2006-09-14 ラジオ検波回路再実験。_ 3A5検波回路再実験
_ 2SK192A-Y検波実験。
_ 次に問題のトラ検だ。
_ RFパスコンの評価。
_ かなり気が済んだ。今日は前回の定性味見実験結果を元に、計画を立てて実験を行った。その甲斐あってか、いろんな回路を比較的定量的に実験することができて、これでかなり気が済んだって感じだ。 こんなことしてどうするんだ? という話もあるが、別にどうするつもりもない。今日やったことなぞ、そのへんの入門書や解説書に書いてあるような内容ばかりだと思われるが、それを見たり読んだりしただけでは満足できず、自分の眼や手、耳、肌で感じて実際に検証することがとても楽しいというそれだけの趣味の道楽なのだ。 まぁ、好きなのだから仕方ない。 _ 「電子工作物語」夕方到着。昨日注文した「電子工作物語」到着。ラジオ実験を半ば終えて終盤に入ったころ。一通り終えてから、「トランジスタ検波ラジオが使われない理由」を読んでみた。 なるほど。要はTrの順方向電圧降下。0.6V以上電圧がないと流れない(検波できない)から、感度的には不利という内容。確かに今日の実験でも、弱い信号の検波に問題があるという結果が得られた。 うむ?、これはシリコンダイオードでゲルマラジオが作りにくい(作れない)理由と一緒だな。 シリコンダイオードでゲルマラジオ(なんかヘンだ。シリコンなんだからシリコンラジオか?)の場合、バイアス与えて0.6Vのギャップを下駄上げしてやればちゃんと検波できることは私も子供のころ実験した。となれば、トランジスタ検波の場合も、バイアス与えてやれば・・・と思うのだが、ベースに0.6V与えるってどうすればいいのだ? それはそれで難しくないか? なんだかややこしいな。そんなことまでしてトラ検使わないでもいいだろうって気もする。 う??む、なんとなくわかったようでわかってないような、数学の時間に因数分解の公式を丸暗記して、解けるようになったけど原理がわからずムカムカして気に食わないような気分だ。 これについては今後とも引き続き調査だな。 0.6V問題ももちろん大きな問題だが、私としては、他にもトラ検は入力インピーダンスが低いから扱い(前段との接続)に気を使うってのも、使われない理由のひとつではないかと思うのだが。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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凄いタメになりました。<br>教科書読んでも実験&考察の流れがないと、素人にはチンプンカンプン。(@@)<br>それは恥ずかしい事なのですが、こうして教わり自らも出来る実験をしてみる事で一層の理解を深める契機になる!…と信じています。(汗)<br>2006年の記事に今更ですがTr検のバイアス(0.6V)はシリコンダイオードをベース-GNDに入れるを考えたのですが部品点数を増やすだけだなーと自問。(でもVCC-ベース間に100KΩで1.5V1本でも十分動くシリコンD(15uAでは2本直列位嵩上げがいるかも?)もあるしそれはそれで電池1本という利点も?)<br>とにかくもありがとうございます。<br>お手本にして再生+Tr検ラジオを試組してみたいと思います。
再生ラジオ興味津々さん、コメントありがとうございます!<br><br>ワンチップDSPラジオモジュールの時代に今更、再生検波回路組んでもまったくなんの意義も無いわけですが ^^)、でも、やっぱりこうしたシンプルで自分の眼で見て動作が体感できるアナログ回路は、いじっててとっても楽しいものです。<br><br>特に再生検波は、真空管で駆動すると本当に素直に「さーっ」ってかかって、実に見事なものです。ローカルAM局を再生軽めにかけて受信すると、本当にすごい良い音で検波できます。<br><br>こういう技術は、文化として後世に残したいものです。
6D6で再生検波させて見ました。 HI-FIな音で驚きました。<br>デジタル表示で周波数直読できました。<br><br>こういう技術は後世に伝えたいですね。
RADIO KITSさん、6D6とはシブい ^^) ST管はカッコイイですよね。<br>6D6だとグリッド検波でしょうか。真空管のAM検波は本当に音が良いです。<br>再生検波だと正帰還で微発振状態なので、確かに周波数読めますね。<br>面白いアイデアだと思います。私も今度、実験してみます。<br><br>ありがとうございます。