2010-09-11 奇跡の団信通過!_ 住宅ローン借り換え作戦。今の住居は分譲マンションなのですが、当然現金一括で買えるはずもないので購入時に男は黙って35年住宅ローンを組んで、月々地道に返済しているわけです。 で、今現在のローンの金利が、変動3.9%なんです。 これにはいろいろな事情があって、ちょうど住宅ローンを組もうと思ったときが、個人事業所かにこむ設立1年後ぐらいのときだったのです。銀行ローンの場合は、自営業者の場合は原則3期分の営業実績が必要だということで、審査対象にすらなれなかったってわけです。 で、多少金利は高いのですが民間ローン会社のお世話になることにしたといういきさつ。 その後かにこむもなんとか無事に毎期利益を出しつつ丸8年が経過。『そういえばそろそろ借り換え検討してもいいころだな』と思い立ったのが今年の7月頃。早速あちこち調べ始めました。 で、候補となったのが、住信SBIネット銀行の住宅ローン。新規参入した銀行ということで、かなりアグレッシブに募集しているということもあり、なんと変動0.975%という低金利。ローン残高から支払い総額をシミュレーションしてみますと、借り換え金利を1.0%としても現状より1800万円ぐらい支払い総額が圧縮できます(諸経費除く)。 つうわけで直ちに資料取り寄せ、申し込んでみることとしたわけです。 _ 糖尿病のハンデ。住宅ローンの申し込みの際、問題となるのが団信・・・団体信用生命保険審査です。 糖尿病は一旦罹ると『完治』という状態にならない病気ですので、一旦罹ってしまうと必ず告知事由に該当してしまうことになります。 7年前は健康状態には全く問題無かったので団信は余裕でクリアしたのですが今回はかなり不安感満載です。 『糖尿病だと団信通過難しいですかねぇ・・・?』 「糖尿病って言っても状態人それぞれですから出してみないとわかりませんが、厳しいかもしれませんねぇ・・・」 みたいな雰囲気の中、ダメモトで住宅ローンの申し込みをしてみました。 待つこと1ヶ月余。9月1日付けで『住宅ローン審査結果通知書』が郵便でやってきました。 8割諦め、2割ひょっとすると・・・みたいな感じで封を切ってみるとなんと『承認します。』の文字が。 いや〜、なにごとも、挑戦だけはしてみるものですね。 これで自動的に支払い総額1千万円以上の圧縮になるわけですから、すごい効果です。 ちなみに現在の住宅ローンの残期間はあと28年半あるのですが、借り換えで金利が下がる分支払い総額も大幅減少しますので、借り換えは25年ローンで組みました。3年半短縮して、これでもまだ月々の支払いは今よりかなり低くなるので、まさに願ったり叶ったりです。 _ 住宅ローンは変動金利?固定金利?ローンを組んでいる友人知人先輩後輩らと集まると、よくこんな話題になります。 これはほんとうに、組む本人の性格が端的に現れますね。非常に面白いです。 私の周囲を見回してみますと、固定金利派が多いですね。 ちなみに私は、どう考えても、変動金利派です。 まぁ、ひとそれぞれなんで、その人が納得できる金利型を選べばよいと思うのですが、参考までになんで私は変動金利派なのか、簡単にお話したいと思います。 それは実に簡単なことで、『未知のリスクに対する金利分を支払いたくないから』です。 申し込み時点で比較しますと、当然ですが変動より固定のほうが金利は高く設定されています。これは、固定の場合、将来の金利上ぶれリスク分を織り込んだ分の金利を設定しなければなりませんから、当然のことと言えます。 変動の場合は、その時点での世の中の状態(プライムレート連動が多いですね)から出される金利が設定されるわけで、当然ですが今後金利が上昇する可能性があり、それは将来、現時点での固定金利を上回ることも充分にあり得ます。でも、私は、それはそれでいいんです。変動金利が上昇するということは、景気も上昇するということであり、やがては物価も上昇傾向になるハズです。このときに、自分がまだ現役社会人として経済活動の中に身をおいて居られる状況であれば、この金利の上昇分はなんら問題なく吸収できると考えられるからです。 それに比して固定金利は、現在設定されている金利が果たして今後長期に渡るローン期間内において、リーズナブルな値なのかどうなのか、わからないですよね。こればっかりは明日の株価に同じく誰にもわからないし予測できないことだと思います(将来のプライムレート変遷が予測できれば間違いなく金持ちになれますからね)。そんな状況で設定される固定金利というものに私はコミットできないという、非常にシンプルな考え方なのです。 固定金利のほうが支払い総額が契約時点で確定しますから、支払い設計が立てやすいという人も居ますが果たしてそうでしょうか。支払い側が確定して固定値となったとしても、支払いの源泉となる収入は相変わらず変動係数なわけですから、そういう意味では支払う側だけをFixしても、あんまり意味ないんじゃね? というのが私の意見。 上で書いたとおり、総支払い額としてはどっちが有利になるのかわかりません。私見としては、今後の景気動向を考えますと変動金利のほうが今時点の固定金利を上回る可能性のほうが、高いような気はしています。でも、いいんです。臨機応変出たとこ勝負の私は、変動金利派なのです。 ちなみに固定金利派の人とこういう話をしても、お互いの溝は深まるばかりです ^^) もっと読みたい奇特なかたは、↓の読みたい月をクリックしてね。 |
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僕も青木さんと略同等の理由で長期固定は怖いのですが、一方で、変動金利もかなり怖いので<br>(支払額は5年据え置きのまま 計算利率だけが半年ごとに見直しなので、上がる可能性があるんですよね。借金総額だけ知らない間に増えるという)<br>短期固定(のうちで最短・最低利率の3年) にしています。<br>(変動と3年固定の差額は 保険代として納得しちゃいます)
あ、↑は、あくまでも僕が契約している先の条件なので、一般的ではないかも、です。あしからず。
なるほどそういう作戦もあるんですね。<br>短期固定かぁ・・・リスクヘッジ的にはかなりよい選択なように思えます。<br>でも私はピュア変動チョイスだな ^^) 住信SBIネット銀行の場合、そういう小技が効かないのですが、変動と固定の変更がいつでも無料でwebから行えるほか、繰上げ返済手数料がゼロ円つうのも、魅力です。<br>なかなか住宅ローンの世界つうのも、調べてみると奥深いというか、謎が多いですよね。