2011-09-09 じめじめぶり返す。_ 暑い。(21時33分記)いや〜、急にじめじめな夏の空気に戻りましたね。 数日前、開け放たれた窓から流れ込む風に秋を感じたのもつかの間。一気にまたじめじめ度の高い気配に包まれる今日この頃です。 ま、それも風情があって、いいもんです。 _ 比較的安価な放射線測定器の性能-国民生活センター。(21時48分記)各方面ですでに取り上げられておりますが、『比較的安価な放射線測定器の性能』と題して、国民生活センターが一桁万円で買える線量計の性能評価をした結果を、Webで公開しています。こちら(http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_1.html)です。 まぁ、結論は、『ばらつきが多いんで、数値の絶対値はあんまり気にするな』『このランクの製品では、食品の汚染測定は、計数率が低すぎて出来ないよ』という、すでに周知な事実の再確認ですが、副次的に、非常に興味深い情報を得ることができました。 上記URL内に、フルスペックの報告書pdfへのリンクがあるのですが、これを見てみますと、p4に以下の記述があります(原文のまま)。
丸型V 式容器(タッパ:V5、外径135mm、内径128mm、高さ56mm)に食品0.63kg を 充填(じゅうてん)して日立アロカメディカル株式会社製TCS-171(B)で測定した 場合、測定値(μSv/h)を7.34×104 で除することでBq/kg が得られるとしている。 仮に500Bq/kg の汚染がある食品を測定したとすると、およそ0.007μSv/h に該当 するため、このようなレベルを一般に測定することは困難である。 あれ? なんかおかしくないかこれ? 全然計算が合わないぞ? 上記解説をそのまま式に展開すれば: [測定値(μSv/h)] / 73400 = [ベクレル/Kg] ってことですよね? 全然おかしいじゃないのこれ。。 (2011年9月9日 22時23分記) ちょっと考えてみたらすぐわかった。これ、「除する」じゃなくて「乗する」だろ。正しくは: [測定値(μSv/h)] x 73400 = [ベクレル/Kg] ってことだ。 (2011年9月9日 22時25分記) セシウム暫定基準値500ベクレルは、γ線量に換算すると、ざくっと0.007μSv/h に相当するとのことです。 っつーことはだ。0.007μSv/h が分解できれば食材の暫定基準値レベルの汚染は検出できるということであり、私が持っているPA-1000なら、なんだかいけそうじゃないですかって話です。 こちらで静岡茶の新茶を測定してみた結果をご紹介しましたが、このときは、BGに対して +0.006μSv/h。ってーことは、500 x 0.0006 / 0.0007 = 428 [Bq] ということで、暫定基準値ギリギリセーフな新茶だったってことでしょうか・・・ ま、お茶ッ葉を1kgも毎日食べたりしませんから、そこまで神経質になることはなさそうな気もしますが、食材の放射能汚染を自宅で手軽に検出できそうな可能性が高まってきたってことは、歓迎すべきことです。 _ 堀場製作所純正食品の放射能汚染測定キット。(22時00分記)はてさてそんななか、いやいやついにというかやっと来ましたよ。PA-1000の製造元堀場製作所から、土壌や食品の放射能汚染レベルを測定できるキットが発売されるようです。 asahi.comより引用です。
堀場製作所、物質の放射能判定キットを発売−食品や土壌を簡易検査 専用容器がどんなものなのか興味深いのですが、26K円つうのはちと安い。これでどのぐらい放射線暗室になるのか、興味深いところです。 15分という測定時間は、食材の含有放射性物質量を測定する一般的なベクレルモニターと同じ程度の時間です。PA-1000はこれらベクレルモニターと比べて二桁ぐらいガンマ線計数率が低いのですが、にも関わらず15分程度で測れるんですね。 非常に興味深いです。 さっそくゲット手配かけますかね。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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