2008-12-19 江戸前ハゼ天を食う会 in 天丼 三惚(川崎大師)_ 子供のころの思い出。私は、大学卒業して社会人になるまでの間、神奈川県川崎市は国道15号線沿い、六郷橋から程近い場所で生まれ育ちました。 小学生のころは、父親とよく多摩川・・・六郷橋から大師橋あたりの間・・・に、ハゼを釣りに行って、釣ってきたハゼを天麩羅にして食べたものです。 特に11月ぐらいになると、白身魚特有の淡白な味のなかにも、ふわっとした歯ごたえとほどよく油の乗った食感がたまらなく美味かった記憶が残っています。 そんな子供のころの記憶をふと思い出し、『そういえばハゼ天を食おう!』と思い立ったのは今年の春のことでした。 江戸前ハゼといえば羽田。春にハゼは無理か? とも思ったのですが、思い立ったが吉日、今年の4〜5月にかけて、羽田界隈の小料理屋さん何軒かに足を運んでみたのですが、いずれもハゼにはありつけず。 春先にハゼを食おうと思うこと自体無理があるのですが、『秋になったらありますかぁ?』という私の質問に対する返答は、「最近羽田でも採れないんだよね〜。だから秋になってみないとわからないや」。 そして迎えた今冬。今度こそハゼ天を食うんだ! と思いたち、Google等でさんざん調べた結果、川崎大師に江戸前ハゼを出してくれるお店があることを発見しました。 『天丼三惚』。早速お店に電話してみますと、「ハゼ? ありますよ。今の季節ならいつ来てもらってもありますあります」。 おー、やったぁ! というわけで本日、私が役員時代の元部下2名を引き連れて、『江戸前ハゼ天を食う会』が、開かれました。 京急大師線の川崎大師駅から徒歩もう1分ぐらいでしょうか。なかなか味のある佇まいを見せるお店の目印は、大きな「天丼」ののぼり。
店内は、広くありません。カウンター5席ぐらい?(実効大人3人ぐらいかな)に、2人テーブルx2、一番奥になんとか4人詰められるか?テーブルx1 という構成。大将1人できりもりしています。 3人だったので、奥のテーブルにお邪魔させていただきました。
『大将、ここ何時までやってます?』 「あんたら居る間は何時まででもやってるよ!」 とても気さくな大将です。 午後18時から22時ぐらいまで居たでしょうか。私ら一行以外のお客さんは、常連のお客さんのみでした。 都合1人が遅れて合流予定でしたので、はじめは生ビールにお新香とカキフライをつつきつつ。このカキフライも大変大ぶりで、絶品でした。 3人揃って、早速ハゼ天揚げてもらいます。
出てきたハゼ天は、とても立派なサイズの天麩羅。して、その揚げ具合はまさに絶品であります。表さくさく中ふんわり。限りなくレアに近い火の通り具合で大変にジューシーです。美味い。美味すぎる。正直、こんなに美味いハゼ天を食えるとは思ってもいませんでした。 あまりに美味いので、ハゼ天盛さらにもう1回揚げてもらいました。 刺身盛合せなど生肴もあり、こちらも絶品。いや〜、もう、一緒に飲んでいた二階堂もあっという間に無くなって、こちらもボトル追加です。 値段はもちろん大変リーズナブル。川崎大師といえば私の古巣とも言えるなじみのある地域。灯台もと暗しとはよく言ったもので、川崎大師で飲んだのは今回が初めてでした。 『天丼三惚』実によいお店でした。この美味しさでこの値段。月1ぐらいでお邪魔したいところです。 今回食せなかった、江戸前天丼、あさり丼など、興味深いメニューがまだまだあります。今度はお昼の部でお邪魔してみようかな。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
多摩川で釣った魚を食したんですか?!<br>自分の子供の頃(オイルショック辺り)は狛江市に住んでいて多摩川は遊び場のひとつでしたが生活排水でひどく汚れていて、フナやザリガニは取りましたが、食べるなんてとてもとても、でした。
ハゼっていわゆる汽水域というところに生息する魚で、多摩川も河口付近ということもあり水質汚濁も多少はマシだったようです。<br>とはいえはじめは『本当に食って大丈夫か?』という感じでしたが、実際食べてみると本当に美味しかったので、1日に20匹ぐらい食べてたこともあると記憶しています。<br>4人家族だったので、全部で6-70匹近く揚げたことになります(母親は気味悪がってあまり食べなかった)。<br>小学生の中高学年のころだから、1970年台中盤ぐらいの頃の話ですね〜。<br>総計でかなりの数の多摩川河口ハゼを釣って食べましたが(2-300匹は食べたと思います)、今のところそれに起因するような健康被害はありません ^^)