2011-05-19 ようやく現実を受け入れはじめた??_ 日本政府のお茶のセシウム汚染についての見解の相違。(9時40分記)新茶葉からセシウムがどんどん検出されていることを受けて、茶葉のセシウム暫定基準値について各方面で議論がなされています。 まぁ、本来なら議論するまでもないことなのですが、最近になって『たまにはマトモなこと言うじゃないの』って思える報道も増えてきたように思います。 ようやく現実に起きている異常事態を理解しはじめたってことでしょうか・・・実は昨日、書こうと思って時間がなくてまとめ切れなかったのでタイトルだけになってしまったのですが、どうも、福島第一原発事故以降の一連の出来事を見ていると、多くの人は『異常事態を拒否する本能』を持っているように、感じています。すなわち、目の前で現実に、異常な事態が起きているにも関わらずそれを受け入れようとしない、理解しようとしないのです。なんとか無理矢理、異常でない平常な時の延長線上で事態に対応しようとしているのです。明らかに異常時なわけですから、平常時の延長解釈では対応できるハズがないのですがそれを認めようとしないのです。理解できないのか、理解したくないのか、よくわからないのですがこの件については相当長くなりますので、機会があれば改めてお話したいと思います。 で、お茶のセシウム基準値の話。 生茶葉については1キログラムあたり500ベクレルの暫定基準値で大かた合意できているようですが、問題はこれを乾燥させた荒茶です。 乾燥させれば当然水分が飛んでそれ以外の成分が濃縮されますから、セシウムも一緒に濃縮されるわけです。ですから、荒茶の暫定基準値は引き上げるべきだと主張している人たちが居ます。 日本政府の現在時点での主張をまとめてみます。出所は本日付朝日新聞朝刊38面。これを私がざっくり意訳しました。
荒茶のセシウム暫定基準値についての考え方 意訳が過ぎた感が若干ありますので ^^) こちらに原本をおいておきます。 どうみても厚労省の言い分がマトモです。農水省は頭狂ってます。なんでそんなにまでして放射能汚染物を流通させようとするですかね。そもそも、お茶ッ葉は飲用茶にしなければならないという決まりはどこにもなく、あくまでも店頭に流通している食材レベルで暫定基準値を考えるべきだという考えは当たり前すぎてなんでこんなことを議論しているのかと小一時間説教してやりたいぐらいです。 私は天婦羅が大好きなんですが、お茶ッ葉の天婦羅、美味しいですよね〜。むしゃむしゃ食べちゃいますし、世の中には健康増進ということで、お茶ッ葉をあのまま食べてしまう人もいらっしゃるようです。 今回あちこちで策定されている放射能汚染にまつわる暫定基準値については、全く油断も隙もあったもんじゃありません。 暫定基準値動向については私も常時監視するとともに、なにかおかしなことに気が付いたら、なるべくここ かにの泡ぶく でも触れていきたいと思っています。 _ 意味不明な国家公務員給与の削減。(15時14分記)先日来、日本政府は国家公務員の給与を下げるとか言い出してますが、私にはこの意図するところがさっぱりわからないどころか、安直な給与削減は大反対です。 公務員にはストライキの権利は認められていません。公務員の仕事は国民のための仕事です。公務員の給与を下げるということは、とても重大なことだと私は思うのです。 しかもここに来て、閣僚や自衛隊員の給与も引き下げ検討する方向だって言うじゃありませんか。 もっと他に手を付けるべきところがあるにも関わらず、どうしてこうやって国力を低下させることしかやらないんですかね。どう考えても納得できるものではありません。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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