2011-06-24 毎日ビールが美味すぎて困る。_ エアコン試運転。(15時52分記)エアコン上部の埃を掃除して、フィルタ掃除して、全部屋のエアコンを試運転しました。 除湿運転です。ちゃんと湿気取ってます。屋外ドレン口から、水がぼたぼた流れていきます。 よし。OK。 すぐに止めて窓全開。ウチの中を初夏の風が駆け抜けます。 _ 謎の線量計納品。(17時30分記)
先日、eBayをつらつらと眺めていると異様にチープで異様に安い線量計を見つけたのです。1台なんと! 24.99USD。1$=¥82で計算しても、2050円ですよ。GM管を単品で買うより安いぐらい。商品説明には、「新品だよ」「ビープ音を数えて線量に換算するんだよ」「測定範囲3段階切り替えで、0.05μSv/時から80μSv/時まで測れるよ」と、書いてあります。 GM管からの信号を検出して単にプチプチ音を鳴らすだけならまだわかるのですが、測定範囲3段階切り替えってのが謎です。プリスケーラが入っているのでしょうか? だとしたら画期的に安いです。『なんなんだこれ?』と思って、出品者に質問してみました。何度か行ったやり取りはこんな感じです。
私:『やぁ! あんたの出品してる線量計、異様に安いけどGM管なの?』 出:『はい! あれは確かにGM管使ってま〜す。 同じ金額でそのへんのモールで普通に売ってるもので〜す。』 私:『送料が1個買っても5個買っても33USD/個なんだけど、まとめたら 安くならないの?』 出:『ごめんなさ〜い。combine出来ないので送料は何個買っても 安くなりませ〜ん。』 モールっていうのは、ショッピングモール? あるいは日本で言うところのホームセンターのようなところ? そんなところで線量計が米ドル換算24.99で普通に売っているってのもすごい話です。 そんなことより送料の件。普通、1個だと送料33ドルだけど、まとめて買った場合は2個目以降は1個あたり5ドルupとかいうケースが多いのですがこの出品者、1個買っても5個買っても、送料は33ドルx個数で安くしてくれようとしません。なるほど。たぶん、商品自体はほぼ買値のままだけど、梱包手数料で利ざやを出そうという魂胆でしょう。 まぁいいです。33ドルだとしても57.99ドルで4755円です。興味半分実用半分で、5個買ってみたのです。
ちなみに梱包ですが、しっかりcombineされてやってきました。まぁいいです、いいですよ。この程度のことで目くじらを立てる私ではありません。 確かに使われた形跡は無く、新品っぽいです。しかしやはりかなり安っぽい質感。超安いトランジスタラジオって言ったらいいでしょうか。落としたら粉々になりそうなプラスチックケースです。 取説や回路図も入ってますが、記述言語が謎で全く読めません。回路図は、想像していた以上に複雑な構成ですが、電子部品の記号がこれまた謎で全容がわかりません。そもそもこれの機種名、なんていうのでしょうか? 読めません。 ひとつひとつにシリアル番号が手書きで書いてあって、検査印も押してあります。これによりますと、1992年製のもののようです。 電池(006Pの四角い9V電池)を入れて電源を入れてみますと、いきなり「ぴっ、ぴっ」と、バックグラウンド放射線を拾っては音を出してくれます。なかなかいいんじゃないですかね、これ。私がこちらで書いた、まさに必要最低限度の機能を持ち、かつ、信頼できる値を知ることのできる線量計の条件を満たすものです。 使い方は極めて簡単で、上部にある2つのスイッチのうち片方が電源スイッチ、もう片方がモード切替のスイッチです。 モードは、2モードあって一つが低線量(0.05〜1.2マイクロSv/時)、もうひとつが高線量(0.5〜9.6マイクロSv/時)です。
写真を見るとわかりますが、本体表面に、10秒当たり鳴ったビープ音に応じた線量換算表がついています。謎だったのがこの換算表の一番右にある「3」というところ。モード3なんか無いので、「はて?」と思って回路図を追ってみるとこれはLEDなようです。本体上部にLEDが付いているのですがこれがパイロットランプでは無く、また、ビープ音とも連動していません。どうやら、超高線量になるとビープ音が鳴りつづけて数えられなくなるので、このLEDが光りだすということのようです。 あの「3」の隣のマークは、LEDを示していたんですね。お茶目ですね。 実に面白い。 早速消費電流測定です。
謎の線量計消費電流測定: 電源電圧である9Vを安定化電源で印加し、電源ラインに直列に入れた 電流計で消費電流を読む。 思いの外消費電流は小さいです。この程度の消費であればマンガン電池でも1000時間以上は持ちそうです。
早速1台分解してみます。 しかしですね、この写真のようにネジがなにかこうベタベタしたものが上から塗ってあって実に嫌な感じです。これなんなんだろう。封印してあったものが溶けてベタベタになったのかなぁ。あとでまとめて掃除しよっと。電池のクッション用のスポンジもどろどろベタベタに劣化してます。これもエタノールで綺麗に溶かし取らないとな。
開けてみて驚き! 予想の遥か斜め上を行く高度な回路です。半田付けもまぁまぁ綺麗。それでも気になるところはありますが、中華ラジオよりかは遥かに綺麗です。 そして、謎の集積回路が4つも使われております。購入前謎に思っていた「測定範囲3段階切り替え」の仕組みは間違いなくプリスケーラで実現ですね。なかなか本格派です。 これだけの回路+高圧電源部を0.3mAで駆動するとは、なかなかやりますな。 GM管はガラス製のもので、シールドされています。ベータ線を遮断して、ガンマ線のみを計測するようにしているのですね。すごいぞ線量計としての志の高さが垣間見れます。
高圧電源部です。トランスを使ったものではなく、チョークコイルを使ったシンプルな回路です。これもなかなか面白いです。 オシロを使って波形観測しながら、信号処理を調べてみたらこの謎線量計、以下のような構造になっているようです。
■謎線量計の回路構成概念図 低線量モードではGM管が2個放射線を検出すると1回ビープ音が鳴ります。高線量モードではGM管が16個放射線を検出すると1回ビープ音が鳴ります。 低線量モードでも1/2分周されているなんて気配り泣かせてくれるじゃないですか。実際、GM管からの信号を直に聞いていると、平時の自然放射線量ぐらいの時でも「ブブッ」みたいに何個か連続してやってきて「あれ? 今の2個か? 3個か?」っていうときがあるんですよ。これを防ぐための恐らくは1/2分周でしょう。 LED側は、ビープ音のカウント回路とは別に、128個GM管が放射線を検出すると、1回光るような構造になっています。 一方で謎なのは、上記分周比で考えると、あの表面にある換算表に一部?なところがある点。なんなんだろう。なにか謎のノウハウがあるのかなぁ・・・ まぁ、気にしても仕方ないぐらいの誤差の範疇ですが。 いやこれ実に面白い。よく考えられています。これが24.99ドルとは・・・ 正直線量計って使い慣れてくると、音を聞いているだけで充分になってくるんですよね。仕事しながら脇でピッピピッピ鳴っているみたいな。 シンプルすぎて素晴らしいですこれ。なんだかこの謎の線量計、私の常用機になりそうです。
もうね、ケースの中があっちこっちベッタベタで黒い粉とかふいてたり実に気持ち悪いったらありゃしません。当初想像していた以上の完成度の高さに敬意を表し、大変気に入ったこともあって、全数水洗いする覚悟を決めて、全部分解してみたら面白いことを発見しました。いろんな種類のGM管が使われています。 シールド付きガラスGM管や、SBM−20、なんだかわからない謎のGM管等々・・・ そうそう、動作試験した際に1台どうも具合の悪いヤツがあったので、GM管の不良かと思い、分解ついでに手持ちのCTC−5と交換してみたのですが、具合はよくならず。どうも電子回路のどこかが病んでいる様子です。後々治してあげることにしましょう。
洗面所に行ってケースを使い古しの歯ブラシでゴシゴシ洗います。あっという間に綺麗になります。うん、実に気持ちいい。
ベタベタネジは、無水エタノールにしばらく浸しておいて、これまた1本ずつ使い古しの歯ブラシでゴシゴシ洗います。ベタベタも取れてピカピカになります。うん、これも実に気持ちいい。なんてったって私、几帳面なB型ですから。
乾燥中です。スポンジのベタベタも取れて、全般的に汚かったケースがすっかり綺麗になりました。 あとはしばらく干して、乾燥したら組み上げましょう。この後の作業は明日かな。 この中の1台はすでに嫁ぎ先が決まっています。さて、どれを嫁に出すかな・・・ 一番安定してそうなヤツをチョイスしましょう。 それにしても今回の謎の線量計。非常に満足できる買い物でした。 _ 海外からの購入物の到着日数。(21時50分記)ここ数ヶ月以内で、ウクライナから2回、トルコ共和国から2回、それぞれ物品を購入しました。 先方がどんな手段で送っているのか詳細は不明ですが、受取側の私はいずれも郵便局の人から、「国際書留で〜す」という形で受け取ってます。 いずれもイニシャルで三千円ぐらいの送料がかかっているので、日本発で言うところのEMS便なんでしょうかね。 で、先方が『発送したよ〜』から、私が受け取るまでの日数ですが:
ウクライナ→日本 : 8日間ぐらい トルコ共和国→日本:10日間ぐらい って感じで届いています。 備忘録兼ねて、ご参考までに記しておきます。 _ 角ハイボール激美味い。(23時00分記)なにこれマジで。 そもそも角ハイボールって名称が謎で、ハイボールつうのは本来、角瓶を炭酸水で割ったものなハズなので、トリスハイボールとか「ちゃんちゃらおかしい」わけですよ。でもまぁ、いっか。そう堅いことは言いっこ無しで。 今まで自分で、角瓶を炭酸水で割ったりしてみたことはあったものの、それはまさに単なる炭酸水割りだったので「ふ〜ん」って感じだったのですが、今日、近所のスーパーで売ってた角ハイボール500ml缶を買って飲んでみたんですよ。 そしたら激美味いじゃないですかこれ。 なんなんですかねこれ。なにか秘密があるんですか? 気に入ったです。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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eBayも何でも売ってますねー。僕も探してみようかな。<br>ベタベタは長期在庫で劣化したんでしょうね。
あの手のベタベタは、昔のカメラのモルトプレーン交換でおなじみですから、まぁ朝飯前ですね ^^)<br><br>eBayは暇なときにつらつら見ていると面白いです。
同じ線量計と思われるものをeBayで発見しました(笑)。<br>買っちゃおうかしら?と思いましたが…売価激安ですが送料高いです(苦笑)。<br>青木さんと同じsellerかどうかは分かりませんが。<br>トータルだともうちょっと安いのもあるしなぁ…。<br>でも、青木さんの詳細な分解掃除手順があるのは大きいし(笑)。
送料がネックですよねホント。<br>ヤフオクでも同じの見つけましたが、15.8K円と激高いです。