2014-01-31 おめでとう!小保方晴子さん。_ STAP細胞は、画期的過ぎる発見だ!(21時25分記)
理化学研究所の小保方晴子さんが率いる研究チームが発見したSTAP細胞並びにその生成方法は、ほんとうにすごい発見だと思います。
ES細胞や、iPS細胞は、その仕組みを見れば充分理解できますが、STAP細胞は 「え? なにそれ?」って感じです。 「あなたもおうちでSTAP細胞!」
みたいなノリで、誰でも万能細胞を作ることができちゃうぐらい、簡便です。
「誰も信じてくれなかった」 という小保方さんの言葉に、妙に納得してしまいます。
今日、自宅のリビングでお昼にテレビを見ていると、このSTAP細胞のことが報道されていました。
私 :『これはノーベル賞どころじゃ済まないすごい発見だ!』
理系要素ゼロの家内にこのすごさを伝えるにはどうしたらいいか。
『生玉子を茹でると、当然ゆで玉子になるよね。』
哺乳類の細胞は、一旦分化すると二度と元には戻れないというのが今までの細胞学での常識。細胞の分化とは、その細胞が持つ遺伝子(DNA)の一部がメチル化されることで、その遺伝情報部分がロックされ遺伝子発現が無効になることで、特定の機能を持った細胞になっていくことです。 ちょっとややこしい話ですね。わかりやすく説明してみますと、人間の細胞は、全て同じ遺伝情報をDNAに持って居るのですが、細胞の部位によって、DNAの中で有効になる領域と無効になる領域が異なるんです。 皮膚の細胞は、皮膚情報を持つDNA領域のみが有効になっているので、皮膚になるんですね。ちなみにこのDNAの情報が壊されると、全然関係ない細胞が作られるようになってしまいます。これが、癌です。 受精卵は、細胞が1個しかありません。この1個の細胞が分裂していき、だんだんと人間の臓器が形成されていくわけですが、その過程を、分化と言います。すなわち、受精卵は、人間のすべての臓器になることのできる細胞ということになります。このような機能を持った細胞を、万能細胞と言います。 世界中の各国料理のレシピが載っているレシピ本があったとします。受精卵は、細胞が1個しかないので全レシピを見ることができる状態です。これが、細胞分裂を繰り返して行くと、だんだんと見ることのできるレシピが限定されていくようになるのですね。 ある細胞は、中華料理のレシピしか見れなくなったとします。この細胞が分裂すると、分裂細胞は中華料理の中のさらに特定のものしか見れなくなっちゃうのです。分裂を繰り返していき、最後には遂に、ある細胞にあるレシピ本は、八宝菜の頁しか開けなくなっていて、また別の細胞にあるレシピ本は、回鍋肉の頁しか開けなくなってしまいます。ある細胞では八宝菜しか作られないし、ある細胞では回鍋肉しか作られないということになりますね。これにより、人間の細胞は、臓器や部位ごとにそれぞれ適した、必要な細胞が作られるようになっているのです。 で、一旦分化した細胞は自然の摂理の中では分化前には戻れない。だから、DNAを直接操作して分化前に戻しちゃおうというのが、iPS細胞の考え方です。上のレシピ本で例えれば、回鍋肉の頁しか開けなくなってしまった細胞の中にあるレシピ本を、人工的にカッターで封印を解いて全部見ることが出来るようにしたということです。 これならまぁ、どうやってそれを実現するのか? という手法の問題はあるとしても、まぁできるよねって、わかります。 STAP細胞は、レシピ本に直接手を加えないで、外部から簡単な刺激を与えるだけで封印を解いてしまうという点があまりにも画期的です。DNAに手を加えないので、iPS細胞で問題とされる「癌化」の可能性もほぼ無さそう。 今後、どんどんいろいろな追試がされていくことでしょう。私も楽しみで仕方ありません。 しかしなんで今まで、誰も気が付かなかったんでしょうね。小保方さんが気付いたきっかけは、万能細胞のモトである幹細胞をマウスからより分ける際に使っていた吸引用の細いガラス管。このガラス管により採取される細胞には幹細胞が多く含まれるが、吸引する元には、幹細胞は見られなかったと。 細いガラス管により幹細胞を「選別して」吸引しているというのが従来の解釈だったそうですが、吸引元には、どんな形で幹細胞が存在しているのかって、私でも気になって調べると思うんですよね。 それを今まで、なぜ誰もやらなかったのか、あるいはやった人は居て、幹細胞が吸引元に無かったのだけど、そんなことあり得ないと思って見なかったことにしていたのか ^^) この世の中、まだまだそのへんに、発見されていない現象が隠れているのかもしれませんね。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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