2011-07-31 夏よどうした?_ オシロが壊れた。(14時14分記)
左の写真、真ん中に写っているのが愛用の100MHzアナログオシロ、リーダー電子のLS 8105です。 破壊の内容は、「電源スイッチがオンのままホールドしなくなった」という、なんとも踏ん切りの付けようのない地味なもの。アナログオシロですから電源スイッチもアナログです。押し込むと機械的に「カチッ」とロックがかかってオンになるという、よくあるタイプのスイッチなのですが、これが、ロックしなくなってしまい、押し込んだスイッチがそのまま戻ってきてしまい、オフになってしまうというものです。ですから、指でずーっと押し込んでいれば、正常に動作します。 実はここ最近というか、ここ数年というか、調子悪くて騙し騙し使っていたのですが、昨日ぐらいから遂に本格的に調子悪くなってきました。 他の機能は全く問題ないだけに、これはなんとかして治さねばなりません。 でもなぁ、もうこれ、何年使っているんだろ。(ガサゴソ・・・)平成11年1月8日に買ってますね。12年以上前かぁ・・・ 駄目モトでリーダー電子に問い合わせてみますかね。 100MHzのデジタルオシロも持っているのですが、どうも使いにくいというか、使い慣れたアナログオシロのほうがなんだか測定値が信頼できるような気がして、なかなか切り替えることもできずにいます _ 線量計DBG-05B日本対応改造内容。(14時57分記)ほぼ、納得できる形にまで改造することができました。 先日昇圧回路への入力パルス周波数を上げる改造をしたDBG-05Bですが、これでも湿度が70%を超えるとカウント不良を起こす場合があることが判明。さらにあれこれ調べてみた結果、どうもさらに入力パルス周波数を上げないと駄目な様子。そこで、さらに部品定数を変更して入力パルス周波数を50Hz(20ミリ秒周期)ぐらいにしてみました。 さらに、電源ラインにパラで入っている電源インピーダンス下げ用の電界コンデンサの容量抜け疑惑が発生したことを受けて、10μFのタンタルコンデンサをパラってみました。 これらの改造を行った結果、80%以上の高湿度下でも全く怯むことなく極めて安定してガンマ線をカウントしてくれるようになりました。かれこれ3日以上、連続稼動させてますが全く快調そのものです。 今回、おそらくはロシアン方面産まれの線量計DBG-05Bを手に入れ、いろいろいじってみましたがなにぶんにも製造から20年が経過しており、部品の劣化もあるのでしょうが日本で使うには湿気に弱いという致命的な問題を抱えていることがわかりました。 この問題を解決するために行った今回の改造をまとめておきます。
■線量計DBG-05B日本対応改造内容 おそらく湿度が高くなければ、こんなことしないでもオリジナルのままで充分動作するものと思われます。 今回の改造により、消費電流がほぼ倍になってしまいました。006Pの9V電池を使うのですが、改造前0.3mAぐらいだったのが、改造後0.5mA程度、流れています。これでも数百時間は連続稼動すると思いますが、オリジナルの低消費電流と比べると残念な結果です。 まぁでもそれはトレードオフですから已む無しですね。現在の実装状態を維持することを前提とした場合、湿度による電圧リークに対抗するためにはGM管の高電圧ラインのインピーダンスを下げるしかなく、そのためには、昇圧回路の平滑コンデンサへのチャージエネルギーを増強するしかないわけです。 しかし調べれば調べるほど、この線量計DBG-05Bの駆動回路はよく考えられています。安定稼動させつつも、極限まで消費電流を押さえようという根性、気概を感じることができます。 きっと、高価な積層9V電池の消費少しでも押さえようという意図もあるのでしょう。愛を感じる設計思想です。 この線量計、5台買ったのですが、1台はオリジナルのまま残すとして、残りの4台は全て日本対応改造を施す予定です。今現在、都合2台が修行の旅に出ておりますので手元にあるのは3台。旅に出ている2台も戻り次第、日本対応改造を施す予定です。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |