2011-10-13 夏の疲れが出てきたか・・・?_ なんとなく・・・(09時01分記)爽やかで過ごしやすい気候になってきました。そのせいか、なんとな〜く、身体中になんとも言えない微妙な疲労を感じています。 今夏の疲れですかね。 美味い魚で晩酌したいところですが、今年の秋は、お魚はかなり制限を受けちゃうのでなんだかな〜 です。 いつもだと、椎茸を焼いて醤油をたらして食べたりするのですが、今年の秋は椎茸もな〜 です。 イタリア産生ハムに赤ワインって作戦も悪くは無いのですが、さすがに毎日こればかりだとな〜 です。 です。 _ ストロンチウム再考。(14時43分記)私がモロに横浜市に住んでいるということもあってか、友人知人から半分冗談、しかし半分本気?で『青木は避難しないのけ?』『ストロンチウムってヤバんだろ?』というメールを貰いました。 昨日も書いたとおり、まぁ、少なからずあるだろうという心積もりは前もってありましたから、別に改めてどうするということもないのですが、『あの量は具体的にどのぐらいヤバいんだ?』というメールもいただきましたので、今回横浜市港北区で検出されたというストロンチウムについて、あらためて考えてみたいと思います。 前提条件として、ストロンチウムが195ベクレル/Kg検出されたという数値が正しいものとして話を進めます。というのは、ストロンチウムの定量分析って非常に難しく、今回の報道だけでは数値の精度がどの程度なのか、わからないからです。 現在、横浜市衛生研究所が再測定しているということですから、新しい数字が発表されたらまた考えてみたいと思います。
■横浜市港北区で検出されたストロンチウム素性 まず言えることは、セシウム量がハンパなく高いことからこの堆積物は恐らく降雨により集まった放射性物質が、降雨/蒸発を繰り返すことで濃縮されたものであろうということです。これほどまでに高濃度に汚染された土壌は、横浜市内であればそのへんにゴロゴロあるってことはさすがにないでしょう。しかしながら、局地的にであれ、これほどまでに高濃度濃縮される場所があったということは事実なので、他にもこういう場所がないか、街中のきめ細かな線量計測が必要です。私も時間が許す限り、あちこち計測しようと思います。 さて次に、では、実際そのへんの地面にどの程度のストロンチウムが居るのか、考察してみます。 チェルノブイリ原発事故等の過去の知見から、原子炉から放射能漏れが起きたとき、セシウムが検出されればある比率でストロンチウムも存在することがわかっています。 今回検出されたストロンチウム量から、対セシウム比を計算してみます。
-------------------------------------------------- 採取場所 Cs Sr Sr/Cs -------------------------------------------------- 2011年 7月 横浜市港北区 63,434 195 0.0030 105,600 195 0.0018 -------------------------------------------------- 2011年 3月 福島県浪江町1 4,600 16 0.0035(※) 2011年 3月 福島県浪江町2 39,000 90 0.0023(※) 2011年 3月 福島県飯舘村 103,000 292 0.0028(※) -------------------------------------------------- 参考:チェルノブイリ原発事故時に名古屋で観測された降下物の Sr/Cs = 0.002〜0.02 -------------------------------------------------- ※:文部科学省発表の「陸土及び植物の放射性ストロンチウム分析結果」より。 今回の福島第一原発事故により大気中にばら撒かれ、地上に降り注いだ放射性物質に関して言えば、Sr/Cs = 0.002〜0.003程度と考えておけばよさそうです。 先日発表された神奈川県のセシウム汚染マップによれば、神奈川県下は大体において1万ベクレル/m2以下だということです。また、今まで文部科学省などから公表されている地表へのセシウム沈着量と地上1mでの空間線量の関係を見てみますと、超ざくっとですが、セシウム(134+137)1万ベクレル/m2で、空間線量を 0.1μSv/h 押し上げるぐらいな雰囲気です。ですので、神奈川県下は概ねセシウム1万ベクレル/m2以下って線はそんな感じかなぁと思います。 まぁざくっとセシウム1万ベクレル/m2あるとするならば、ストロンチウムは20〜30ベクレル/m2あると思ってよさそうです。 福島第一原発爆発前のデータは、2009年度ですがこちらで見ることができます。横須賀で 1.8ベクレル/Kgとあります。これは、1960年代に行われた核実験と、1986年のチェルノブイリ原発事故で世界中にばら撒かれた放射性物質の名残です。 単位が [ベクレル/Kg] なので、これを [ベクレル/m2] に変換しないと比較できないのですが、原子力安全・保安院によれば、65を乗ずればよいとされています。
これほんとか? 東京大学の早野教授によれば、ざくっと60ということなので、まぁこんなものなのかな。ってことは、1m2は土65Kg分ってこと? 土の比重って2ぐらいだから、32.5リットル分になるのだけど・・・ 1m x 1m x 3.25cm ってことなんですかね。なんか多すぎるような気がしないでもないなぁ・・・
2009年度の横須賀での土壌中のストロンチウム量:1.8 [ベクレル/Kg] もとから100ベクレル程度あったところに、今回新規にストロンチウムが30ベクレル降り積もったとしても、そう大慌てするほどの量ではないかな・・・と、私は判断しています。 もちろん、こんなものは無いほうが良いに決まっているんですが。 ただ、新規に降り積もったストロンチウムは地表面に近いところに居るでしょうから、風や移動する人間、車等で、舞い上がりやすい状態にあるということは言えそうです。 2009年に比べて土壌中では3割増し程度の量であっても、空間中のストロンチウム濃度は、随分高くなっていそうな感じはしますね。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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