2014-04-13 STAP細胞特集。_ すっかり春になりました。(13時15分記)最近すっかりこちらはご無沙汰しちゃってますが、STAP細胞の件、facebookではいくつか私見を投稿しています。 こちら かにの泡ぶく でのSTAP細胞関連の話は、3/11の時点で止まってしまっておりますので、一番新しい、facebook投稿をこちらにも載せておくことで、現時点での私見といたします。 以下、https://www.facebook.com/yasuo.aoki/posts/612662055481763 から内容そのままです。 なお、他にもいくつか関連投稿があります。私のfacebook投稿は完全公開していますので、facebookアカウントをお持ちでないかたでも閲覧可能です。 よろしければ、ヒマ潰しにどーぞ ^^) STAP細胞理研の4/1会見に対する私の失望感想:こちらです。 STAP細胞のことばかり調べているという4/2の私の独りごとに対して有用コメント多く頂く:こちらです。 実験ノートとは:こちらです。 小保方博士会見所見(20140409):こちらです。 _ ■STAP細胞論文捏造疑惑に対する私見あくまでも私見ですので、軽〜く流してくださいね ^^) 先日、小保方博士が二ヶ月に渡る沈黙を破り、記者会見しました。 「STAP細胞はあります!」 私も、「STAP細胞はあると思う?」「小保方博士は嘘ついてるのかな?」みたいなメッセージをたくさんいただきました。 私は生命科学は素人ですし、全ての情報を追っているわけではありませんが、今の段階での私見をまとめておきたいと思います。この私見は、新しい事実、考察により、当然に変更される可能性があります。 _ ■そもそもSTAP細胞問題の混沌としたところ「STAP現象の有無」と「STAP細胞論文問題」を切り分けて考えないといけません。 どうもねー、小保方博士が書いたSTAP細胞論文のデータに改変があり、内容も一部おかしい。これが捏造か単なるミスか? という、いち論文に対する問題と、論文とは関係のないSTAP現象という事実の存在がごちゃまぜに議論されていて、話が見えにくくなっているように思います。 まず、「STAP細胞論文問題」から。 4/1の記者会見で理研は、「STAP細胞論文は捏造」「小保方博士に研究不正行為があった」と認定しました。これに対し、小保方博士は、「捏造では無い」「悪意が無いので研究不正行為には当たらない」と、弁護士立てて反論しています。 この件については、私は、もうそんな細かいことはどうでもいい状態になっています。 「小保方博士がメインで執筆した論文には、画像の加工修正、その他内容にも矛盾があった」という事実は、完全に確認されており、お互い認めているわけです。その行為が、悪意だろうが意図しないミスであろうが、この事実だけでオリジナルの論文の信憑性は無いに等しいわけです(その後小保方博士がNatureに訂正申告したという内容により論文の信憑性が上がったのかどうかはわかりません)。 画像がどうのとか、悪意か単なるミスか、そんな細かいところをぐちゃぐちゃいつまでもかき回していても、非生産的です。とはいえ論文捏造は大問題ですから、それはそれで別途しっかりやってください。以上! _ ■STAP現象の有無仮に論文が捏造だったとしても、これにより即、STAP現象が無かったと結論づけることは危険です。小保方博士が世間知らずの天然の不思議ちゃんで、実験ノートは付けないし論文執筆も適当だけど、実験やらせたらすごいセンスを持っているという可能性はあるわけです。 これまた長らく姿を抹消していた笹井氏が先日ようやく、メディアにコメントを発表しました。曰く、「STAP現象は存在する」「ES細胞の混入はあり得ない」。そして、「ES細胞の混入可能性を言う研究者は、机上の空論にすぎない」とまで言い放ちました。強気です ^^) 来週中に会見するそうですから、私は全ての予定をぶっちして、その日はまたライブ配信にかじりつこうと思っています。 _ ■結論を急ぐように見えて実は何もしてない? 理研STAP細胞論文問題に関する調査委員会が調査を開始したのが2月13日。会見まで1ヶ月半の期間がありましたが、会見で示された理研側の資料は、理研が調査開始した2月上旬にはすでにネット上で指摘されていた疑惑、矛盾点とまったく同じ内容で、それを超える情報は一切ありませんでした。 なにしてたんでしょう? 実験ノートも、とても酷いものだというような印象のコメントを出していますが、具体的にどう酷いのか、公開しても問題なさそうな頁を少しぐらい見せてくれてもいいのにと思います。 理研側としては、あくまでも小保方博士のSTAP細胞論文のデータ改変のみをネタに、小保方博士を懲罰委員会にかけようとしています。 理研の調査委員会は、1ヶ月半の間なにをしていたのでしょう。この間に、小保方博士を研究所に呼び寄せて、再現実験させるなり実験ノートの説明をさせるなり、もっと踏み込んだ調査はできなかったのでしょうか。 _ ■小保方博士の言い分「STAP細胞は200回以上作った」「いつでも再現実験できる」と会見で述べた小保方博士。これについて、「だったら作ってもらおうか!」と言う人がまるで出てこないは極めて不思議です。 ウチは朝日新聞なのですが、小保方博士の記者会見翌日の朝刊で識者なり専門家なりが述べていたコメントはみな、「STAP細胞が存在するという新たな証拠は示されなかった」「研究者の会見とは思えない、情緒に訴えるものだった」みたいなのばかりで、誰ひとりとして、「いつでも再現実験できる」という点には触れていません。触れていたのは天声人語だけです。 「新たな証拠は示されなかった」という点については、論文疑惑勃発以降、ずっとひきこもりで研究所にも行けなかったという小保方博士の状況を考えれば、まぁ用意できなくても仕方ないかなと思います。 _ ■私が思う謎論文は体を成してなく、実験ノートも小保方流で他人には追跡できないという状況下で、新たな証拠なり根拠なりを既存の記録から用意することはかなり難しそう。だったら、本人が、「いつでも再現実験できる」って言ってるわけですから、やらせてあげればいいじゃないですかね。 第三者なり、先輩研究者なりを立ち会わせて、あるいは、報道機関に公開でもいいですよね。なんでやらないの? 理研は、新たに丹羽チームを立ち上げて、1年かけて1300万円の予算(案外安い)でSTAP現象をゼロベースから検証すると言っています。そして、そのチームには小保方博士は関与させないと。 小保方博士の論文が科学的にはいい加減な創作物であり、実物見てないのでわかりませんが実験ノートが小保方流すぎてダメダメではあるかもしれません。でも、それと、「STAP細胞の存在」は、分けて考えるべきです。 「論文がいい加減だった」ということと「STAP現象を再現できたか」ということは、わけて考えないといけないのに、理研は、無理矢理にでも、「いい加減な論文を書く研究者だから、STAP現象再現実験もいい加減」と、短絡的に結論づけて印象操作しようとしているように感じるんですよね。 _ ■まとめ小保方博士、理研、どちらも私から見れば科学からは遠く離れた世界で痴話喧嘩しているようにしか見えません。 STAP細胞論文のデータ改変はお互い認めている事実なのですから、それはそれとして、問題の核心である「STAP現象は存在するのか?」の確認を急ぐべきだと思います。 理研が丹羽チームで1年かけて検証するのもいいですが、それと並行してでも、「STAP細胞は200回以上作った」「いつでも再現実験できる」と言っている小保方博士に再度、実験の場を用意して、実験してもらう・・・いや、実験させることは、理研の義務だと私は思います。 理研は、実験ノートすらろくにつけられず、おかしな論文を創作する研究者を、自分のところでリーダーにして研究させていて、おかしな点に誰も気が付かなかったわけですからね。 小保方博士に再現実験をしてもらって、その結果を待ってから懲罰委員会でもいいでしょう。 もし、小保方博士の再現実験無しに事態が進行するようなら、まさに陰謀を疑わざるを得ないというのが、今のところの私の見方です。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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