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かにの泡ぶく


2013-02-16 北風強し。

_ ロシアへの隕石落下。(16時35分記)

今日の夜明け前、地球のほんのすぐそばを小惑星が通過するというので少し気にしてはいたのですが、昨日ロシアへ落下した隕石。すごいですねあれ。

youtubeを探せば多くの動画を見ることができますが、特に、街中で音付きで撮影された映像にはまさに度肝を抜かれます。

NASAの発表によれば、大気圏突入後の隕石の速度(対地速度)は、秒速17.8Km。マッハ52という超超超音速です。ソニックウェーブの破壊力はすさまじく、青天に漂う痕を撮影している動画には、まさに突然に、静寂を破る衝撃音と砕け散る窓ガラス、ひしゃげた窓枠、けたたましく鳴り響く車の防犯アラーム音が収録されています。

今まで、隕石と言えば「滅多に地上にまでは落ちてこない」ものと思っていましたし、万一落ちてきたとしても、よっぽど巨大でない限りは、隕石被害は落下地点周辺での物理的破壊しか考えておりませんでしたが、この動画を見ると、上空通過しただけで街がかなりの被害を受けることがよくわかります。

これ、東京上空に突入されたら、落下地点が東京湾だったとしても丸の内あたりはガラスの雨が降ることになるんじゃないですかね。

恐ろしいことです。

しかしながら、これとて自然現象。はむかうことはできませんから、起きることを覚悟して生活していくしかないですね。

地上に到達した隕石の「燃えカス」は10トンだったということですので、これがもしも原発に直撃しようものなら、大変なことになりますね。地上に来るまでにかなり減速しているでしょうが、10トンの超音速物体が原発建屋を直撃したら、スクラムする暇もなく圧力容器変形してまさに大惨事になるのではないでしょうか。

原発でないにしても、例えば六ヶ所村の高レベル処理施設直撃等々・・・

今まで、隕石が落ちてくるなんてことは想定しないでよいという考え方でしたが、実際今回落ちましたからね。今後落ちちゃったら「仕方ないね」で済まされることではありません。

火力発電所に直撃なら、一時的に火の海になるかもしれませんが、事態は人間が生活する上での時間軸で収束可能だと思います。

はてさて、今後、どうしてゆくのでしょう・・・ね。


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