趣味の自作オーディオアンプ
開設:2006年12月31日
最終更新:2009年11月21日
■はじめに。
■「カニズム」について。
■注意書き。
- 本コンテンツ以下で紹介、記載されている全ての情報、内容等(以下、「本リソース」と表記します)は、動作の安全性において一切無保証です。万一、本リソースを参考にして追試、実験、製作等される場合、ご自身のリスクにおいて行ってください。
もちろん私も可能な限り安全性や再現性には配慮して設計するようにはしておりますが、いち素人が、趣味の範疇において非常識な発想で設計しているものであるという点に間違いはありませんので、その点ご理解の上本リソースをお楽しみください。
また、設計上クリティカルなポイントを狙った箇所については極力都度明記するようにし、安全サイドに振った回路定数についても可能な限りご紹介するように努めるようにします。
- 本リソースは個人の趣味の範疇において、使用制限は特に無きものとします。二次利用は厳禁です。(そんな無茶をする人は決して居ないと思いますが)商用利用等も一切不可です。
リンクはご自由にどうぞ。
- 「良い音」を「私の好きな音」という意味で使う場合があります。
「良い音」って表現をすると「一体どこがどう良い音なのだ?」とイジワルなことをおっしゃるオーディオ好きな人が私の友人にもおりますが、本リソースでは、「良い音」を「私の好きな音」という意味で使う場合があります(というか、そのような意味で使うことのほうが多い)。
「旨いラーメン」「旨い酒」と一緒で、私が良いと思うから「良い音」なのです。よって、あなたにとっては「良い音」とは限りません。
- ご質問等あればお気軽にどうぞ。
可能な限りお答えしますが、時間がかかっても怒らないでくださいね。但し、「xxxの石は使えますか?」みたいな質問はできれば勘弁して欲しいです。「使えますか?」というご質問に私の責任において「使えます。」とお答えするには相当の覚悟とデータが必要になるからです(単にデータシート見て、スペック的に繋いで大丈夫なだけで「使える」という判断を私はしないため。実際に自分で音を聴いてみないと、怖くてとてもひとさまにはご紹介できない)。
ご自分で実験されて、ご自分の耳で音を確認されることを強く推奨いたします。思わぬ「良い音」に巡りあえるかもしれませんよ。
自作アンプのご紹介、その他関連コンテンツ、雑談など
■ヘッドフォンアンプ三題。
【New】(2009年11月21日更新)
■ヘッドフォンアンプに要求される出力についての考察。
■番外編:サトー電気通販はじめの一歩。
■番外編:いろんな部品の特性実測。
参考文献
私が現在、教科書としている本をいくつかご紹介します。はじめて電子回路を論理的アプローチで勉強するために買った本は、小学校四年生のときに親に泣きついてやっとの思いで買ってもらった「ラジオ受信機」という本でした。私が買った「ラジオ受信機」という本は、上巻と下巻があって、どっちも欲しかったのですが私がこんな高度な内容を理解できるか激しい疑問を感じていた親は、「取りあえずどっちか一冊にしろ」と非情な制約を宣告。でも、買ってもらえるだけラッキーだと思った私は上巻を買い、後に小遣いを貯めて下巻を買いました。
この本、幾度かの引越しで失われてしまったのが本当に残念でなりません。
オーム社/新電気臨時増刊7 絵とき「ホビーエレクトロニクス工作入門」(ISBN無し)
教科書では無いのですが、上記「ラジオ受信機」という本の次に買ったのが、この「ホビーエレクトロニクス工作入門」という本でした。中学一年のころです。奇跡的に残存してましたので、せっかくですからついでにご紹介です。
CQ出版社/実務書シリーズ5 「FETの使い方 J‐FETからパワーFETまで」 立川 巌(ISBN無し)
高校生のころ、ディスクリートのオーディオアンプを自力で設計したくなって買った本です。16歳のころだったと思うので、1982年購入ですかね。
今では激しく入手難な古本を紹介するのもどうかと思ったのですが、私のFETの知識は全部この本から得たと言っても過言ではない大切な本ですので、紹介させていただくことにしました。
もちろん今でも手の届くところにいつもあります。
CQ出版社/定本シリーズ 「定本 トランジスタ回路の設計」 鈴木 雅臣(ISBN4-7898-3048-9)
あまりにも有名な本ですのでわざわざご紹介するまでもないですね。自分で「定本」なんて銘打っちゃうあたりひねくれものの私は若干の抵抗感を感じるところもあったのですが、内容は濃く説明は丁寧でわかりやすく、「定本」の銘に偽り無しってところでしょうか。
すぐ上で「内容は濃く説明は丁寧でわかりやすく」なんて書いておきながらアレなんですが、ごくたまに(おそらく私の思考回路のせいだと思うのですが)すぐに理解できない解説もあり、なんだかよくわからないから実際に回路を組んでみて、動作を調べている最中に「ぉお、そういうことか!」とようやく理解できるってことも何回かありました。でも、全編に渡ってわかりやすいことに変わりはありません。
私の場合、自作オーディオアンプってハイブリッドICのあとはFETと真空管がメインだったので、どうもトランジスタっていまいちピンとこないデバイスでした。電流で制御されるという点がなんかややこしいというか、面倒くさいというか・・・でも、この本のおかげで、トランジスタも普通に使えるようになりました。
オーディオアンプを作っているときによく見る本は上記の二冊ですが、そのほかにも、直接的にはあまり関係なさそうな本もよく見ます。「高周波回路設計ノウハウ」、「トロイダル・コア活用百科」(私が持っているのは新版ではありませんが、新版が出ているのでそちらへリンクしました)、「発振回路の設計と応用」などは、すぐに取り出せるところにいつも置いてあります。
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] (2007年 1月 1日 13:40より)