2013-12-31 明るい未来を描けるか?大晦日の、静かな夜。 目を瞑って、改めて一年を振り返ってみる。 四月に、元気だった父が八十一歳で浄土に往生するという大きな出来事があった。それを踏まえ考えるに、納得できる生き方が出来た一年であったと思う。 納得は出来るが、満足はしていない。 世間に眼を転じてみる。 夏の参議院選挙で自民党が圧勝し、2020年のオリンピックは東京に決まった。 株価はこの一年間で57%上昇し、市況は大盛況であった。 一方で、福島第一原発事故は収束の目処は一向に立たず、未だ14万人近くの人たちが、避難生活を強いられている。 一見、私が生活する圏内は、至って平穏無事だ。節電なにそれ? って感じで煌々と光り輝く夜の街である。
どうなっているんだ?
特定秘密保護法案は可決成立し、学校教育では、道徳を教科化し、愛国心を植え付けるかのごとくの流れもある。 世論調査で国民の80%が反対したにもかかわらず、強行採決した自民党公明党。 次の国政選挙は二年半後の2016年参議院選だ。 そのときまで、覚えている有権者は何人居るのだろうか。
どうなっているんだ?
今の日本は景気にしても世間の風にしても、上昇基調のようであるが、私から見ればそれらは上辺の塗り薬に過ぎず、本質的にはなんの問題も解決していない。 日本の明るい未来を描けるようになるためには、今のままではダメだ。 自分がどう、この世の中で生きて行くか。家族をどう守って行くか。仲間とどう、関わり、繋がって行くか。 じっくり考えて、行動に移してゆこうと思う。 なんとなく、世間の風、一人一人の意識が、変わってきているように、感じている。 まだまだ夜は長そうだが、夜は必ず明けると信じて。
平成二十五年十二月三十一日
午後九時五十五分 自室にて 青木 康雄 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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