午後から家内と娘が所用でお出かけです。というわけでまたまた、一人のんびりおうちで自由時間が3時間ほどできました。 つうわけで、7月6日電子工作の続きをすることにしました。 重要:7月6日掲載の回路図に重大なミスがありました。すでに修正済みですが、もし万一、参考にされた人いらっしゃいましたらごめんなさい(まさかいらっしゃらないとは思いますが・・・)。以下の回路図が今日現在の最新版です。 2006年7月11日追記:7月11日のかにの泡ぶくもご参考に。最終版回路図あります。 先日やりかけだった実装作業を完了させて、基板実装状態で通電してみます。まずはバッファ段のみに通電し、ドレイン電流を測定しますと、9Vの印加でなんと15mAも流れています。おかしいです。0.7mAに調整したはずなのに、こんなに多く流れているとはなにか尋常でない異変が起きているに違いありません。 結線を確認しても異常無し。となればこれは異常発振の可能性大です。出力にオシロをつないで見てみると、なんとも見事に発振していました。 おかしいなぁ。 回路図と実装基板をかわるがわる見ながら悩むこと十数分。『ん?』わかりました。入力部に入っているLPF、チョークコイルの出口にもコンデンサが必要でした(赤ペンで追記されている部分)。これがなかったために直列共進回路になってしまい、発振していたのかな? 100pFを追加して、正常動作、ドレイン電流0.7mAとなりました。ついでにあとで計算しなおしたら全然インダクタンスが足りなかったチョークコイル100マイクロHを、1mHに強化しました。 低周波発信器から信号を入れて動作確認してみます。 正弦波は綺麗に出力されるのですが、方形波の立ち上がりがなんだか妙です。う〜ん、LCで組んだLPFが悪さしているのでしょうか。 ためしにLPFをスルーして入力信号を入れてみると、あらら綺麗です。 せっかく組んだLPFですが、なんだか波形が気持ち悪いので今回はLPF無しでやってみることにしました(回路図「結局こうした」の部分)。 1MHzの信号を入れると、LPF有りでは相当に減衰しましたが無しだとまんま出力されてきます。気になるといえば気になりますが、まぁ取りあえずこれで行って、問題あればそのとき考えましょう。 ついでと言ってはなんですが、386の2番ピンも、100pFでグランドに高周波接地しました。これは、音量調節用のVRからの配線で乗ってくる高周波成分を嫌ってですが、これもまぁ気休めですね。インダクタが無くなった分、実装外観が気持ちすっきりしましたね。 で、386にも電源を供給して、全電流が9V印加で無信号時3.9mA。まぁこんな感じでしょうね。よしよし。 2SK30Aの入力ラインに800Hzの信号を入れて、386のスピーカ出力をオシロで観測するとちゃんと増幅されてきています。うん。いい感じです。LPF取り払った効果?もあって、1MHzぐらいまで平気で増幅します。 電子ボード(SR1A)で急ごしらえで作ったゲルマラジオの信号を入れてみますと、ぉおおおおお、いい感じで鳴ってます。しかも、クリスタルイヤホンで聴くよりも放送局の分離が全然良いです。これはまさに、2SK30Aで構成したハイインピーダンス入力回路の効能でしょう。ぬはははは、思ったとおりだなんてほくそえみながらJORFの混信を受けつつJOLFを聴いていたのですが、ふと湧き上がった疑問。 つうことはだ、クリスタルイヤホンのインピーダンスって実は思っているより低い? なんとなく勝手に(ほんとうになんの根拠もない)ですが、クリスタルイヤホンのインピーダンスって500Kぐらいあるんだろって思っていた私。実はそんなに高くないんじゃないかっていう疑念を抱きました。 ということで次回はクリスタルイヤホンのインピーダンスを実測してみなくちゃなってところで、本日は時間切れ。