2010-02-14 古のデバイス達・・・中波放送って、今だからこそ聴いていてなかなか面白いですよね。 最近、自オフィスで仕事中は、スタンダードなゲルマラジオで中波放送を楽しんでいる私です。 クリスタルイヤホン(私が子供のころに買ったロッシェル塩使用のホンモノのクリスタルイヤホンかれこれ35年モノぐらいか?)が奏でる音は想像以上にふくよかで味があり、なんとも言えない良い音なんですよね〜。 ま、そんなこともあって、久しぶりに手持ちの古デバイスを稼動させてみようかなぁ・・・なんて思う日曜日の午後。 最近平日土日祝日問わず真面目に仕事ばかりしていたこともあり、今日は少し気晴らし兼ねて久しぶりに手元にある電池管3A5をいじくって遊んでみました。 どうもこの3A5と私は相性が悪いというか、いまいちうまく使いこなせず毎回悶々とする実験結果になるのですが、今回もどうもいまいちな結果となりました。なんでなんかな〜。 サンスイのST-32を出力トランスに据えた低周波アンプを組んでみたのですが、PPでも全然出力が取れず、なぜかシングルA級で動かしたほうが出力取れるといった状況。グリッド電圧の設定なのかなぁ・・・ このへんはおいおい解決していきたいと思います。 で、もののついでにジャンク箱をひっくり返していろいろ探してみると、なんと、2SA型のゲルマニュームトランジスタばかりが大量に発掘されました。2SA15とか、2SA17とか、すごい番号のものがあります。 なんなんだこれ。 いつこんなに集めていたのかすら記憶にないような数の2SA型ゲルトラ達。それこそ2,30年以上前に集めたパーツの生き残りでしょうか。 実は今日3A5を久しぶりにいじったのは、3A5を使って中波AMラジオ(大人のJAZZTIME専用)を作ろうかと思ってのことだったのですが、改めて思えばこれらゲルトラのほうが、真空管よりもよっぽどレアで古で貴重な過去のデバイスなような気がしてきました。 う〜〜〜ん、彼らにも、一度でいいからちゃんと信号を増幅させてあげたいものだ・・・ というわけで急遽予定変更で、PNP型のゲルマニュームトランジスタしかも全部2桁番台で構成するストレートラジオ つうのも今の時代あえて面白いかなって思って、さっそく企画してみました。 そうとなればまずは特性把握です。発見された手持ちの貴重な2SA型2桁番台の中でも特に若い、2SA15(Conv),17(Mix),31(IF),49(IF)のhfeを測定してみました(カッコ内はTrの想定される用途)。 手持ちTrのhfe測定結果: 低ッ! って感じですが、2SAゲルマはこんなもんなんでしょうね。同じPNPゲルマでも2SB22あたりは平気でhfe:200オーバーしますが、2SAゲルマはいろいろ難しいんでしょうね。
とりあえずこのなかでhfe最大をマークした、2SA17を使って、ストレートラジオを作ってみようかなって思っています。
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