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2004年10月14日昼 GM計数管その後

きましたきました。先週webで見つけたお店で注文したGM計数管。昨日、国際小包で無事納品です。

っと待てよ? なんかずいぶん古めかしいぞ。No Useってあったから新品かと思っていたのだけど、すごい昔の新品ってこと?

箱に押してある検査印 を見てみると、JUN 1955とか押してある。そんなに古いので大丈夫なのかぁ? という疑問は残るものの、ショップのマスターはちゃんとテストして大丈夫なやつだよって言っているし・・・

まぁいいや。取り合えずもっとも難関と思われたGM計数管が入手できたので、よしとしよう。
早速検品。




箱を開けようと輪ゴムを外してみると、『ぎょえっ!』なななななんなんだ、この物体は。開いた瞬間、机の上に無数の粉末が飛び散る。まさか放射性物質じゃないだろうなぁ。

ちょっと恐怖を感じたので、場所を移動して新聞紙を敷いてその上で開梱。




出てきましたGM計数管。全長約15cm。マイカ窓には保護用の蓋? あるいはβ窓? が付いてます。スペックはすでにLND社のWebで把握していたので、思ったとおりのサイズでした。ほんとはもっとちいちゃいやつが欲しかったのですが(712ぐらい)、とりあえず入手できればなんでもいいってことで、まずはこれ、5979です。
あ、そうそう、ちなみに前回のヨタ話で書いた、日本の商社ですが一社から返信があり、712だと2個で4万円弱。2個が最低発注数量とのことでした。まぁ買えない額では無いのですが、今回調達した5979が、3本で国際小包送料代入れても2万円弱で調達できたので、まずは今回は5979で行こうと思います。




光輝くマイカ窓です。綺麗です。大丈夫です。動きそうです。

5979は駆動電圧に700Vぐらい要るので、それをどうするかが問題ですね。
高圧回路を簡単に得るには、レンズ付きフィルムのストロボ回路を流用するというのがメジャーな方法ですが、ちょっと昇圧量が足りなさそうです。ストロボ回路から昇圧トランスだけ取り出して、駆動系は新規に起こすことにしようかと今は考えております。
昇圧トランスの耐圧が心配ですが、電流はほとんど流れないのでなんとかいけるんじゃないかなぁと楽観的。実際には、実験回路を組んで評価する必要がありますね。楽しみ。




っと、今回、GM計数管を探しているときに偶然見つけたこれ。NukAlertっていうもの。24時間常時放射線を監視し、やばい線量を検出したらぴーぴー鳴って教えてくれるというもの。これも偶然にも昨日、国際EMS便でGM計数管と一緒に届きました。

面白そうなので、3個も買ってしまいました。これも海外からの輸入です。日本にも代理店があるのですが、海外から買ったほうが安いし(2個買うと1個145ドルになる)、量産試作品で性能は量産品と全く同じというものが80ドルで買えるってのも魅力です(量産試作普通売るか? って疑問はおいといて)。

結局、量産品(製品)x2個、量産試作の安いのx1で、合計3個買ってみました。




24時間監視なのでスイッチ無いです。耳に近づけると、カチカチと、動作音が聞こえます。

ほんとうに動いているのかな? ためしに、ガイガーカウンターのテストのために、ガイガーカウンターについている放射線源に、もろにピッタリくっつけてみました。
すると、カチカチ音が明らかに、大きくなります。遠ざけるとカチカチ音は小さくなる。
どうやらなんらか検出はしているようですが、1時間このままでも結局鳴りませんでした。

当たり前だ。

テスト線源がそんなに強かったら、おいらひばくしちまうじゃないか。

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