2010-04-02 春の嵐。_ 自力でたこ焼きの生地を作ってみる。というわけで今日のランチは、自宅でたこ焼き焼いて食べようかということにしたのですが、今まで自宅でたこ焼き焼く時は、日清製粉のたこ焼きの素みたいなヤツで、生地を作っていました。 そこで今回は、薄力粉を使って自力で生地を作ってみようじゃないかということに。 『あれって薄力粉に生玉子入れて水で溶くだけだろ』 みたいに甘く見ていた私。今朝、たこ焼きのレシピを調べてみてびっくり。なんと、出汁とってそれで溶かねばならぬとは! 考えてみれば当たり前です。薄力粉、玉子、水だけじゃ、玉子の味しかしないじゃないですか。 この時点で午前10時。 出汁をとるということは一旦煮立てなければなりません。薄力粉を溶くときにはこの出汁は冷めている必要がありますから、『これは昼までに冷めないぞ』と瞬時に思った私は仕事を一旦中断してすぐさま出汁とり作業にかかります。 で、出汁とり完了が10時21分。 このまま自然放冷では、昼までに冷めるのはまず無理でしょう。そこで、写真のごとく強制水冷することにしました。 しかしこれでも果たして昼までに冷えるのか心配です。とりあえず理論計算をしてみることにしました。 出汁はざっと900ml。これを、95度から25度まで冷やすとすると: 900 * (95 - 25) = 63000 だけ熱量を奪えばいいことになります。冷却水の収支をざっと調べてみると: 水量 :2ml/秒 流入温度:17度 排水温度:34度 ぐらいでしたので、測定時点の条件で、2 * (34 - 17) = 34/秒 の速度で熱を奪っています。 63000 / 14 = 1852 ですので、このまま放冷され続ければ30分で目標量の熱量を奪えるハズですが、出汁の温度が下がってきて冷却水との温度差が少なくなってくるとそれに伴い熱交換率も低下してくるでしょうから、実際にはこれ以上の時間がかかるハズです。 冷却開始が10時半ごろでしたから、なんとかギリギリお昼に間に合うかな〜〜〜 って感じでしょうか。 只今10時42分。さて、どうなることやら・・・ _ 生地水冷その後・・・11時すぎに様子を見に行ってみましたらなんと! もうほぼ目標温度に冷えているじゃぁありませんか。 なんという理論計算どおり。 早速薄力粉を溶いて、生地をお昼までの少しの間、寝かせることとしました。 _ 再度水温測定してみた。たこ焼き生地の冷却時間が、冷却開始時点での条件での理論計算どおりでいまひとつ納得できない私。生地が冷えてくれば熱交換率も低下してゆき、同じ熱量を奪うのに必要な時間は延びるはず。 で、念のために再度、冷却水(=水道水)の流入温度を測ってみたら15度弱になってました。 ず〜っと水を出していたので、水温下がったのでしょうか。 これならまぁ、納得です。 _ 自家製たこ焼き大成功!自分で言うのもなんですが、正直超美味いですこれ。 家族にも大好評。まさにこれは出汁風味の関西風たこ焼き。側のカリカリ感と中身のとろ〜り感がたまりません。 市販のたこ焼きの素を買うよりも遥かに安くできる代わりに手間は遥かにかかりますが、いやぁこれは美味いです。 今後我が家のたこ焼きは、この路線で決まりです。 反省点があるとするならば、すこ〜し、薄力粉が濃すぎたかな。もう少し、薄め(すなわち出汁を多め)でもいいかもしれない。私が関西に住んでいたころに食べたたこ焼きや、明石焼きの中身はもっとふわふわでとろとろだったような気がします。 が、まぁ、初回としては及第点でしょう。 よしよし。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
最新ツッコミ |
いや〜、すごい風でした。<br>うるさくて息子が何度も起きて泣くので、あまり眠れず。<br>朝は電車が遅れてる・止まってるで…<br>なんだかんだで、運良く10分遅れで会社に着きましたが。<br><br>今日は暖かかったから、陸上にある水道管内の水温が高くなっていたのでしょうか。<br>だし汁が無いときは、だしの素を入れてごまかすという手もありますよ〜(^-^;
いやほんとすごい風だったね。<br><br>出汁の素は一瞬思ったのだけど、とりあえずはじめてのトライだったんで、ちゃんと昆布出汁とかつお出汁をとってみたよ。<br>正直激美味かった。まさにこれ、俺が関西に住んでいたころに食べたたこ焼き、明石焼きの雰囲気。<br><br>病み付きになりそう(笑
> 素を買うよりも遥かに安くできる代わりに手間は遥かにかかります<br><br>これって、一般論として成立しますよね。<br>・パンミックス(ホームベーカリー用)<br>・ホットケーキミックス<br>etc...
ですよね〜。手間がかからないという付加価値に対する価格ってことですもんね。<br>でもめんどくさがらないで一手間かければ安くて美味いつうのも、オツなもんですよね。
たこ焼きに出汁なんか入れたかな〜(?_?)と、自分が使ってるレシピを見ていたら、出汁ナシですね。<br>イシガキ産業(三重県)の『TAKOYAKI CLUB 14穴』で、たこ焼きプレートの箱に書いてあるレシピです。<br> 小麦粉…1cup/卵…1個/水…270cc/塩…少々/ベーキングパウダー…小匙1/4<br> 具(たこ・ねぎ・紅しょうが・天かす・ちくわ)等<br> その他として、お好み焼きソース、青のり、粉がつお<br>このレシピ、三重風なのかな?<br>で、ちくわは入れたことないけど、タコは「ほとんどタコ」「タコの天ぷら」みたいな感じで入れるし、天かすというか揚げ玉もそれだけでも美味しいし、粉がつおや青のりもてんこ盛りでかけるので、このレシピで味が物足りないと感じたことはなかったかも。<br>親の家の納戸で眠っていた相当古いものなので、現行製品も同じことが書いてあるかどうか不明ですが、遙か昔は夜店風?でこんなチープなレシピだったのかも。でもタコが美味しかったら何とかなると思います。<br>シマダヤのあげ玉とかそのままポテチ感覚で食べても美味しいしくて、残ったのをついつい食べてしまう(^^;
こんなだしの取り方もありますよ。ページ下の方の「手軽なだしのとり方」<br>醤油の回転を良くしたくて、「濃縮つゆ」を自作しようと検索していて見つけました。加熱しない分、仕込みに時間は掛かりますが、仕込んでおけば色々活用できるし。<br>たしか、おばあちゃん世代というか、むか〜しは、前の晩にこうやって仕込んでいたような。商業ベースのだしが普及しだして忘れ去られてしまっただけのような?<br>ttp://www.tupperware.co.jp/smartlife/smartlife501.html
濃縮出汁参考になります。確かにね〜、出汁を常備しておくのはよいアイデアですね。<br>しかしそのJKさんのたこ焼きレシピ、「ちくわ」つうのには正直驚きです。はじめて聞きましたよたこ焼きの具にちくわなんて。<br>ウチの場合、具は、たこ、ネギ、紅しょうが、あげ玉、ですねぇ。<br>ふと思ってウチで使っているたこ焼き器の箱にレシピが書いてあるかどうか確認してみたところ・・・書いてありました。<br><br>たこ焼き器素性:「丸山技研」(新潟県)製18穴たこ焼き器。現行品のよう( ttp://www.maruyama-giken.co.jp/product/48/takoyaki.html )。<br><br>箱の側面に書いてあったレシピは、4人分で:<br><br> 小麦粉 :300g<br> 水 :900ml<br> 卵 :2個<br> たこ :300g<br> 万能ネギ:10本<br> 天かす :100g<br> 紅生姜 :100g<br> --------------<br> ソース、鰹節、マヨネーズ、青海苔<br><br>でした。たこがあまりにも多すぎだろって感じの量ですが、出汁を使う指定はされてませんねぇ確かに。<br><br>今度はただの水で作ってみようかな。
たこ焼きと一口に言っても、いろいろありますよね。<br>ラーメンほどではないにしても<br>明石焼き(現地では玉子焼きと称する) とか<br>築地銀だこ(油をかけて揚げる) とか...
私が以前兵庫県に住んでいたころは、玉子焼きをよく食べたものですが たこ焼き と 玉子(明石)焼き は別のものと認識してました。<br>大阪で売っている たこ焼き は、たこ焼きでしたが(なにを言っているのかわけがわからない)。<br><br>本当かどうかわかりませんが、築地銀だこが油をかける理由は、味、食感以外に、誰でも(=入ってすぐのバイトでも)安定して焼くことができる方法という側面も、あるような話を聞いたことがあります。実は私、あれはあまり好きじゃないんですよね〜 あれはたこ焼きというより、たこ揚げって感じ?
まつさんからいただいた:<br><br>> たこ焼きと一口に言っても、いろいろありますよね。<br><br>のコメントからふと思って、過去に食べたたこ焼きをいろいろ思い出してみました。<br>川崎や横浜界隈、あるいは、東京で食べる屋台のたこ焼きは、そういえばあまり出汁味はしなかったような気がします。調味料はソースと青海苔、オプションでマヨネーズ。<br>大阪の屋台で食べたたこ焼きは、例外なく出汁味がしたような淡い記憶。但し、調味料はソースと青海苔、オプションでマヨネーズというラインは川崎横浜東京の屋台と同じ。但したこ焼きの中身はかなりトロトロで、小麦粉量が少な目。<br>明石焼きは、兵庫県明石や三宮でよく食べました。圧倒的に玉子量が多く、ふんわりした感じで澄まし汁につけて食べるという点が圧倒的に異なりますね。<br><br>社会人になって大阪赴任当日に、産まれてはじめて大阪の立ち食い蕎麦屋に入ったときには、「たぬき」「きつね」としか書いてなくて、「たぬき」を頼んだら蕎麦が出てきて?となったのも懐かしい思い出です。<br>関東地方だと、「たぬきうどん」って、ありますもんね。
私が幼少の頃 西宮に住んでいたときは たこ焼きよりも<br>イカ焼きを好んで食べていました。<br><br>たこ揚げ や 明石焼き が たこ焼きとは違う、というのは<br>尊重すべき見解だと思います。<br>なのであれば、<br>「かんすい」をつかった麺は ラーメンではない とか<br>「つなぎ」をつかったそば を そばと呼ぶな という<br>意見も ぜひとも尊重して頂きたく。<br># 私自身が↑のように考えている、というわけではありません、為念。
純米酒以外は日本酒では無い! というノリの意見ですね。もちろん尊重します。人それぞれ、いろんなこだわりがあってよいと思います。<br><br>ちなみに私は、立ち食い蕎麦ですら蕎麦ととらえる、ぬるい人間です(笑。<br>ちなみに日本酒は、アル添(醸造用アルコール)はOKだけど糖類はNGっていう、これまたなんとも中途半端な見解です。