2006-07-29 何か足りない。_ 「大人のJAZZTIME」というわけで只今23:05。サントリー山崎12年を片手に、ゲルマラジオ+ラジオ実験用アンプで聴くJORFラジオ日本/1422KHzの「大人のJAZZTIME」の時間。 ラジオ実験用アンプの入力抵抗をこないだ増強し、都合入力インピーダンスが3Mオームなんていう高い状況になってしまったが過大入力による歪みが大幅改善されたことを受けて、なお一層ゴキゲンなサウンドを奏でている。 ゴキゲンなサウンドを奏でている。 が、なにかが足りない。いや、現状でももう充分、AM放送ってこんなに音良かったのか? って改めて感心しつつ、デジタル放送なんか○食らえ、アナログ万歳! と叫びたくなる気持ちになるほどゴキゲンなサウンドを再生しているのではあるが、なにかちょっと足りない。そのちょっとが、どのぐらい足りないかって言うと、例えばすごい美味しいブリ刺があったときに、たまたま山葵が練り山葵しかなかった日のような感じだ。そんな日はわざわざ近くのスーパーまで生山葵を買いに行く私であるが、これは、大変微妙な差異であるがすごく大きな差異でもあるのだ。 そんな感じで、なにかが足りない。 こうなんというか、音が若干、ほんのちょっとなんだけどこうがさつというか、艶かしさというか色気というか、艶やかななめらかさが足りないというか、もうちょっとこうしっとり感があってもいいと思うのだ。 これはアンプのせいでは無い。ゲルマラジオの出力をクリスタルイヤホンで直接聴いても、同じ印象を持つ。 最近のゲルマニュームダイオードは、昔のそれと特性違うのか? 一方で思えば昔、ゲルマラジオを初めて作ってその音を聴いた感動のあの日。それからラジオ少年の道をひた歩み、確か小学校六年生のころか? 捨ててあったテレビ受像機から取り出した真空管を使って、見よう見まねで回路定数なんかほんと適当に作った単球プレート検波ラジオの音。クリスタルイヤホンから聴こえるあまりにもふくよかで艶かしいその音に、「これが本当に同じラジオ関東(現:ラジオ日本)の音なのか?」と感動したあの日の記憶は30年近くを経過した今ですら、未だに脳裏に刻まれている。 これはやはり、大人になった今でこそ今一度、真空管検波の実験をしてみなければならぬな。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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