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2004年10月5日夕 つかの間の平穏
なんかへんな秋ですね。雨ばかり。
某案件が一段落ついて、ほんのひとときの平穏の日。でも、すぐにも(今日の夕方からでも)解決しないといけないテーマが盛りだくさん。どれも、やりがいのあるテーマなので大変だけど楽しい(楽しいってのも変な表現だけど)。がんばりまっせ。
R-D1買いました。
いや〜、プライベートアイテムとしては久々の?大物買いです。30万円也。
というか、金額が大物というよりも、久々に、心のそこから欲しいと思えるものに出会ったって感じなところが大物でしょうか。躊躇せずに購入です。ここをご覧のみなさんはすでにお気づきと思いますが、ことの顛末は、こちらに新コーナーを作りましたので、ご覧ください。かにこむweb内に新コーナーが出来たつうのもかなり久しぶりですね。
もともとライカL/Mマウントの古いレンズは結構な本数(と言っても10本程度の規模ですが)持っていたので、デジカメ主体ですっかり隠居っていたこれらレンズ達が突然復活することになり、彼らも急な出来事に驚いているでしょう。
みんなそこそこに元気なのですが、なかにはヘリコイドオイルが少しへたっているものがあったりで、レンズのメンテもしないとなぁといった状況です。
古いレンズばかりじゃなんなので、リファレンス用にコシナ製フォクトレンダーブランドの、スナップショットスコパー25mmと、スーパーワイドヘリアー15mmも買いました。これらが2本で約10万円。新品のLマウントレンズを買ったのは当然初めてですが、新品でこういうスペックのが2本で10万円つうのは、安いですね。でも設計が銀塩用なためか、R-D1につけると周辺減光が結構きつい。センサーのマイクロレンズに垂直に落ちてないんですね、きっと。結像側のテレセン度が低いのでしょう。フィルムなら問題ないのですが。
まぁそれもなんとなく、ノスタルジックな雰囲気の仕上がりになるので、よしとしましょう。
突然ですが、GM計数管。
なんの脈絡もないようで実はすごい関係あるアイテムなのですが、それはまたの機会にお話するとして、そんなわけで私はガイガーカウンターを持ってます。1960年代の冷戦時代に作られたもので、結構しっかりしたもので、結構微弱な放射線を検出してくれます。結構しっかりしているとはいえ、それでもやはり40年以上経過しているわけで、当分壊れる気配はありませんがそれでもなんとなく予備が欲しい。
数年前、秋月電子でガイガーカウンターのキットを売っていたのですが、使っていた計数管が浜ホトのもので、型番からするとどうも感度があまり高くなさそうな印象を持ちました。で、「う〜ん、マイカ窓ならなぁ」とかなんとか、うだうだしていたらそのうちディスコンになってしまって入手不能になってしまいました。ぁあ買いそびれ。うだうだしていたくせに、いざ、入手不能になると、激しく欲しくなるもので、その後何度か自作しようと思ったのですが、GM計数管が入手できない。秋葉原の「それ系」のお店を回っても、そうそう売っているものではありません。GM計数管ならなんでもいいやということで、探すも見つからず。GM計数管入手の欲望は実現しないまま、時はたち、そのうち忘れてしまっておりました。
で、最近、R-D1買って、昔のレンズを引っ張り出してくるようになると、「そういえば・・・」ということになって、昔々のGM計数管のことを思い出してしまったのです。
一旦気になると、気になって仕方ない。GM計数管の入手状況は今はどうなのだ? 今はGoogleという強力な情報収集ロボットがあるのだから、なにか情報手に入るだろう。そんなふうに思って一昨日から、狂ったようにGoogleってました。
したらばありました。もちろん、オンラインショッピングで即買えるような状況のところは見つかりませんでしたが、GM計数管では有名なLND社の代理店をやっている日本の商社を昨日、発見しました。Google偉大なり。早速購入・・・ぉいまて。こちらは実験サンプル用としてせいぜい数個の購入。法人相手の商社が果たして相手にしてくれるのだろうか? という不安を胸に、早速問い合わせフォームから問い合わせです。「こんな小口で対応可能ですか?」という率直な質問と、希望する管の型番を書いて、「送信」してやりました。
24時間以上経過した今、いまのところ反応なしです。
小口なんで、だめなのかな? だったら、だめですぐらい返信があってもいいようなもんだよな・・・とか、ぶつぶつ思いながら、あと数日待ってみましょう。
私はあるテーマを抱えると、状況が進展しないと居ても立ってもいられなくなる性格なので(よく友人から「おまえは激しく問題解決型だ」と悪い意味で言われる)、手に入ればなんでもありってことで、検索範囲を外国にまで広げました。したらば、ありましたっ!
しかし、Webに表示されている文字がよくわかりません。エンコードを調整してみると、なんとロシア語。所在地もロシアです。
う〜ん、さすがにやばそうです。いや、ロシアの会社がやばいってわけじゃないですよ。ロシアからGM計数管を通販で買うという行為が、ちょっとなんとなく、すんなりいかなさそうなあやしい雰囲気を予感させるじゃないですか。決済とか配送の手続きなども、なんとなくややこしいことになりそうだし、税関ストップなんてことになったら面倒なので、残念ながらパス(ブックマークはしました ^^))。
さらに検索を続けると・・・・ありましたありました。所在はUSAです。LND社のマイカ窓のGM計数管の型番が、ばっちりリストに載ってます。決済はVISAでOK。ぉお、早速メールを打ったのが今日の午後。
「あんたが売ってるGM計数管をいくつか欲しいんだけど、あいにくおいら日本に住んでいるんだ。日本まで送ってくれるかい? もしOKなら、以下のものの代金と送料の合計額を送ってくれぃ」
という意味を持った英文のようなもの?を、メール送信しました。
時差とかなんだとかで、明日の午前中ぐらいまでに返信あるかな? とか思ってレンズを適当に拭いたりしていると、なんと、2時間もたたないうちに返信あり!
「あおきさ〜ん、大丈夫、日本大丈夫! ばっちりOK。あおきさ〜んのお買い上げは、送料込みで$xxxUSDね。以下のフォームから手続きしてね。」
ということで、即座にVISAで送金処理。
明日には航空便で発送ってことなので、今週中には届くかな?
私はこんな感じで、外国のショップから通販でものを買うことが結構あります。今は、電子メールでhttpsがあるから大変に便利になりましたが、昔は、Faxでやりとりして、カード番号も、Fax。場合によっては「電話」。電話は結構焦りますが、相手がちゃんとしたショップの場合、非常に丁寧に対応してくれることがほとんどなので致命的に困ったことは私はありません。
今回のように、対応が実に迅速で、メールの文章なども丁寧なところは、だいたい大丈夫ではないかなって思います。
つうわけで、高圧電源の用意をしなければ。放射線検出器として、片手にのっかるぐらいの大きさにしたいので、小型にしないとな。
久しぶりに、電子工作です。
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