2008-06-21 じめじめじめじめ・・・_ 「うる星やつら」コミックス新装版半分以上読破・・・なんとか一週間で、全34巻中18巻まで読破しました。そらもう、日頃の激務の間を縫って、例えばコンパイル待ちの僅かな時間や画像処理シミュレーションの待ち時間、腹が減った故のカップ麺が出来るまでの3分間などなど・・・ほんの僅かなひとときすらも無駄にせずひたすら読み続けた結果です。 いや〜、原作っていいですね。 なんというか、この極めて小気味良いリズムというかテンポというか、前にも書きましたがこのさっぱり感が最高です。お酒で言えばまさに吟醸純米酒って感じですかね。 しかし一方で、TVアニメ版のすごさを、改めて思い知りました。 原作が素晴らしいことは改めて言うまでもないことですが、それに比してTVアニメ版はまさに神がかっています。 これはもちろん原作が素晴らしいからこそなのですが、しかし、原作->TVアニメ版というコンバージョンプロセスにおいてこれほどの昇華がなされている作品というのを私は他に知りません。 押井さんが「うる星やつら」TVアニメ版スタートアップ時から監督していたってことは、これ実に重要なことだったと痛感しました。まさにベストアサインですよ。初期の放映話で「うる星」の方向性が決まったってことに異議を挟む人はあんまし居ないと思いますが、あの押井テイストがなければ、ここまで「うる星」の世界観が確固たるものになることもなかったように思います。 確かにね、初回からいきなり暴走気味ですし、どう見ても「やりすぎ」な話も少なくないですが、でも、あのノリが無かったら今の「うる星」の評価はあり得なかったでしょう。 押井さんはじめ脚本、脚色、演出、キャラデザなどなど・・・多くの皆さんが一流の仕事している。だって、原作のあの各話を(良い意味で)ここまで広げるかぁ・・・って、驚くばかり・・・です。そしてそれらを見事に表現しきっている作画、音楽、豪華声優陣・・・ す ば ら し い で す 。 原作は原作、TVアニメはTVアニメとしてちゃんとしっかり楽しめる「うる星やつら」は類稀なる素晴らしいキワモノ作品であることは間違いなさそうです。 いや〜実に素晴らしいっ。 個人の趣向の問題も大いにありますが、今後、この作品を越えるものが産まれ出でる可能性は限りなくゼロに近いだろうなぁ・・・と、しみじみ思ってしまいます。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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