2009-05-02 でかすぎる貝・続報。_ その1:オーブンで焼く。昨晩、ホンビノス貝をとりあえずオーブンレンジで焼いてみました。 私はオーブントースターでいろんなものを焼きます。干物、あさり、蛤、小さい筍その他もろもろ。今回のホンビノス貝も、まずはオーブントースターで焼こうかと思ったのですが、あまりのデカさに殻が開くとオーブントースターの上部発熱体に接触してトースターを破壊しそう。 よって已む無く、オーブンレンジで焼いてみることにしました。 240度に設定してとりあえず15分間ぐらい。 したらばこれが予想以上に手強い。全然殻が開きません。時間延長を何度も繰り返し、なんと、30分間ぐらい加熱してやっと、やっと開いてきました。 う〜む・・・このホンビノス貝、殻があまりにも肉厚で丈夫すぎるためか、相当な熱量で一気に加熱しないとだめみたいです。 『こんなにタラタラ加熱したんじゃ、身が硬くなっちゃったかな?』という予想は見事的中。味はなかなかイけてそうな感じであるも、身が硬くなってしまい食感は最悪。これは完全に調理失敗と言って良いでしょう。 次回は酒蒸しにしようと、固く心に誓います。 _ その2:酒蒸しにする。さて今晩。 使い古しの歯ブラシと塩水で綺麗に洗ったホンビノス貝を鍋に入れ、私がいつも飲んでいる純米酒を90mlも投入し、一気に強火でフル加熱開始です。 純米酒のアルコール分が鍋の蓋から漏れ出し火が付いて『ぼわっ!』とか青白い炎が立ち上がりますが、怯まず加熱継続です。 5分間ぐらいフル加熱し続けると、貝が少し開いてきました。と、同時に貝の中にあったエキスが流出したのでしょうか。鍋の中が一気に泡ぶくなってきて『どわっ!』と鍋の蓋を押し開けて一気に吹きこぼれてきます。レンジ台はもとよりその内部までもう滅茶苦茶。しかし怯まず火加減を微調整しつつ加熱を継続。全部の貝が開いた瞬間に火を停止し、数十秒、蒸らします。 うむ。今日は昨日よりも見た目は随分いい感じな出来です。貝の肉の艶が全然違います。 家族3人分を皿に取り分け、早速食べてみます。 身を丸ごと口の中にほおばり、噛んでみると『じゅわっ』と、エキスが出てきます。うむ? 美味いぞ。実にジューシーで美味しいです。 速攻で日本酒を口にします。なかなか美味いです。食感もやわらかでなかなか良い感じ。少なくとも昨夜のものとは別物です。 あれですね、この、ホンビノス貝。貝全般に言えることですが特にこのホンビノス貝については、加熱し過ぎは命取りです。強火で一気に加熱して、殻が開いたら即食うというスタイルが最高に美味そうな感じ。とはいえこんなにも巨大なので、『本当に火が通ったのけ?』という不安もつきまといますが、まぁ、蓋が完全に開けばとりあえずOKってことでよさそうです(保証はできません。あくまでもown riskで!)。私は少し心配だったので、殻が開いた後、30秒間ぐらい蒸らしましたが。 そういう意味では、火をじっくり通すオーブン焼きには全く不向きな貝だと思います。どうしてもなにかの料理の具材としてオーブンで焼きたいのなら、あらかじめ蒸しておいて下ごしらえしておき、オーブンでの加熱は最小限度にとどめるべきでしょう。 実際食べた感触からするとこのホンビノス貝、今回やったような酒蒸し、あるいは、今回はやってみることができませんでしたが網焼き等の直火加熱調理が向いているように思います。すなわち、『強火で一気に加熱して、殻が開いたら即食う』です。 なかなか面白い貝でした。
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