2006-02-18 眠れぬ夜。_ 久しぶりに・・・昨夜、考え事しながら床に就いたらとんでもない夢を見てしまいました。あ〜怖かった。ま、夢の内容はおいておくとしまして・・・ なにを考えていたかって言うと、『かにこむ』の今後について。 平成17年度の確定申告書類はすでに完成し、事業所『かにこむ』の決算も揃ったのでこれはこれでよいのですが、ここ数年、おかげさまで売上も順調に伸び、ほんと税務が実務を大変に圧迫する状況になってきてしまっております。私は根が几帳面で大雑把というか、ある状況に出会ったとき、全体像を把握することは得意なのですが、自分の興味がわかない分野ですと、その細部まで分析する気が全く起きないのです。逆に、自分の興味がわくと、狂ったように解析を開始するのですが・・・ つうわけで税務処理ですが、少なくとも自分の専門ではありません。興味もあまりわきません。基本的な記帳は複式簿記で、領収書や経費もちゃんと月別に仕分けて管理していますので売上と経費から事業所得を出すという基本的なラインに問題はありませんが、もっと広い、上位からの視点で、例えば税法上の視点からいわゆる節税処理について等、あ〜だこ〜だと、いろいろ考えるということをする気にならないのです。例えば個人事業所でなく法人にした場合の検討や、中小企業向けに用意されているいろんな特例をどう使うとどういいことある等などの検討や・・・(固定資産の30万円未満一括償却すら知らなかったぐらいですから・・・) これらいろんな制度を有効活用するためには税務関係法令に精通する必要がありますが、そんなことに時間を割くぐらいなら、本業に時間割いて、売上伸ばしたほうが生産的でとても面白いです(事実、節税検討に時間を割くぐらいなら、今のところはその時間を本業にあてたほうがトータルとしてキャッシュが残ると思われる)。とはいえ、会計は自身の財務状況を把握するためにも大変重要であるという認識は持っております。だからこそ『かにこむ』では、かなり細かい科目にまで分解してその内容を分析できるようになっております。こういうのは案外好きなんですよね。ただ、会計と税務は、完全に別モノであるという認識が私にはあります。 利益は一定の基準のもと社会還元すべしと私は常日頃から思っておりますので、まぁ少しばかりであっても還元できる立場にあるだけラッキーという気持ちではいるのですが、独立して今年でちょうど10年目。毎年こんな感じでやってきて、かにこむの税務処理も、いよいよ私の片手間では手に負えないレベルになってきたと感じました。 そこで税理士事務所に相談に行こうと思いまして、近所の事務所をwebで検索してみました。四件ほど候補をピックアップしましたが、税理士さんと日頃お付き合いなぞないので、一体どこがどうなのか、さっぱりわかりません。こちらの懐具合を全部見られるわけですから、やはり人間同士としての相性も大切かと思いますし。そんな感じであーだこーだと悩んでいたのですが、それはそれとして、おそらく『かにこむ』の事業内容の構造上、法人化を勧められるに違いないと思い、『法人化かぁ・・・』なんて感じでなんとなくぼけ〜〜っと、宙を見ながら考えてみたのです 法人化・・・株式会社化する以上は、やはり上場まで視野に入れた事業計画を持っていたいと思うのですが、しかし一方で現状の『かにこむ』のコアコンピタンスは私が持ついろいろな知識や経験に基づく特異な技術だと思うのです。この極めて個人に依存したコアコンピタンスを、『法人』という枠組みの中にどうやってスケーラブルに展開していけばよいのか? そもそも、法人という枠組みに合致するものなのか? スケーラブルに展開させようとした場合、どうすればよいのか? 弟子を取るなどして『かにこむ養成所』を開設することになるのか? レバレッジ効かせた事業展開、展開速度加速にはなにが必要なのか???? なんてことを考えていたら、なかなか寝付けずに(家内の話だと『それでも10分間ぐらいで爆睡突入していたよ』とのことだが、いつもの私はカップラーメンが出来上がるまでには寝てしまうので、充分寝付けなかったと言える)居てしまったとうわけです。 そう考えると、税務を含む経営戦略全般の戦略パートナーが必要だってことになるのでしょうか。 _ 今年は『かにこむ』法人化のよい節目?!気になりますのは、2005年6月に可決された商法改正法案。これによれば、有限会社と株式会社が一本化されて、全部株式会社になります。そして、会社の設立基準が有限会社寄りになるというものです。 あと、個人事業所は無限責任ですが、株式会社は有限責任だって点も少しは考慮すべきかもしれません。しかしこれは、特に『かにこむ』のような法人クライアントが大半な事業形態の場合、法に則って事業を営んでいる以上は個人でも法人でもあんまし関係ないんですよね。資本金5億円以上の大会社になれば別ですが。 私も40歳になりましたですし、年齢的にも節目かもですしね。 ま、ゆっくり考えてみましょう。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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