2011-10-06 早くも肌荒れの季節?!_ 福島第一原発の3月12日の放射線量推移について。(14時49分記)ちょっと思うところがあって、震災翌日の3月12日の、福島第一原発の放射線量推移を東電プレスリリースで振り返ってみました。こちらの3月12日「福島第一原子力発電所の現状について【午前7時50分時点】」で見ることができます。このリリースは私も当時リアルタイムで食い入るように見た記憶がありますが、その後5月28日にデータが追加修正されてたんですね。このリリースの中にも記述がありますが、追加修正されたデータは、こちらのpdfファイルです。 追加修正されたデータを見てみますと、3月12日の朝4時すぎから、空間放射線量が急上昇していることがわかります(追加修正以前のオリジナルでも確認できます)。 これ、当時よりず〜っと不思議だったんですよね。なんでこのタイミングで急上昇したのか。 公式発表では、福島第一原発から放射性物質が漏洩しそうな事象は、3月12日の午前10時以降から試みられた一号機のベント作業(これも実際成功したのか詳細不明)、同日15時半ごろに起きた一号機水素爆発が最早事象であり、いずれも3月12日の朝4時の線量増加とは時系列的に無関係です。 東電発表の各原子炉の水位・圧力に関するデータを見てみましょう(pdfファイル)。一号機、二号機、三号機です。 震災の影響により欠測が多いですが、一号機は3月12日 02時45分、二号機は3月13日 09時55分の計測で圧力急減が確認され、三号機は3月12日午後より圧力の低下が始まっています。 3月12日の朝4時すぎからの線量増加を説明できそうな事象は、一号機の3月12日 02時45分に計測された圧急減しかなさそうです。 また、東電は、3月12日 午前0時49分に、一号機原子炉格納容器の圧力上昇を検知し、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常上昇)発生を判断しています(原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象の発生について)。 ってーことはこの時点ですでに圧力容器の気密性が損なわれて、圧力容器の圧が格納容器に逃げてきていた(すなわち、圧力容器は減圧し、格納容器は昇圧する)と考えるのが自然です。 で、圧力容器から格納容器へ漏れ出てきたヤツらが、意図せず気が付かないうちにどこかから外部に放出されたと。 ・・・・・ と、ここまでは、すでに半年前に考察済みだった内容なのですが、当時はこの3月12日の朝4時すぎからの線量増加についての公式説明は一切ありませんでした。『そのうちしれっと後からなにか発表するのかな?』と思っていたのですが、私の知る限りでは、7ヶ月近く経過した今現在でも、なんら発表なり説明なりはされていないように、思います。『実は3月12日の朝にテルルが見つかってたんだ』発表が原子力保安員からあったのが6月上旬です。この件の発表があったので、そのうち忘れた頃になって、3月12日早朝の線量増加についても発表があるんだろうな・・・と思いつつずーっと待っているのですが、未だなにも無し。 ベントや水素爆発以前の3月12日早朝に、どこかから放射性物質が漏れていたことはほぼ確かだと思っているのですが、この件の詳細が明らかになるのは、一体いつのことなのでしょう。 永遠に葬り去られるのかな。 _ 魚を食べる。(15時16分記)本来、改めて決意しなければならないようなことでは無いのですが、今年は非常事態ですので例年通りに無作為に食べるわけには行きません。 ほぼ毎日、定期的にチェックしている農林水産省のQ&Aのコーナーで、昨日10月5日に、農林水産省が公表している水産物の放射性物質の調査結果が更新されました。しかしこれ、Q&Aのコーナーからしか辿れないようなんですが、もっとわかりやすいところにおいてもらうわけにはいかないんですかね。 アイナメやコモンカスベ、ヒラメ、カレイのような海の底に近いところに居る魚はかなり危険な状態です。カレイが食べられなくなってしまったのは痛いなぁ。しばらくは外国産の加工されたカレイにしますかね。 サンマ、カツオはまだ大丈夫そうです。ただ、カツオが若干汚染されはじめた傾向ですかね〜。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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