2011-04-01 四月馬鹿の日。_ 毎週金曜日恒例(?!)近所の地表の線量測定。
『ちょっと鶴見川まで線量測りに行ってくるわ』 「は〜い」 いったいどこの国のなに時代の日常会話? みたいなノリで、先週に引き続き、近所の鶴見川河川敷に線量測定に行ってきました。相変わらず、ガイガーカウンターが見えないように紙袋に入れて・・・ 先週に比べると随分静かです。β線も随分減少しました。やっぱ先週のβ線は放射性ヨウ素だったようです。また、その後、新たに放射性ヨウ素が補給されていないことも確認できました。先週以降、神奈川県を含め各方面のモニタリングポストの線量は安定して低下傾向であったことからも、福島第一原発からの新たな放射性物質の大規模空中飛散は発生していないようです。 というわけで先週分と合わせまして結果をご紹介します。 ■鶴見川某所河川敷の線量測定結果 測定日時:2011年4月1日(金) 14時〜14時半 舗装された道(一般車両は通行禁止)から少し入った草木が生える土と芝生。 地面から1mの高さでの線量は、どの地点もそう大きな違いは無かったのでA地点のみ定量値を表示しているのは先週に引き続き同様です。 まず、先週に比べて全体の線量が有意に低下しているのが見て取れます。また、自宅ベランダの線量と、A地点の1m位置線量が今週はほぼ同じレベルになったという点も注目すべき点です。先週時点では、地表面だけでなく地上1mぐらいのところでも、降下放射性物質の影響を受けていたということを暗示する結果と言えます。 先週に比べて各測定点でのβ線量が著しく減少している点についても注目すべき点です。放射性ヨウ素はβ崩壊でβ線を出しますからこれはすなわち、福島第一原発爆発事故で飛散降下した放射性ヨウ素が半減期を向かえ、または雨で洗い流される等して濃度が減少していることを示唆しています。 先週に比べてA〜C地点のガンマ線量も減少している点ですが、自宅ベランダでの測定結果は先週と大差ないか、むしろ上昇傾向であることから考えますと、これは明らかに地表付近にあったガンマ線源が減少したと言ってよいかと思います。放射性セシウムは半減期約30年。β崩壊で半減期2分半の放射性バリウムになります。放射性バリウムはガンマ崩壊でガンマ線を出しますので、ひょっとすると放射性セシウムも降り注いでいて、そいつが洗い流される等で薄まったんでしょうか・・・ね、きっと。 いずれにしても、河川敷地表の線量は落ち着きつつあることを確認できました。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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