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2004年8月28日昼 またまたお久しぶりです。

こんなペースだと、なんだか、ヨタ話四季報みたいな更新頻度ですがみなさんお久しぶりです。

最近なにやっているんすか?

ピザショップの改造をしました。うちの娘は、シルバニアファミリーがすきで、森のなんとかとか、なんとかの幼稚園とか。湖畔のペンションとかの大物に加え、お店シリーズ(参考URL)などの小物も地道にそろえてます。
で、ことの発端は、「あかりがともる大きなお家」の新発売の案内。シルバニアシリーズでは初めの電気仕掛けで部屋内に明かりがともるというもの。今までがシンプル、かつ、素朴で精巧な路線の商品企画であり、そのへんが娘も私も好きだったので電気仕掛けつうのはどうしたものかとも思ったのですが、しかし子供心としては、やはり「あかりがともる」というのは非常に惹かれるものがあるようで、娘はいつも気にしておりました。
とはいえ、娘も「こんなおおきなものは、買ってもらえるわけない」というのは理解しているようで、かつ、すでに、大物が3つもある(それぞれ4歳とか5歳とか6歳の誕生日プレゼントなどで買ってあげた)ので、これ以上大物を増やすつもりもあまり無い。でも、あかりがともるのは興味深いということで、毎日シルバニアクラブで送られてきたパンフレットを眺めておりました。
そんなある日、ふとしたことで私が、「じゃぁさ、この湖畔のペンションを改造してさ、あかりがともるようにしてあげようか?」と口走ったのがきっかけで、すっかりその気になってしまい、「はやくしてくれはやくしてくれ」と、せがまれる日々。

そんな私も、はじめのうちは「むぎ球買ってきて、スイッチでかちかちやればいいだろう」的に考えていたのですが、さて、実際にあかりの新設工事を行おうと、湖畔のペンションを見てみると、結構精密なつくりで隙がありません。オリジナルの完成度が高いだけに、あまりにみっともない改造を施すのは気が引けます。ここはちゃんと基本設計をしないとまずいな。と思う一方で、この大物をいきなり改造して失敗したら目も当てられません。まずは小物で実験してみようということで、娘に提案です。

私:「ぱぱ、湖畔のペンションを改造する前にさ、どんな感じになるかさ、はじめに小さいもので実験してみようと思うんだけど、どう?」
唯:「あかりはつくの?」
私:「もちろんつくよ」
唯:「じゃぁ、いいよ。どれでやる?」

彼女としては、まずは光れば満足っていうわけのようで ^^)、ここの下のほうにあるピザショップの釜でプレ改造を実施することにしました。

設計意図としては、ピザの釜の中に、オレンジ色の光を光らせて、あたかもピザを焼いている雰囲気を醸し出そうというもの。ただ、この釜も、かなり隙が無く、回路の内蔵は結構大変そうで、特に電池をどうするかが問題。当初はLR44あたりのボタン電池でむぎ球を駆動することを考えた。
早速むぎ球買って来る。が、このむぎ球、ほぼ定格の3.0Vかけると200mA近くも電気を消費する。これじゃ、LR44がたまったもんじゃない。そこで急遽、手持ちにあったオレンジ色のLEDに変更。これを2個使い、一個あたりに15mAぐらい流す感じで、2個で30mA。これなら連続点灯でも1時間なんとかいくかな。普通に遊ぶ分には、一年ぐらい大丈夫だろう。

次はスイッチだ。はじめはそれこそ、マイクロスイッチでカチカチで考えていたけど、せっかくだから『改造の痕跡が外部から全くわからない』ような形にしたい。かつ、せっかくだから、ピザが釜の中に入ったら、自動で光るようにしたい。ということで、マグネットに感応するリードスイッチで制御することに。

これらを釜の中の隙間に実装し、磁石でオンオフを確認して、出来上がったのが以下の写真。オリジナルのピザは、改造許可が娘から下りなかったので、私がバルサ材で、中に磁石を入れたピザを自作しました。



一見、外から普通に見る分には、どう見てもノーマル品のままで、改造痕跡無しです。我ながらよい出来。満足。ただ、釜の中の上のほうを覗くとLEDが見えちゃいますが。

娘&家内の話では、友達が家に遊びにくるとみな一様におお驚きして感動してくれるとのことで、私も苦労して作ったかいがありました。

当の娘は、もちろん大満足してくれてます。

次回はいよいよ、大物の工事ですね。

最近なにやっているんすか? その2

いや〜、友人が遊びに来ても迂闊に自室を案内することができにくい状況の今日このごろです。シークレットラインの確保をするには当然の処置なので、まぁ仕方ありません。部屋の一角に重要なものは集めておいて、普段は上から風呂敷掛けて見えなくしてます。
通常の開発案件ももちろんいくつかやってますが、これらはPCの中での話なので、外から見られただけでは問題無いので大丈夫。
一方で、最近はこんなことやってますですはい。これは、かにこむオフィス内の一角に設けられたテストスタジオ風景です。



いや〜、大変。毎日朝3時ぐらいまで、あ〜だこ〜だと格闘する日々ですが、楽しいのでぜんぜん苦でありません。

うん。


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