要回路を一気に基板実装しようと思うも、なんとなく精密な作業をする気分になれず、サーミスタの特性を測定しながらYouTubeをつらつら見てみたり。 しかしクオリティーたっかいオリジナルビデオ多いね。俺もなにか作って出したくなっちゃうな。でも、活動写真は専門外だからなぁ。 2007-01-30 パニック二日目。_ いろんな色。ほんと、世の中にはいろんな色があるものだ。 _ いにしえの2SK30。ゲルマ屋本舗さんから、1月9日にお年賀画像を頂戴していたのですが、今頃ご紹介です。 シルクハットな2SK30です。Aの付かない、初代2SK30ですね〜。
2SC372と同じシルクハットな外観は、とっても味のあるものです。今月は終始パニックでなかなかゆっくりもできず、今頃のご紹介になってしまいましたぁ。
2007-01-31 パニック三日目。_ 月末大渋滞。今日は電車と徒歩で移動したので私は影響を受けなかったのですが、道という道、かなり渋滞していたようですね。 _ 生命保険のこと。平時は午後からクライアントのオフィスに出向く私ですが、ここ最近、とても忙しくて楽しい(急を要する案件が次々と・・・)ので午前中からオフィスに出向いてデスクであーだこーだとやっています。するとですね、昼休み時間、「なんか見慣れぬ人間が今日は座って居るなぁ」って気が付いた生命保険の勧誘のおねぇさん(?)がやってくるわけです。 もうお金無くて入れませんから私。 とはいえ自営業の身、自身の健康が収入に直結しているだけに生命保険というもの自体には興味がありますから、むげに追い返したりはしません。なにか面白い商品がないか聞いて見ますと、フシありと見られたのかすごい勢いでいろんな設計書を持ってきます。 あの、そんな具体的な数値よりも前に、勧めている商品のOverviewをわかりやすく説明して欲しいのですが。 契約ありきすぎますね。確かにノルマがあって大変だとは思います。私も過去、三年間営業マン経験してますから、「売れ売れ」プレッシャーは理解できます。なかなか新規取れないと、よけい焦るんですよね。でも、私がその当時、自分の商品が売れはじめるようになったのは不思議と「売らなきゃ」って思わなくなったときからでした。 気が付けば簡単なことで、「お客さんの必要としていること」「お客さんの立場(決裁権ある人か無い人か)」「お客さんの期待する効果とお客さんがかけてよいと思っているコスト」を瞬時に正確に察知把握して、それにあった商品の提案書をタイムリーに持っていけば、いいのです。 私の読みが外れてなければ、当たり前ですがあとは自動的に売れます。だって、お客さんが欲しいと思っているものを用意しているんですから。 「掛け金厳しければもっと下げられますよ」なんていう説明をする前に、普通に生活していて保険金支払い対象になる可能性がどのぐらいあるのか? その事象が発生したときにどのぐらいの自己負担が必要なのか? それに対して紹介してる保険商品の掛け金は魅力的なものなのか? っていう、理路整然とした勧誘をしてくる保険の外交員のかたには、過去お一人しかお会いしたことありません。そのかたは、比較的ご年配のかたで自社のあらゆる商品を熟知しているかたでした。私の欲しいものをちゃんと持ってきてくれましたので、そのときは即契約しました。 ところで生命保険というものの仕組みも、謎ですよね。以前、結構突っ込んで調べてみたことがあります。 契約者がほぼ同時に全員亡くなられてしまったら、当然その保険会社は破綻します。そういうことが絶対にないという根拠(専門的な統計リスク分析)があって、また、今後の時間経過によりどんぐらいの率で支払いが発生するかという理論があって、それに基づいて資金運用計画が立案されているようですが。 でも、それって、年齢別人口ヒストグラムがこんな感じの時代の理論だったんでは? | ***** | ******** | *********** | *************** | ****************** | ********************** |***************************..... +------------------------------------ しかも出生率2以上。 でも、出生率が2切った今の時代、突然25歳の人が生まれてくるわけもなく、医療の進歩で平均寿命も伸びる一方なわけですからこのヒストグラムはこうなるわけです。 | ***** | ******** | *********** | *************** | ****************** | *********************** |....****************************** +------------------------------------ そうすると、もらうほうが払うほうよりも多くなって、今の年金問題と同じ現象がおきるわけです。 今後どうなるんですかね、生命保険。 いえね、最近画像のヒストグラム分布ばっか見ているんですが、そういえばこれ「年齢別人口分布に似ているなぁ」って、ふと思ったんです。 今度保険の勧誘に来たひとに、「少子化傾向、未婚率上昇に伴うジジババ時代が本格化している今、例えば私が保険金を受け取るであろう20年以上先における御社の保険金支払い能力を維持するために、御社は具体的にどのような資金運用計画を立てているのですか?」って質問してみよっかな。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
_ RIEKOHEAD★ [年越しそばはセブンイレブンでした。 今年もよろしくです♪]
_ 青木@管理人 [ウチはよくスーパーで売っている蕎麦を茹でて食べましたが、大晦日に買ったかき揚がなんと! 一個で三百円もして「あこぎな..]