2012-04-16 桜散る・・・_ 空間線量の様子が変。(09時45分記)今年の桜は、急に暖かくなって、一気に咲いて、風に吹かれて一気に散ってしまいましたねぇ。 春と秋が、年々短くなっていくような気がしてならないです。 ・・・・・・・・ 今日も朝から線量計の実験をしていたのですが、なんか朝から空間線量の様子がおかしい。 数分周期で、極めて短時間(数秒)に激しい放射線量上昇が観測される。 センサーがおかしくなったのかと思って、いくつかのセンサーを入れかえて測定してみても、同じ傾向。 信号処理回路がおかしくなったのかと思って、別のチャージアンプに切り替えて測定してみても、同じ傾向。 宇宙線が多く降っているんですかね。 長時間測定して、上昇エネルギー帯を調べてみることにしました。
_ セシウム計算機。(21時33分記)原子力事故で世間にいろんな放射性物質がまき散らされた場合に、そのモニタリングに使われる代表的な核種は、137Cs と 134Cs です。 これは、比較的測定しやすい放射性セシウムの濃度をマーカーとすることで、そのほかの核種の存在量もおおむね類推できるから・・・という理屈から来ているものであり、決してセシウムだけしか存在しないということを意味しているわけでは無い・・・ということは、ここ かにの泡ぶく でも繰り返し説明している通りです。 ウランがあったとか、ストロンチウムが出たからということで改めて騒ぎになることも最近はさすがに少なくなりましたが、セシウムあるところには、ウランやストロンチウムだけでなく、そのほかのいろんなヤツらも、当然にあると考えるべきです。 そんな放射能汚染時のマーカーとして大活躍の放射性セシウムですが、 137Cs は半減期30年、134Cs は半減期2年ちょいと、減衰量が大きく異なります。 今回の福島第一原発事故では、137Cs と 134Cs の放出比は、だいたい同じで 1:1 とされており、すなわち、爆発直後には、 137Cs と 134Cs は、ほぼ同量が世間にばら撒かれたことになります。 30年で半分になる137Cs と、2年ちょいで半分になる134Cs が混在していることになり、総セシウム量の経年による減衰を考えるとき、少しややこしいことになります。 で、そんな減衰特性を視覚的に表示するツールを作ってみました。セシウム計算機 CalcCs.exe です。こちらからダウンロードできます。Windows版です。 よろしくどーぞ。
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