2009-07-12 朝から真剣勝負な日曜日。_ オリンパスE-P1撮影してのファーストインプレ。いつも日曜日は少し朝寝坊するのですが、今日はシグマDP2を里帰りさせるべく午後には宅配便で発送せねばならず、E-P1と撮り比べできる時間が限りなく限られていたために朝6時に起きてざ〜〜〜っと、100枚ちょい、試写してみました。 画質についてのレポートはかなり膨大なデータ量になるとともにズーム位置や絞りによる解像度変化なども解析するつもりですので数日お待ちください。 今日はE-P1でざっと100枚撮影したところのファーストインプレを記したいと思います。まだ使い始めてほんの6時間ぐらいですし、説明書もざっとは読みましたけど隅々までは読んでいません。勘違い、使いこなせてないだけのおおボケなどあるかもしれませんので、あくまでも雑談以下という位置づけでお願いします。 使い込んでいくうちに印象も変わるでしょうし、また、新たにわかることもあるかと思います。これらは逐次追加補足していきますので、そんな感じでよろしくです。 _ フォーカルプレーンのショックが結構大きい。これは意外でした。室内で適当にはじめの1枚を撮ってみて「えっ!」って感じ。いきなり予期せぬところから突然イノシシが突進してきたような驚きでした。「すこっ」って感じでシャッターが作動するのですが、これが思いのほかショックがあります。低速域ではこれが原因で手ぶれ増大しそう。シグマDP1/2の「ちっ」というレンズシャッターに慣れた身としてはこれはすこしいただけないです。せっかくミラーレスになっているのに・・・。エプソンのR-D1も同じフォーカルプレーンですが、E-P1の作動感はR-D1よりも気になります。 作動時間が長いせいもあるんでしょうね。当たり前ですがライブビュー中はシャッター開けておかねばなりませんから、レリーズすると同時に以下のような作動になっているハズです。
E-P1のフォーカルプレーン動作 シャッターレリーズ → 幕閉める → シャッター動作 → 幕開ける これについては実写にどんな影響があるのか、もう少し使い込んでからレポしたいところです。今まで使ったことのないシステム動作であるがために異様に気になるだけであって、それほど実害は無いかもしれませんし。 _ 撮影時のライブビュー捨てフレームの詰めが甘い。まぁ些細なことなのですが、レリーズすると撮影画像が確認のために数秒液晶モニタに表示されるのですが、たまにライブビューの残像が残ってしまっていて目障りです。毎回ではなく、どういうわけかたまに発生するのですが、気になります。こんな感じ。
正常なときの液晶モニタ状態 シャッターレリーズ → 黒画面(撮影処理中) → 撮影画像確認表示 まぁ実害は全くないのですが。 _ 手持ちでMFはかなり困難。私のE-P1の使用目論見は、エルマーかズマロン35mm/F3.5を付けて、135フィルム換算焦点距離70mmの中望遠機としてDP1/2のサブとして使おうと思っていたのですが、これ、特に35mmぐらいの焦点距離のレンズを付けた場合にMFするには三脚必須と言って良いでしょう。 MF時は画面の任意の位置を7倍もしくは10倍に拡大表示してピントの山を確認するのですが、EVFが無いためにカメラを眼から離した状態でレンズを操作しなければなりません。そうすると脇を締めるどころではなくなり、腕を伸ばさねばならずどんなに精神統一心頭滅却しても、腕のふるえのために画面がもう大地震状態。ピントの山どころじゃないです。 一緒に買ったズームレンズでも手持ちMF実験やってみたのですが、広角側はまだしも、25mm(135フィルム換算で50mm)より望遠側となると手持ちでのMFは限りなく難しいです。ズマロン35mmで遠景MFなんて手持ちでは神業の領域です。いっそ、ライブビュー拡大表示しないで通常ライブビューでピントの山を見たほうが、いいかもしれないです。さらに、2倍とか4倍拡大モードがあると嬉しいかったかも。 これについても、さらに使い込んで続報します。 _ 持った感じ、グリップ感は良好。実際外に持ち出して撮影してみると、お散歩お気楽カメラとして持ち歩くには、やはり少し重い感じですね。DP1/2が軽量だからよけい気になるのだとは思いますが、もう少し軽かったらよかったかも。でも、この重さのおかげで少しはシャッターショックが緩衝されるかもしれないということを考えると、軽ければよいってわけでもありませんから難しいところです。 しかしながら、「持って歩こう」と思って持っていく分には、それほど重いとは思いません。意味不明な日本語になってしまいましたがそんな感じ。 持った感じやグリップ感は、なかなか良好です。私は手が大きいほうですがそれでもうまいこと指をもてあますことなく、しっかり持てます。くれぐれもEVFが無いことが残念でなりません。 _ AF速度は速くもなく遅くもなく。レンズキットで付いてくるM. ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 を使ったときの話ですが、特にストレスを感じることはありません。ストップウォッチとにらめっこしながら「ぴぴっ!」とやってみますと、0.7秒ぐらいですかね。ちなみに、シグマDP1のAF速度がちょうど1秒ぐらいです。 _ 三脚穴は大変しっかりした作りで好感が持てる。このクラスのカメラであれば当然と言えば当然ですが、金属製のしっかりした三脚穴と底板です。 _ レンズキャップすぐ失くしそう。こればっかりは仕方ないですね。シグマDP1/2についても同じこと言えるのですが、レンズキャップの予備は近々に調達しておくつもりです。 いまだに我が愛機のひとつである富士写のFinePix4900Zみたいに、レンズキャップに紐付けられるようにしてくれればいいのになぁ・・・ 自分で改造するか。 _ カメラ内生成JPEGがかなりちゃんとしている。Raw撮りして全て標準設定で現像した画像と、カメラ内で全て標準設定で撮影したJPEG画像との間に、有意な差が見出せません。すなわち、現像段階で特殊なことをするつもりがなければJPEG撮りで充分実用になるということです。 DP1/2がRaw撮り前提で臨まねばならぬことを考えると、これはかなり楽です。 _ レンズキット付属のズームレンズの性能はまぁそこそこ。無難にまとめてあるって感じでしょうか。しかしながら、中央付近描写で1952年製のライカズマロン35mm/F3.5の描写に負けるとは・・・ あ、もちろん周辺までトータルで見れば、M. ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6のほうがM4/3センサーに最適化されているとは思いますけど、こんな使われ方を全く考慮していなかった50年以上前の設計のレンズがここまで頑張るわけですから(しかもパンケーキですぜ!)、もう少し頑張って欲しかったなぁ。 これって、所謂お金(設計製造コスト)の問題なんですかね。でも、事実上のE-P1標準レンズなわけですからねぇ。 論より証拠は、以下のリンク先画像をローカル保存して見てみてね。
_ 液晶モニタの見えはまぁそこそこ(7/13 9:17追記)。メールで「液晶の見えについて教えてけろ」という質問をいただきましたので追記しておきます。 屋内では問題ないのはまぁ当然として、屋外でも角度によって見えにくくなるときはあるものの、見えなくて困るってことはありません。 ただ、7/12の試写時は曇天だったため、快晴太陽光直撃だとどんな具合になるのかまだわかりません。 他のコンパクトデジカメや、DP1/2と比べて特別見やすいってことはありませんが、特別見えにくいってこともありません。 そんな感じです。 _ 動画はどう?(7/13 9:20追記)。メールで「HD動画はどんな具合?」という質問をいただきましたので追記しておきます。 申し訳ないのですが私、動画に全く興味ナッシンなので、全然撮ってませんし撮り方もよくわかりません。 気が向いたら、やってみます。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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