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かにの泡ぶく


2011-04-04 新入生、新社会人達、新たな門出おめでとう!

_ スパムコメント削除したらキャッシュがおかしくなってしまった件。

今日の明け方、スパムコメントが大量に投稿されてしまったのでいちいち削除するのが面倒になってデータファイルをいきなり編集して対応したのですが、そしたらキャッシュがおかしくなって一部の機能(Latest "Tsukkomi"等)がおかしくなってしまいました。

が、かにの泡ぶく 本体には影響なさそうです。少しご不便おかけしますが、ご了承くださいませ。

_ 福島県飯舘村の被曝放射線量について-さらに補足。

ここ かにの泡ぶく も最近まじめな話ばかりで少しおかしな感じですが、4月2日の東大病院放射線治療チームのblogの記事への感想を求められたツッコミをいただき、こちらで返答させていただきました。

この返答に対してメールで何名かのかたからご意見をいただきました。こんな、放射線素人な私の言っていることをあんまり注視されても正直私も困るというか、全く責任が持てないのですが、あくまでも自己責任、そもそも私がここで言っていることは全て素人の戯言であるという前提で、少し追加的にお話したいと思います。

以下の話をお読みになる前に、まずは私が書いたコメントを良く読んでください。字が小さくて読みにくいし、リンク先を見るのも少し大変かもしれませんが、素人なりにかなり真剣に書いたつもりのコメントです。これをお読みいただいた前提で以下、話を進めます。

_ 言っていることは恐らく同じ。

福島県飯舘村の被曝放射線量について、4月2日のblogでの東大病院放射線治療チームの見解は:

    『もちろん現時点で、私たちは、この数値(放射線量)の被ばくが、一般の方々の健康に影響を及ぼすとは考えていません。しかし、妊婦の方に対しては、万が一のことを考え、政府や関係機関が対策を検討すべき観測量に達していると思います。』

に要約されていると思います。また、彼らが推計した被曝線量も、私の試算とそう変わりありません。

それに対して、私が3月31日に触れた見解は:

    『少なくとも、お子さん、妊娠されている女性、これから子供を作る可能性のある男女は、万全を期すべく今からでも避難すべきレベルだと私は思います。』

です。

立場の違いで表現は異なりますが、言っていることの性質は実は同じなんです。それは、私が書いたコメントをお読みいただければご理解いただけるかと。

よく報道で聞く言葉『直ちに健康被害は無い』ですが、これはすなわち『今、少しの間そこに居るだけなら害は無いけど、ずっと居たら知らないよ』ということと意味することが同じであるように、上記見解も、意味することは同じと思ってよいのではないかと。ただ、『直ちに健康被害は無い』ことは事実であり、自分がいつまでその状況を甘んじて受け入れることができるのか? は、各人で判断するしかないのです。少なくとも今の日本では。

_ 避難判断というのは実に難しい。

『青木さんはどのぐらいになったら避難するつもりです?』という質問を実は多数頂いてます。メールで個別に真摯に返信差し上げておりますが、こればっかりはそのときの状況によりますから、ほんと単純に言えないんですよね。

それに、私が今まで考えていたのは、浜岡原発と東海村の事故でしたから。

浜岡原発と東海村に関しては、なんらかの放射能汚染事故が起きた際に、いつの季節にどうなったらどこに避難するのがbetterか? という案は、結婚後からずっと検討しつづけています。季節により風の吹きかたが変わりますから、避難基準も変わります。子供が産まれて基準はさらに厳しくなりました。

今回の福島第一原発は完全にノーマークだったので、正直情報収集に明け暮れる毎日でした。

避難する方向とか、場所、距離はまぁ簡単に説明できないので控えますが、空間線量だけで言えばざっとこんな感じです。


ウチの平時は、0.18〜0.21μSv/h ぐらい。
1μSv/h 超えたら「ぼちぼちやばいかな?」。避難準備開始。
1μSv/h が1ヶ月以上継続し、今後も継続するようなら、避難検討。
但し、そのときの状況により、10μSv/h 程度の継続であれば避難しないかも。
10μSv/h が2日間継続し、今後も継続するようなら、避難検討。 20μSv/h が1日間継続し、今後も継続するようなら、避難検討。

    上記基準はガイガーカウンターCDV-700で測定した数値を基準にしていたのですが、その後、堀場Radi PA-1000を導入したり、シンチレーション検出器を自作するようになったこともあり、かなり正確に空間線量を観測できるようになりました。
    また、福島第一原発事故に関連して多くの情報や知識を得たこともあり、避難基準を大改定したので消しておきます。
    具体的な判断基準は説明が難しいので紹介することは控えますが、単純な線量上昇だけで避難判断するわけではなく、置かれた状況により速やかに避難するという方針にしました。

    線量上昇が観測されずとも、事前に避難する場合もあるということです。

結構アバウトでしょ。娘が乳幼児のころはもっと厳しめにしていたのですが、中学生になって少し見直した結果がこんな感じです。浜岡原発と東海村はウチから比較的距離がありますから、準備の時間も安全に取ることができます。上記はそんな背景も考慮した目安です。

でもこれも、あくまでも一つの目安に過ぎません。場合によっては(例えば超近隣の川崎市川崎区の浮島で原子炉爆発したとか)わずかな線量増加でも速攻避難するかもしれません。


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