2007-11-03 文化の日。_ itojunの死。ありえない。 未だに気持ちの整理が出来ていないというのが、正直なところだ。それからというもの、ふと気が付くと「itojunどこに行っちゃったんだ?」なんてつぶやいている自分が居る。 彼とはもう10年以上。物理的に会うことは少なかったけど、いつもなにかの向こう側にいて、pingを打てばすぐ返ってくるような、距離を感じない存在だった。 今まで私が出会った中で「こいつやるな」と思えるエンジニアは数人だ。でも、itojunは別格だった。「こういう人を天才って言うのかもな」って、思った。でも、GeekなHackerとは思えない礼儀正しさとあの人当たりの良さと、人懐っこいやさしい純粋な眼。いつも彼は、自分のことより人のこと、世間のこと、世界のことを考えていたように思う。 会うたびに、折れちゃうほどやせ細っていたり、髭もじゃになっていたり「少し太っちゃった」とか言っていたり(申し訳ないが「少し」どころでは無かった)、めまぐるしい彼だったけど、あの眼はいつ会っても同じ眼だった。 最近会ったときも、私にとても楽しそうに、将来の夢、ビジョンを話してくれた。そして、二人で語り合った。それらのことは、そっと胸にしまっておこう。 こんなところで回顧していても全然意味無いし、彼もそんなことは望まないハズだ。「そんな暇あったら、Hackしてください青木さん」って、彼は言うに決まっている。 人間、この世に産まれた瞬間に誰にでも約束されることはいつか死ぬということだけど、いくらなんでもこれはないだろう。ありえないで欲しかったこと、思ってもみなかったことが起きてしまった。 いろいろゆっくりと、考えたいのに、それでも冷徹に刻まれる時間というものを、私がこれほど憎いと思ったことは無い。 _ 今日は土曜日。これほどまでに週末を待ちわびたことは無いかもしれない。 突如玄界灘を越えてやってきた仕事上の軍団は、台風のごとくやってきて、台風のごとく去っていってくれたようだ(実は詳細不明)。 そんな今宵は、久しぶりに携帯電話の電源切っても許されるプライベートタイムと判断してもよいだろう。 いつもなんだかんだで飲みすぎちゃって反省している俺だけど、今宵は飲みすぎても良いよね。 itojunは酒飲まなかったけど。 文化の日の夜。安ウイスキィ飲みながらなにも考えないで居てよい、過ぎ去る時を感じていたい。 もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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タイトル見て驚きました…秋葉原にいた頃、一度お目にかかったかな?位しか直接の接点はありませんでしたが、ESDのページは以前楽しみに見ておりました。<br>ご冥福をお祈りいたします…