2011-03-30 桜の季節・・・時のうつろい。_ 過剰な自粛はネガティブスパイラル。以前より思うことなのですが、時というのは偉大なものです。世の中なにがおきようが、時だけは流れていく。今年もあちこちで、桜が咲き始める季節になりました。綺麗に五分に咲いた桜を見ながら、『この世で起きていることとは無関係におまえは毎年淡々と咲き乱れるんだねぇ・・・』なんて、思わず話しかけてしまう自分が居たり。 ・・・・ 最近私の周りでも、東北地方太平洋沖地震での震災を考慮しての自粛ムードが広がっています。宴会が中止になったり、旅行を中止するって話を聞いたりと。 しかし、今一度考えてみてください。その自粛、被災地復興のためになにか役に立つのですか? 被災地復興に一役買える自粛であればまぁよいかもしれません。旅行を中止して、使うはずだった旅費を義捐金として寄付するとか、宴会は中止したけど、飲んだつもりになって飲み代を寄付するとか・・・ でもね、私は、こんなときだからこそ、普通に生活できる環境に居る人たちは、普通に日常通りの生活を送ることに努力すべきなんだと思います。 確かに気持ちはわかります。被災地が大変なことになっているのに、宴なんかする気になれない・・・旅行に行く気にもなれない・・・でも、普通に日常通りの生活を送ることを『努力すべき』なんです。被災されたみなさんが必死に復興に向け前に進もうとしている気持ちを思いながら。 それが、長い眼で見たときに、被災地の復興に繋がることなんだと思います。 日本全体が自粛の沈滞ムードになってしまったら、どうなります? 震災被害に加えて福島原発の放射能汚染、計画停電や物流の滞留など、いずれも回復までにかなりの長期戦を強いられそうです。これだけ国民総生産の低下確実な要素満載な今、追い討ちをかけるように自粛してどうするんですかと、私はことあるごとに自粛ムードな人たちに話しています。 お花見だってどんどんすればいいと思いますよ。別に花を見るのに電気使うわけじゃありませんし、お花見しながら乾杯しつつ、被災地の復興を祈ればいいんです。むしろ、こんなときだからこそ、ハレの儀が必要です。仲間内で集まって、酒を飲み交わしながら復興に向けて、自分らができることを話しあう。日本のエネルギー政策についてマジメに雑談してみる。そのほうがよっぽど有意義です。 いかにも日本人的な「事無かれ主義」のためだけに、うわべだけの自粛をするほど馬鹿らしい話はありません。 普通の日常生活を送りつつ、頭の片隅で被災地のことを思う。私は引き続きそうしたスタンスで生きてゆきたいと思っています。 最近の行き過ぎた自粛ムードに疑問というか危機を感じたので、今日はめずらしく少しマジメな話を書いてみました。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
先週末(金曜日)、家内と月一の宴会を居酒屋でしたのですが<br>いつになくお客さんが多く、夜19時には満席になりました。<br>そろそろ、気分転換をしたくなった人が多くなったんでは無いでしょうか。<br>家内とは、週末にお花見ウオーキングにいくつもりです、いつものように。
それがいいと思います。