2006-12-05 結局再度分解。_ 娘が発熱でダウン。実は昨夕から具合がヘンになってですね、夜になって発熱(38度ちょい)。今日は学校休ませました。 聞けば「前の席のxxくんもインフルエンザでお休みだし、後ろの席のzzさんもインフルエンザでお休み。隣のqqさんも・・・」ってわけで、どうやら教室内ウイルス蔓延状態のようです。 私も先日来、警戒態勢をとってはいますが・・・なんとか乗り切りたいところです。雪っこ呑んで今日も早めに寝よ。 _ 2SB22/D30 SEPPヘッドフォンアンプまた分解。もうね、基板もかなり痛んできちゃっているのでいっそのこと、もう一個作ろうかって思っちゃうぐらい何度も部品変更している2SB22/D30ヘッドフォンアンプですが、結局またまた気になる点が発生してですね、定数変更です。 事情はこうです。 一昨日の日曜日で、ほんとうにもうこれっきりこれっきりでしばらく大丈夫だろうバージョンになったかと思ったのですが、その日の夜に気合い入れて聴き始めた途端、なんとも言えぬ軽い違和感を覚えたのです。でも、アンプによるものか、体調によるものか、気分によるものかわからないぐらいわずかな違和感です。気にせずにそのまま聴き続けても全然平気ですのでそのまま聴き続けます。 その後しばらく(3時間ぐらい)聴いているとなんと! 頭が痛くなってきたのです。部屋が寒かったので『風邪でもひいかた?』と思ったのですが、一旦ヘッドフォン外すと頭痛は解消。その後また聴いていると頭が痛くなる。どうやらこの音が原因で頭が痛くなっているらしいと思うようになりました。 寝る前にリビングでウイスキィ呑みながら考えました。頭が痛くなる前と後とで変更した点は、カップリング回路の低域カットオフを低くしたことぐらいです。 ・・・・・・・・・・ そういうことなのか? ヘッドフォンってのはその振動板が鼓膜の直近にあります。これが、なんらかの信号(音楽信号かもしれないし、ノイズかもしれない)によって超低周波数で動いていたとしたら、その聴こえないレベルの空気振動が鼓膜を駆動して、精神的な不快感というか苦痛というか疲労感を生じさせている可能性はあります。 ウチには残念ながら、音楽を鳴らしているような動的条件で10Hz以下を子細に測定できる環境(スペアナ等)がありませんので確証は得られないのですが、どうもそんな気がしてカップリング回路の低域カットオフを少しだけ上げてみました。頭が痛くなる前と現状とのちょうど中間ぐらいの周波数にです。 上げたと言っても、-3dBポイントが11Hzというレベルですけどね。20Hzまではフラットです。ちなみに、頭痛くなる版の低域カットオフ周波数は、計算上では1.5Hz、ウチの測定環境は測定下限が10Hzなのですが、10Hzまではほぼフラットというものでした。 今回試聴しているヘッドフォンは、未だにダイソー\210-ヘッドフォンです。これがまた開放型で、とにもかくにも\210-ですからね、まだ救われていたような気がします。そこそこ高級な密閉型だったりしたら、ダイレクトに鼓膜が空気駆動されるわけでして、そう考えるとヘッドフォンアンプって超低域は意図的にカットしといたほうがいいのかもしれません。 これは頭痛とは関係なく今回のヘッドフォンアンプ設計時に思ったことですが、日常の生活で感じる50Hz以下の低域って、鼓膜からの情報よりも身体で感じる音圧情報のほうがかなり優勢だと思うのです。だからヘッドフォンで50Hz以下は軽んじてよいとは全く思わないのですが、積極的に再生すべきはせいぜい20Hzぐらいまでで、それ以下の超低周波数は振動板の移動に伴うドップラー効果で高い周波数に変調をかけてしまう恐れもあり、積極的にカットすべきなのかもしれないなぁとも思います。 ドップラー効果はともかく、頭痛問題は本当に推測の域を出ないのですが、とにかく新版回路で早速試聴開始です。 _ 試聴その後・・・全然平気です。3時間連続で聴いてみましたがとてもよい感じ。回路構成としては取りあえずこれで行きます。もう数日、ひたすら試聴しまくって問題ないようであれば回路図ご紹介したいと思います(たいしたもんじゃないですけど)。 バイアス回路変えたので、昇温試験またしないといけないのですがこれは今週中にはなんとか完了させる予定です。 _ 備忘録:いろんな部品の特性。今回のアンプに関連して、ダイオードの順方向電圧降下特性と、いろんな受動部品のTHD(高調波歪率)を測定した結果をここに格納しておきます。見てもあまり面白いものじゃないですが、ご興味あるかたはぜひどうぞ。 _ 広瀬香美の声は高調波が出やすい?音を再生しながらリアルタイムでスペクトラムを観測しているとなかなか面白いです。 YMO(イエロー・マジック・オーケストラなんて注釈しないといけない時代だよね今は)は『これ完全に遊んでいるだろ』っていうように賑やかで楽しいダンシングが見られますし、ギレリスのピアノは全部の音がきっちり同じレベルで鳴っていたりして『これ神業』なんて改めて感動したり。 そんななか、私の好きな広瀬香美。CDには絶対入っているはずのない22KHz以上にかなり強いスペクトルが観測されます。 『さすがゲルマTr。失われたアナログ信号を復元しているのか』なんてことはあるはずなく、単に高調波が出ているだけなんですが。 でもなぜか不思議と、広瀬香美の声(しかもハイキーな部分)で顕著に出現します。 う〜む、世の中面白いですね。 _ 試聴のCD。
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