2011-07-10 見えない敵との戦いは続く。_ パンケーキ型GM管入手。(16時23分記)日曜日にも国際書留郵便って配達されるのですね。日本郵政のみなさん、お勤めご苦労様です。 そんなわけで扇風機に癒されつつ、先日来相変わらず具合の悪い線量計1台の様子を見ながら仕事している日曜日の午後、先日注文してあったパンケーキ型GM管3個が遥々ロシアのウラル連邦管区からやってきました。 そうそう、この具合の悪い線量計ですが、先日高圧部のコンデンサを変えたりして相当良くなったのですが、ずーっと連続で稼動させていると、6〜10時間ぐらいで突如カウントしなくなり、10分間ぐらいで自然復帰してまたカウント開始するという、なんとも実に原因究明がしにくい不具合に遭遇しています。他の3台は24時間ぶっつづけで動かしても至って元気なのですが。
そんなわけでちょうど今日も、この具合の悪い線量計を基板むき出しのまま「ピッピピッピ」鳴らしてましたので、このパンケーキGM管の動作チェックをすべくGM管を外して、パンケーキを付けて鳴らしてみることにしました。 まずは取り出してみます。光り輝くマイカ窓が実に美しい。 そしてこのGM管、とっても良い音がするんです。GM管同士がぶつかると、なんていうんでしょうか、ガラスで出来た繊細な風鈴のような、『シャランシャラン・・・』という、実に綺麗で涼しい、繊細な音がします。あんまりぶつけ合うとどう見てもよくなさそうですが、ついつい『ぉおいい音』とか言って、お互い優しくぶつけ合ってみたりして。 早速蓑虫クリップ配線で、鳴らしてみます。いやぁものすごく反応いいです。バックグラウンド比でCTC−5より倍ぐらい拾っている感じ。 『おいおい、俺の部屋はそんなにアルファ線やベータ線だらけなのけ?』と、若干の恐怖を感じながらも3個とも動作OKでした。 パンケーキGM管はガンマ線感度は普通のものより低く、アルファ線とベータ線の検出を目的としています。いろんなものの表面汚染検査に適しているGM管なんですが、これを使ってなんとか食材の汚染の見当ぐらいは付けられないかなぁ・・・って、思って、このたび入手してみたのです。 このGM管は、10万円以上する表面汚染検出用サーベイメータに使われているものと同じかそれ以上の性能を持っているものですから性能的には問題ないハズ。 お値段も、実に高かった。と言っても、1個1万円ちょいx3+送料 ですが。1個当たりの値段で比較すればSBM−20やCTC−5の約5倍ですね。 ボチボチと実験しつつ、研究して行きましょうか。
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