2007-03-11 怠ける日曜日。_ すごい強風。昨夜はさほど酒も飲まず(ビール500ml、ワイン375ml、ブランデー45ml程度のごく少量)、25時ごろには床についたのであるが、今朝目覚めたらなんともう8時。いつもは7時には起きているのであるが8時に目覚めてもなんとなく起き上がる気力が沸いて来ず、8時半ぐらいまでうだうだうだと。 先週の疲れが日曜日に出てくるなんて、さすが本厄のパワーだ。 朝から北風が吹き荒れている。 北側に面した私の部屋に居ると、風の音がその強さを物語る。 手すりのほんの外側に突き出した竹に張ってある3mのショートワイヤーアンテナが、風に吹かれてぶらんぶらんと激しく揺れる。 _ 自作ヘッドフォンアンプ(#003)作業再開。しばらく本業多忙で製作作業を凍結していたヘッドフォンアンプ#003。相変わらず多忙ではあるものの、少しは趣味の時間を確保できる状態に戻りつつあるので、なんとか今週中にケース実装まで完成させるべく、バラックで実稼動状態の回路を組んでみての動作試験ならびに電圧測定を本日実施した。 久しぶりに半田ゴテ握ったよ。やっぱこれだよね、これ。モノ作りの原点。
まずはじめに、ケース実装の関係で当初の計画通りではどうしても格納できなくなってしまった電源平滑部のコンデンサを小型のものに換装。 写真の四本そびえたっているコンデンサの真ん中の二個がそれ。この写真は換装前。容量そのままで耐圧を35Vに低くし、両端のものと同じサイズに変更。容量そのままなので回路的な動作に影響は無いものの、このコンデンサは電源回路からやってきたばかりの直流を受けるところなので、余裕をもって本当は50Vで実装しておきたいところ。しかし設計上ではここには最大でも25V程度までしかかからないはずなので、まぁいいかってことで、35Vに。容量を減らすわけにはいかないからね。 電源部の改造が完了後、次は各ユニットをバラックで配線し、実際に通電してみて各部の電圧が設計値どおりになっているかを確認する。 今回は、実装状態での動作試験なので、実際に電源トランスを使ってAC100Vから通電する。 何度作っても緊張するこの電源オンの瞬間。
電源ラインにシリーズに入れた電流計の針が静かに上昇を開始、と共に、デジタル電圧計の数値がくるくると上昇。 まずは異常な電流も電圧も観測されないので、一安心。
アンプ部はいまどきシングルA級である。K501を充分なパワーで駆動するため、終段は120オームの負荷を 10[Vp-p] で駆動する能力を持つ。
今回#003は、アンプ部ももちろん気合いバリバリだけど、電源部にも相当な気合いを投入した。 完全ディスクリートであることはもちろんだけど、その回路構成も極めて原始的なものである。物量作戦と言ってもよいかもしれない。そして、電源からの回り込みによるクロストークを最小限度に押さえることに注力し、設計上その数値は80dBを優に超える。 この状態で小一時間通電しっぱなしにしておいて、各部の温度を赤外線放射温度計で測定。 気温18度の環境下で測定。 電源トランス :44度(摂氏) 電源部平滑R :58度 電源部平滑Tr :54度 アンプ部終段Tr:58度 アンプ部負荷R :79度 とまぁこんな具合だ。 20V0.5Aのトランスから、無信号時でも常時0.4A近い電流を取り出しているので、さすがに少し暖かくなる。 アンプ部負荷抵抗も、だいたい設計値どおりの発熱であるが、やっぱ79度は辛いかなぁ・・・負荷抵抗高くすれば終段に流れる電流も減少して回路全体の発熱も低下するのだけど、120オーム負荷で 10[Vp-p] が出せなくなる。ここは譲れない点だ。 まぁ、ケースに入れても今の季節はまだなんとかなると思うが、はじめての夏は、様子を見ながらちょっと気をつけないといけないかも。 人間が生活できるような温度帯であれば、周囲温度が上がるとほぼそれと同じぐらいデバイスの温度も上昇することは過去の経験からわかっている。周囲の温度が18度で79度になった抵抗は、周囲の温度が40度になれば101度ぐらいになるってことだ。 夏場でケースに入れた状態であれば、自らの熱もあってケース内40度ってのは普通にありそうな話である。今日も、通電試験中、ユニットの上に手をかざすと暖かい気流を感じるほどであった。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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午後になって 雨も上がり、穏やかになりましたね。
ほんとです。私の部屋からも、北の青空が綺麗に見えてます。