2011-10-15 前人未踏の非常環境。_ 4.7シーベルト環境下で撮影された映像。どんなイメージセンサーで撮影されたのか実に興味深いのですが、10月14日、東電英語版のニュースで、福島第一原発の1号機建屋内で撮影された動画が公開されました。こちらhttp://www.tepco.co.jp/en/news/110311/で参照できます。動画はこちらhttp://www.tepco.co.jp/en/news/110311/images/111014_01.wmv。 この動画、ぜひ見ていただきたいのですが、はじめに見たときには『なんでこんなに虫が飛んでいるんだ?』って思ったほど、巨大で激しい放射線ノイズが写っています。 もう、1画素輝点ノイズではなく、放射線食らった周辺数画素がまとめて輝点になっているように、見えます。実にすさまじいです。 チェルノブイリ原発事故の際には、銀塩フィルムは放射線で感光してしまって現場の記録を行うに非常に苦労したということでしたが、CCDかCMOSかで撮影されたであろうこの動画からも、シーベルトオーバーの放射線のすさまじさがよくわかります。 本件に関しては、NHK NEWSWEBで取り上げられております。
NHKニュースより:1号機建屋内で依然高い放射線量 さりげなく重大なことが書かれおります。下線を引きましたが、地下にたまった何千トンもの汚染水が水蒸気になって噴出するほど加熱されるには、当然ですが相当強力な熱源が必要です。 どういうルートで熱伝導されているのかは不明ですが、原子炉建屋内にある熱源と言ったら、核燃料しかありません。メルトダウンした核燃料がひょっとすると格納容器をも突き抜けて、建屋の地下で汚染水を沸騰させているのではないのか? なんてことすら考えてしまうような内容です。 一方で、経済産業省原子力安全・保安院も、さりげなく重大な発表をしています。
YOMIURI ONLINEより:チャイナ・シンドローム、ひそかに試算・・・保安院 (2011年10月15日09時16分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111014-OYT1T01458.htm 相変わらず、ほとぼりがさめた頃合を見計らって、いろんな重大事項を後から小出しにしてくる日本政府です。 引き続き油断も隙も無いように、自衛のためにもアンテナ広げて情報収集、分析を続ける必要があります。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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