2011-07-01 原発推進プロパガンダに騙されるな!_ 謎の線量計、日本の気候に馴染まず?!(23時37分記)7月ですね〜。今日も昨日もきっと明日も、ビールが美味い毎日ですが、遂に今日から「電力使用制限令」が発令されました。 確かにね、東電管内は福島第一原発だけでなく、あちこちの火力発電所もかなり被災しましたから、ある程度は仕方ないとは思いますけど、あの、15%という数値の根拠が全く意味不明です。にも関わらず、素直に従う日本国民というか、東日本国民。 おいおいって感じです。 おかしいですよね・・・ 最近、インターネットだけでなく、街のあちこちにも、東電供給可能量を100%とした場合の直近の電力消費量グラフが表示されてます。 『あ、90%超えた。やばいな』みたいな雰囲気満載ですけど、そもそもあの100%って、どういう根拠での100%なんでしょうか。 そこんところ、納得出来るだけの説明が無いにも関わらず、みんな一所懸命に不便な生活に耐えているってのも、おかしいですよ、マジで。 もちろん納得できないからと言って浪費していいってわけではありませんし、私も例年通り無駄な電力を使わない生活を送ってはおりますが、今季であっても無理な節電をするつもりは一切ありません。 あの100%を超えたらどうなるのか? 果たして超えられるものなのか? 本当に大規模停電は起きるのか? 実は嘘だろあの100%・・・そんなことないですかね。 98%ぐらいになったら、密かに発電余力が増加してたりなんかして・・・ 実に不謹慎かもしれませんが、私は、単なる好奇心ですが、純粋に実験してみたいと思っています。 今後の首都圏直下型地震への備えという面からも、一度、大規模停電を意図的に起こしてみといたほうがいいんじゃないですかね。 そんな発想は駄目ですか? アブナイ人間認定されちゃいますか? モノ作りに携わるエンジニア視線で考えてみると、自分が作ったモノのストレス耐性というのは非常に重要な項目です。ストレス限界を超えたときに、その系がどういう動きをするのか、安全に停止するのか、という点は、設計上最も気を遣う点です。 過去にも何度か、電力需要増大に伴う大規模停電のリスクというのは取り上げられてきましたが、実際起きるとどうなるのか。もし、起きる可能性があるのなら、被害を最小限度にとどめるような停電をさせることのできるシステムにしておかねばならないわけで、当然そんな最低限度のシステムはすでに構築されているのでしょうから、一度ぐらいは実際にその「大規模停電システム」を稼動させてみる必要があるのではないかと。 いずれにしても、いち民間企業のくせに今までこれだけ市場独占を許され、保護され、絶大なる価格決定権を与えられ実際にそれを行使してきたにも関わらずこの体たらくですからね。これだけの手厚い保護を受けながら電力の安定供給ができないのなら、現状の体制は全く合理性がありません。 何度も書いてることですが、もう今後は発送電分離で全面的市場開放は必須の流れでしょう。 ・・・・・ 今日はそんなどうでもいい話はどうでもよくって、先日5台購入した謎の線量計、購入当初から1台いまいち具合が悪かったのですが、その後もう1台、具合が悪くなってガンマ線をカウントしなくなってしまったのです。 『おかしいなぁ・・・』と思いながらも、さすがに製造後20年近く経過した今、設計寿命をまっとうしたのけ? と思いつつ、先日仕事の合間にGM管外していろいろ調べてみました。 そしたら不思議なことが分かったのです。
・外したGM管を、自作テストベンチで動作させると正常に動作する。 ・基板単体でGM管部にダミー回路を入れてみると、ちゃんと正常にカウントする。 ・しかし、両者を組み上げると、動作しない。 ・・・なるほど。 もう1台の具合が悪くなりはじめたのが数日前。ここ横浜の我が家のジメジメ度が一気に上昇し、夕方に超絶雷雨があったりしたころなんです。 そう・・・湿気ですね、これ。 ガラスGM管を使った2台(うち1台は修行の旅に出て手元に無い)は極めて安定していて、基部がベークライトっぽいGM管を使った3台のうち2台が動作不良を起こしています。 きっとこの基部が、日本の高湿度に耐えられなくなって高電圧リークを起こしているんじゃないですかね。 と思って、エアコンを除湿運転した上で具合の悪くなった2台を動作させてみると、見事2台とも復活して元気にガンマ線をカウントしています。 実はね、この線量計、購入直後から回路構成上少し疑問に感じるところがあったんです。 GM管の負荷抵抗が、15Mオームとかいう異様に高い値なんです。GM管の寿命を気にしてのことなのかなぁ・・・ 普通は5Mオームぐらいなんですが。
私の経験上、15Mオームのハイインピーダンス回路を無難に動かそうと思ったら、ガラエポ基板使うか、簡単なものであれば空中配線で済ませるか・・・という感覚です。
ガラスGM管なら湿気があっても問題なく動作していることから、これはGM管の駆動インピーダンスを下げれば解決できそうです。 近々回路定数を変更する改造を行う予定です。したらば、2台とも日本でアジサイが綺麗な季節でも、普通に動いてくれるようになるでしょう。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
ホント! そうだ、そうだ〜、原発推進プロパガンダに騙されるな〜! \(^_^)/<br>いつかは関東にもM9並みの地震がくるかもしれないので、都市部大規模停電実験は、確かに一度は試してみた方が良いかもしれません。それはあくまで実験で、原発プロパガンダとは切り離して。3.11に交通網が麻痺したのも、大変でしたが、震災時の帰宅練習にはなりましたよね。病院などを実験から除外する手段が悩ましいですが。<br>震災直後の東電の動きを見ていて、この夏、わざと大停電をやりそうな気がしないでもない、怖さがあります。<br>とにかく「原発」というのは麻薬というか、覚醒剤に近いようで、どんな事故が起きても恥ずかしげもなく正当化し、必要性を説き続けるので。麻薬&覚醒剤と同じだなと感じるのは、人格が崩壊する、というところも同じだからです。<br>東電の15% では政府が喜んで飛びついて、電気事業法に基づく電力使用制限令が発動されるまでの事態になったけど、大阪では橋下知事が意見してくれたおかげで、関電もフニャフニャフニャ〜っと、実は11%でいいんですけど〜お願いレベルで15%〜とか、どんどん露見するありさま。<br>↓こんなん見つけたのですが、なんと福島県教職員組合双葉支部公害研究会・編だそうですよ。で、この本の中でアメリカの大停電について触れられているそうです。市販の出版物ではないので簡単に手に入らないようなのが残念です。<br>ttp://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/ad4c17a2cd8ed5b1d371731f1c57a3aa<br>市川定夫先生のムラサキツユクサの実験で自然放射線と人工放射線の違いも実証されてるんですねどね。それでも原発を推進する人たちって…。<br>3.11以降も事故った原発は悪化の一途だけど、火力はどんどん復旧してますよね。火力の方がはるかに『thermal power is human power』です。東電も原発のページにこんなキャッチフレーズはさすがにつけられないようで。<br>ttp://www.tepco.co.jp/tp/howto_h/feature/index-j.html
JKさん:原発=麻薬・覚醒剤という見解は全く激しくいちいち同意です。なんで福島がいまだにあんな目に遭っているのに、ドイツやイタリアがああいう国家的判断を下しているのに、事故当事国である日本は未だに原発推進しようとしているのか、全く意味がわかりませんでした。<br>が、あれこれ毎日調べていくうちに、その構造上のなんというんでしょうか。あまりにも強大な、一言では表現できないなにか麻薬のようなものが見えてきました。<br>まだまだ全容を知るには時間がかかりますが、これは非常に大きな、麻薬を常に確保するための仕組みです。<br>電気料金という名目で、国民から麻薬のエキスを吸い上げているんですよ。<br>もう少し情報がまとまって、あと、私の覚悟が出来たら(笑)書きたいと思っていますが、このままでは、本当に日本という国自体が、駄目になります。<br>その点橋下知事のツッコミは、政治パフォーマンスでもなんでもなく、ごく普通の人間が持つ感覚なんだと、思います。<br>結局関電も、自身の主張を正当化する数字を出せませんでしたしね。出せるハズが無いことは、実は彼ら自身が一番よくわかっている。<br><br>ご紹介の「原子力発電と微量放射線の影響」面白そう。ぜひ読んでみたいものです。大停電陰謀説はたしかにさもありなん・・・ですが、仮にそれが陰謀であったとしても、今、同じことして同じ効果が期待できるかは、微妙だと思います。<br>昔と違って、今は、相当みんな問題意識を持ってますし疑問を感じている。大停電したら、むしろさらに電力についての国民議論が深まって、ひょっとするとよい方向に動き出すかもしれません。