2007-01-09 ・・・・_ 年末調整完了。もうね、ほんと、大切なこととはわかっているのですがぶっちゃけ面倒ですわ。 でもね、なんとか頑張って完了しました支払給与、報酬の源泉徴収分の年末調整。調整後の所得税確定分を早速本日郵便局で払い込み。これでほっと一息です。 あとは来月の確定申告に向けて、原始資料の整理をはじめないとな。 _ #003新作ヘッドフォンアンプ。今日はですね、年末調整を終えた後、ず〜〜っと、BB上で実験&試聴を繰り返してきた#003ヘッドフォンアンプの基板実装をしました。 #001、#002を踏まえて今回の#003に至っているわけですが、一見、回路的にはあまり踏まえているように見えないのですが実はかなり奥で踏まえているという、なんともつながりのわかりにくいものとなりました。 #001、#002は音の純度を確保するために、はじめから電源を電池で考えていました。K501で30mW程度のパワーを確保するためには2Vrms程度の電圧出力が必要です。これなら単三8本でいけるだろうということで、設計電圧10V(8Vの電圧降下まで許容)で進めたのですが、これはこれでまぁまぁうまく行ったと思っています。 が、8Vの電圧降下まで想定してあーだこーだやっていると、ストレス溜まるんですよ。『もっと自由に それとね、SEPPってシンプルで効率よくて好きな回路なんですが、やっぱこう、NPNは上半分だけ、PNPは下半分だけの波形を増幅するってのが、なんかこう、ひっかかるところありますよね。個体差を完全に無くすことができない現実においては、どんなに注意深く選別したって、完全に特性が合致するコンプリペアというものは存在しないわけで、いくらコンプリと言っても上半分と下半分が、別の石で増幅されているわけです。それじゃぁ・・・って言ってA級PPにしたとしても、ひとつの信号を二つの別々な石で増幅していることに変わりは無いわけです。 やっぱここは、一個の石が責任を持ってひとつの信号を増幅するような回路もちゃんと実験してみなければ・・・ ってことで、#003は、AC100Vから電気をもらって18Vで駆動される、ピュアA級のシングルダーリントンヘッドフォンアンプです。 #002で、2SK30ATM一石でいきなりSEPPをドライブすることが可能であるということが確認されましたので、#003もそれを継承しております。ドレイン電流を0.7mAまで絞り、2SK30ATM一石でいきなり10Vp-pのスイングを確保します。そして、次段は終段エミッタフォロワの抵抗負荷です。前段の2SK30ATMには0.7mAしか流してませんから電流駆動能力がほとんどありません。そこで、終段はダーリントン接続とし、hfe:15000オーバー(これ実測)を確保します。 今回は部品もちょっとだけ豪勢です。 基板はガラエポ。これは、音質面からというよりはむしろ、耐熱性を重視してです。抵抗は金属皮膜(電源デカップリングには酸化金属皮膜)。これも、音質面からというよりはむしろ、耐熱性を重視してです。出力コンデンサには、エルナーのRFSシリーズを投入です。これは、純粋に音質面からです。このアンプは今後、自作アンプのリファレンス機としたいと考えているため、今回はちょっと豪勢にキめてみました。 写真を見てわかるとおり、終段のTrには放熱器が付いてます。普通、放熱器は基板の隅において、他の部品を加熱しないように配慮すべきなのですが今回は、なんと終段のTrよりも終段のエミッタ負荷抵抗のほうが遥かに熱くなるんです。そこで、負荷抵抗を基板の一番奥に配置しました。電解コンデンサは熱くすると寿命が急速に縮まるので、熱源からはなるべく遠ざけたいのですが今回の場合、精一杯頑張って写真の通りとなりました。あの一番大きなコンデンサは出力コンデンサなのですが、出力コンデンサ故どうしても負荷抵抗の近くにならざるを得ない宿命を背負っているのです。運命と思ってあきらめてもらうほかありません。 交換前提で実装してますから、取り外しは容易です。
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