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2004年11月27日夜:「デジカメ新規購入計画」



私のじゃありませんよ ^^)。 家内が使っているカシオのQV-2800UXですが、さすがにだいぶくたびれてきたのと、強力な光学ズームとアングル自由度の高い回転レンズは○なのですが、さすがに家内がバックに入れて持って歩くには大きすぎ。かなり使い倒したことは事実なので、そろそろ買い換えてもいいかなぁと思って、家族そろって本日ヨドバシ川崎に偵察に行ってきました。

当然私のことですから事前にいくつか候補を考えておいて、現物を家内に確認してもらうといういつもの方法です。候補になったのは:

・パナソニックの、FX2。通称「あゆはぶれない」400万画素版。
・エプソンの、L-500V。500万画素。

ニコンは家内の好みでは無いらしく対象外。キヤノンは、これは私の個人的な印象ですが、イクシーデジタル500ぐらいから、なんか絵作りがへんになってきているのでこれまた対象外。カシオは悪くないのですが、AWBにクセがあるのがちょっと。
今日買うつもりではないので、まずは軽く上の2機種で様子見です。

ところで今日のヨドバシで思ったことですが、親切心からなのでしょうが、店員さんがいちいち説明してくれようとするのが実はかなり煩わしかったです。以前はこんなこと無かったんだけどなぁ。「すいません。いろいろ見てみたいんで・・・」って感じで、暗にゆっくり見たいんだって意思表示をすれば、ちゃんとほっておいてくれたのですが・・・。 方針変えたのかな?
「ちょっと見ているだけですので・・・」と言っても、なかなか離れようとしてくれない。なんにも質問してないし、半分以上アウトオブ眼中モード状態維持で、家内と二人で「これってぶれないなんだよね」とかなんだとか話していると、突然「液晶綺麗なのお探しなのですか?」などと割り込んでくる始末。
「俺にデジカメの説明しようたぁいい度胸しているな。さぁしてもらおう。してもらおう」って言いたくなる気持ちをこらえて、適当にスルーします。

しかし相手も怯みません。FX2をいじっていると、「こっちのほうが五百万画素で画質いいですよ」とか言ってFX7を出してくるし。

『あんたなぁ。画質ってなにを画質って言ってるんだよ。同じセンサーサイズであれば画素数少ないセンサーのほうが、画素サイズでかくてフォトンいっぱい受けられてS/Nいいってこと知らんのか? それとだ。同じセンサーサイズの1/2.5インチで五百万と四百万でナイキスト周波数がいくつになるか考えてみれば、ついているレンズが全く同じであった場合ほんとうに五百万画素のほうが画質がいいってあんた断言できるんだな? そうなんだな? 絶対なんだな? だいたいだな、うちはせいぜい2L判に焼く程度なんだよ。2Lで300dpiで2100x1500だ。この情報量下において、ほんとうにFX2よりFX7のほうが画質がいい写真ができるとあんた断言できるんだな? そもそもデジタル写真においての画質とはなんなのか、まじめに考えたこと一度でもあるのか? ぁあ?』

なんてすごんでいじめるようなことはしませんでしたが、高画素数=高画質っていう短絡的な説明しかできない説明員、撤去したほうがいいと思います>ヨドバシさん。

まずはじめに、その人の主な用途、必要とする情報量を、専門用語を使わずにさりげなくヒアリングして、それからお勧め機種を提案するぐらいの対応を、説明員さんには最低限わきまえて欲しいものです。

あ、そうそう。ご存知の方も多いかと思いますが、ヨドバシのデジカメ売り場で説明している、半被を来た一見店員さんのような人たちの多くは実は、デジカメメーカーから派遣されている説明要員です。

話を戻しましょう。

「あゆはぶれない」は、写真で失敗しやすい要因としてピンボケと同じぐらいに多い「手ぶれ」を光学的に緩和する機構が入っているということで、今回候補になりました。もちろん、小さいとか画質が水準クリアしているとかいう点は当然のこととしてですが。ですが、家内曰く、「このピント合わせ、真ん中に合わないよ。へんな枠があちこち出る」。どうやらマルチポイントAFが気に食わないようです。「真ん中にだけ合ってくれたほうが、あわせやすい」「合って欲しくないところに合っちゃう」ということらしい。これは確かにその通りかもしれませんね。私も、実際このAF機構は、あまり好きでありません。中心フォーカスロックしたほうが結局思い通りに速く合焦できることが多いですから。マルチポイントAFは、メニューでスポットAFにできることを説明して問題解決。次に問題指摘された点は、「ボタンをすぐに押してしまって、へんなもんが液晶に出る」こと。液晶がでかいせいか、メニューボタンがどうしても仕方なしに右端におかれてしまった感がありますが、実際に実機をいじってみると、たしかに右手の指があのへんにかかりやすく、液晶に突如ヒストグラムが表示されてしまったりします。まぁこんなのすぐにボタンを押しなおせば済む話ではあるのですが、しかし確かにミスアクション起こしやすいレイアウトであることも事実です。これらボタンって、動作しないようにできるロックモードあるのかな。あれば解決なのですが、こういう機械ものに弱い家内は、なにかおかしなモードになるともう大慌てです。ですので、こういうちょっと触っただけですぐになにかが作動してしまうものはそれだけで却下になってしまうのです。

つうわけで、「あゆはぶれない」は、どうも却下っぽい雰囲気。

L-500Vは、展示されてはいたものの、電池が無く作動できませんでした。展示機は、ちゃんと動くようにしておいてくださいな。

私としては結構本命だった、「あゆはぶれない」が却下だったため、帰宅後に次なる候補の検討に入りました。で、次なる候補は:

・リコー Caprio R1

これまたなんでかっていうと、家内は圧倒的に室内で子供とか、友人知人を撮影する機会が多い。35mmだとまだ狭い。28mmは魅力です。あと、快速動作に結構こだわります。それゆえQV-2800UXを使っていたという点もあったのですが、Caprio R1は快速度についても全く問題なし。また、特殊なものより汎用なものを好むので、電池も単三電池が使えるってのがポイント高い。また、指がかかりそうなところにボタン類が無いのも安心です。

明日、今度はCaprio R1を見に行くことになりました。

一方の私ですが・・・・・・・・・・・・・

R-D1買った身の上としては、もはやこの世のデジカメにはなんら未練など無いつもりだったのですが、しかし、いまんところひとつだけ、気になる機種があります。実は、R-D1買う前にも、気になっていたのですが・・・そう。LUMIX LC1です。

えっ! いや、気になっているだけで、まさか買うわけないじゃないですか。だってあなた、15万円ですよ。こないだボディーだけで31.5万円もするR-D1と、ぜんぜん使ってないけどR-D1と一緒にフォクトレンダーの15mmと25mmのレンズふたつで約10万円を買ったばっかじゃないですか。余波と呼ぶにはあまりにも大きすぎるこれらの反動を食らい、毎日実に質素な昼飯暮らしを送っている今日このごろ。これ以上はちょっと・・・

でもね、でもね、こんなこと言ったら殴られそうだけど、R-D1買った以降、普段持ち歩くサブカメラが無くなってしまったんですよ。あ、いえ、物理的にはもちろん今まで使っていたものはあるのですが、R-D1買った以降、なんか、それらでシャッター切る気が起きないんです。だから最近、かなり撮影枚数減りました。だので、LUMIX LC1をサブカメラに持とうなんて大それたことをちょびっと考えてしまったりしたわけなんですが、いえいえまさに身分不相応の大それたことですね。へんなこと考えてしまって反省です。

でもね、でもね。最新設計(と思われる)ちびっこい画素に最適化された、どこまでがどこまでなのかまるで謎のDCバリオ・ズミクロン+松下5Mヴィーナスエンジンと、不動の地位を築き、光学性能的にはもはや完成の域と言われる往年のズミクロン50mmF2+R-D1の6M/APS-C撮像エンジン、どっちが強いか比較してみたい気持ちも日に日に高まっているのも事実。

う〜ん、今日のところはこのへんで勘弁してやろう(意味不明)。

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