2011-09-11 残暑厳しい今日このごろ。_ 東北地方太平洋沖地震発生から半年・・・(14時48分記)只今14時48分。 早いもんです。もう半年。 残暑厳しい日曜日の昼下がり、あの日私はなにやってたのかな・・・なんて、ぼけーっとしながら考えていました。 金曜日で娘は学校、家内は近所のスーパーに買い物で、一人でウチで仕事をしていたときに突如襲ってきた激しい揺れ。揺れながらも かにこむ掲示板(当該書き込みはすでに過去ログ104に退避) に、以下の書き込みをしていました。
地震発生が14時48分、この書き込みが14時50分。このときは、まだ本棚から本がぶち撒かれる前だったと記憶していますから、揺れは相当長時間続いていたのですね。あ、待てよ、当時はその激しい揺れのため、「やばい揺れだ。」と書いて「書き込めぇ」ボタンを押すのに大変苦労した記憶があります。書き終わって、「書き込めぇ」ボタンを押すのにもたもたしている間に本がぶち撒かれたんだっけかなぁ・・・記憶曖昧。 いずれにしても、激しい揺れと戦いながらの書き込みでした。 もう半年ですか。まだ半年ですか。 _ 東京都での放射性ヨウ素の検出について。(16時20分記)東京都の下水処理施設で、脱水汚泥から検出されている放射性ヨウ素が、8月15日のサンプリングで急増しているということが巷で話題になっております。私のところにも何通かメールをいただきました。「放射性ヨウ素(131)って半減期が8日程度だからもうほとんど無くなっているハズでは?」「またなにか流出があったのかな?」と言った内容が多いです。 で、調べてみました。こちら東京都下水道局のWebで、情報は開示されています。 9月9日に最新データが追加更新されておりましたので、その数値も反映してグラフ化してみたのが以下の図です。
8月26日のサンプリングで新河岸水再生センター(板橋区新河岸)の数値が突出している点は気になりますが、どうなんでしょうねこれ。確かに増加傾向が認められなくもないですが、「急増」というほど明確な傾向は見られないように思います。 なんと言っても福島第一原発からは今現在も、微量な放射性物質の漏洩は続いているわけですから、この程度の規模での推移は当分続くのではないでしょうかね。
ただね・・・確かに放射性ヨウ素が全然減ってこない点は、謎ではあります。サンプルが下水処理施設の脱水汚泥という点も考察を難しくする要因です。ヨウ素131は半年で数百万分の1の量になります(半減期8日で計算すれば、160日で約105万分の1)。ただ、今回は、放出された量が莫大ですし、また、原子炉内部にあった量も相当でしょうから、まだまだ大地に残っているヤツらが、あるいは、新規にちょろちょろ放出されているヤツらが、風雨で いずれにしても、放射性物質とは当分のあいだ付き合っていかねばなりません。この程度のことは、これからどんどん起きてくると思います。私は今のところ、水産庁のWebとは、ほぼ毎日にらめっこしながら海産物の放射性物質検出状況を追跡しているのですが(なんつったって酒の肴ですから)、今後は下水処理場の脱水汚泥にも気を配る必要がありそうです。 引き続き状況を注視していく必要があります。 21時05分追記。 晩飯食べながらふと思ったんですが、この、8月に入ってからのプチ上昇傾向って、ひょっとして民間レベルでの除染作業の影響ってことないですかね。 7月ぐらいから、あちこちで除染の話題が取り上げられ始め、開始された。除染と言ってもいろんな方法があるのですが、民間レベルで例えば「自分ちの庭やベランダを水で流した」「建屋を水で洗い流した」みたいな方法だと、放射性物質は水で洗い流されて下水に流れ込みますから、これらが下水処理場でキャッチされたということは充分考えられます。 原発から放出飛散してしまった放射性物質は、自然崩壊する以外には決して消滅することはありませんから、除染と言っても結局は放射性物質を「どこかに移動させているだけ」なんですよね。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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