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今回は、過去の詰め合わせです。書きかけのとかあるけど、そのままいけ〜。
2003年2月27日夕方
「お飲物はいかがですか?」
宮崎から羽田行き、帰りの飛行機内でモバギを出してテキストを打つような打たないような、Pocket WZ Editor立ち上げて(無題)に向かってなにげなくぽけ〜っとしていたら、飲み物サービスのお時間になったようだ。いい機会なのでヨタ話を打つことにした。
国際線であれば、「スコッチ、プリーズ」と言うところだけどあいにく国内線。赤ワインとビールは有料で五百円であるみたいだけど、さっき宮崎空港で焼酎の試飲をしこたましてきたし、五百円払うのももったいないのでまぁいいや。スープをもらった。
飛行機に乗ると私は可能な限りいつも窓際の席を取る。なんとなく外を見ていると、もしかしたら未確認飛行物体が見えるかもしれないし、なにかおもしろいものが見えるかもしれない。また、デッキから飛行機が離れて、滑走路に向かって走り出す時に地上スタッフの方たちが、手を振って「ばいばい」してくれるのもなんだかうれしい。これから空に飛び立つんだなって気持ちになるよね、ばいばいされちゃうと ^^)
いつも日帰り出張の帰りは夜が遅くなる。外食になるわけだけど、なんとなく自分にお疲れさまって気持ちもあって、普段より高級な店に入ってしまうことが多い(こないだの寿司屋がいい例だ)。
さて、今日はどこで食べようかな。またお寿司屋さんに行こうかな。でも高いしなぁ。でも値段の割には旨いんだよなぁ。でもたぶん八千円コースだしなぁ。金無いしなぁ。いや、そうだ。実は上野毛にあるトップというスーパーの裏に、前から気になっている焼き鳥屋さんがあるんだ。見た感じ小さそうな、赤提灯系っぽい感じのお店。しこたま飲んで食ってもたぶん五千円はいかない、普通の飲み食いならば二千円代ぐらいで済みそうな感じのまさに私向きな感じの店。この推測が事実かどうかも確かめてみたいし。
羽田についたときの気分で考えよ。
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私は実は、いわゆるご当地モノに弱いのだ。たとえば今日宮崎で買ったものは、「博多ラーメンのベビースター煎餅」。こないだも宮崎にきたけど、そのときは「博多ラーメンのベビースター」と「地鶏のソーセージ」を買って帰った。地鶏ソーセージは旨いに決まっているんだけど、この「博多ラーメンのベビースター」が異様に旨くて、一口食べたら娘にあげるのがもったいなくなって一袋全部私が食べてしまったぐらいだ(四袋あるのでご心配なく。娘には残りの三袋をあげた)。
で、今日は、その同じシリーズと思われるものの煎餅バージョンを買ってみた。あと、地鶏の炭火焼。炭火焼もかなりいけてそうだよね。
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なんでかわからないんだけど、最近なぜか忙しい。この不景気な時代に忙しいのは大変ありがたいことなので、ここはみなさんに感謝しつつ素直に喜び日々楽しく仕事に追われている毎日だけど、忙しくなればなるほど関係ないことをしたくなるのはなぜだろう。たとえば、最近なぞ毎日四時間ぐらいしか寝ていないし、今週は初っぱなから徹夜で原稿書いたりしている(この徹夜というのは実はわざと好んでそうしているのであり、私の場合原稿書きとかソフトのコーディングなどというものは、夜でないと気分がのらないのだ。たまには朝早くに起きて「お〜、清々しい朝じゃ。今日ははりきってコーディングするぞ!」てな時もあるが、たいがいは、早くても夜9時ぐらいからウイスキイ(当然ストレート)片手に「さて、はじめるかな」みたいな感じでジャズをBGMに仕事することのほうが多い)のだけど、こんな超多忙な時に限ってわざわざ時間を割いて、娘と遊んでみたり竹トンボ作ってみたり自作の短波ラジオのバラックモデルをいじってみたりしちゃうわけだ。
かと言って真剣に暇な(真剣に暇ってのもヘンな表現だけど・・・)日曜日などは、逆になにもしないで「ぼけ〜」っとしてて、なんとなく過ごしてしまうこともある。
思うに、仕事が集中してきてそれに没頭しはじめると、目先の仕事しか見えなくなってしまい視野が狭くなりがちだ。そうなるとほんのちょっとした発想の転換でよりよいアイデアが生まれるかもしれないチャンスをみすみす捨ててしまうようなことになりかねない。そういう非常に悪い事態を避けるための安全機構が私のDNAに刻まれているんじゃないだろうか。いや、そうに違いない。
しかし私の家内はそんな私の推測には耳を全く傾けず、「たんにあまのじゃくなだけでしょ」と一蹴だ。繊細で緻密で几帳面な血液型B型の俺に向かってなんてことをいうのだ。
でも温厚なB型の私はこんなこと、気にしない気にしない。
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2003年2月28日
結局昨日は上野毛駅前の近くにある、宇田川という美味しいお魚を出してくれるお店で晩飯を食べた。
ここは今回二回目だけど、とっても美味しく、値段もまぁ安くはないけど、出される品を考えるとそこそこリーズナブルだと思えるお店。
結局食べたものは・・・・・お刺身の盛り合わせ(ウニとサヨリ入り)、サヨリ頭と骨の揚げ物(刺身のサヨリの一部)、光り物の刺身(あとでなんだったか調べること)、あじたたき、キス塩焼き、てんぷら鱈の目盛り合わせ、梅茶漬け あと、日本酒(推定1.5号ぐらいか?)を4本。他にもなにか食べたかも。
さて、お勘定であるが、なんと、この頃あたりから記憶なし ^^)。その後例のスナックに行くも、なにやら楽しく騒いできたような記憶があるも、ここでも詳細な記憶無し。
失われた記憶・・・
全く記憶が無い(もちろんどうやって帰ってきたかすらわからん)にもかかわらず、朝起きたらちゃんと自宅の自分の布団の上でちゃんと寝間着に着替えて寝ていたのだが、家内曰く「昨晩2時ごろ帰ってきて、うつろな眼で「眼鏡が壊れたぁ〜」って言いながら、着替えてうがいして寝たみたいよ。あんな眼だから、こりゃだめだって思ったけど」。
ちゃんと着替えてうがいしているんだから、記憶が無いだけで、行動はそれほど常軌を逸していなかったようだ。
さて、記憶を無くすことのある人にはよくわかっていただけると思うが、記憶が無くなると、その間自分がいったいなにをしていたのか、大変に気になるものだ。しかし、むやみに同席していた人間に事情聴取するのも、やぶへびになりそうな気がして若干恐ろしい。しかも今回なぞは単独行だから、インタビューするにしてもお店の人にするしかない。それはいくらなんでも困難を極める。しかし、慎重に慎重を期して、しかし迅速に正確な情報収集を行う必要がある。私の場合、最大の心配事は、
・私以外の人に迷惑をかけるようなことをしていないか?
・ちゃんと金は払ったのか?
である。過去に何度か記憶無くし経験はあるが、幸いなことに、迷惑をかけるような行動をした例は一度もないようだ。一緒に飲んでいた仲間の談を集計してみると、周りから見る限りにおいては別にそれほど酔っている様子も無く、ただ、普段に比べてやたらと陽気でよくしゃべって、みんなと一緒に盛り上がってヒートアップしていたよっていうような感じらしい。そのとき一緒に居た仲間達からは次回の飲み会時も一緒に行こうって誘ってもらえるので、きっと大丈夫なのだろう。だから、記憶が無いだけで、その時の私はどうやらちゃんと判断能力を持っているようだ。お金も毎回ちゃんと払ってるようだ(当然だ。私は常日頃から、いつもにこにこその場で精算主義だ)。
今回も、財布の残金ならびに財布へのお札の入り方から推測するに、おそらくは宇田川で12000円程度(これは妥当な値段だと思う)、いつものスナックでは4000円程度(これもいつもこんな感じだ)を払ったみたいだ。
俺って二重人格なのか?
ただ、記憶が無い帰り道上、唯一記憶のあるシーンがある。
なんだか、目前数センチにアスファルトの地面が見えたのだ。
どうやら、すっころんだらしい。きっとその時に眼鏡が壊れたのだろう。また、家内曰くコートがなんだか薄汚くなっており、私は膝と肘がなにやら打撲したように紫色に痛くなっていた。
コートは速攻クリーニング屋さん送りになったが、私の眼鏡と身体の打撲から考えて、たぶん帰り道のどっかですっころんだことは確実だ。
しかし、記憶が失われるほど飲んだ覚えは無いのだが、私は(過去のヨタ話にも記録されているとおり)毎年春先、3〜4月ぐらいに限り意味不明な酔いかたをして、記憶を無くすことがある。普段はそれこそ飲んでいて気持ち悪くなるまで(すなわち飲み過ぎをリアルタイムで自覚するほど)飲んでも、決して記憶を無くすことは無い。しかし、毎年3〜4月ぐらいに限りそれほど飲んでないにもかかわらず記憶を無くすことがあるのはどうしてだろう。
これは新種の花粉症に違いない!
そう、私の結論は、これは新種の花粉症なのだ。
花粉が私の免疫機構に作用して、なんらかのアレルギー反応が出るが、このアレルギーが酒に対する反応をおかしくするんじゃないだろうか。そうとしか思えない。
ちなみに一般的な花粉症については私はほとんど症状が無い。しかし、毎年花粉の飛び始めはマスコミ報道される数日前に察知できる。眼の感じがちょっとおかしくなり、聴覚の周波数特性に異変を生じ(高音が聞こえなくなる)、なんとなく額に花粉が付着した感じがするようになる。ただ、これら自覚症状は数日で完全に治まり、以後は、なんら自覚症状無しに普通に過ごせる。ちょうど自覚症状が解消されるころのタイミングで、テレビなどのマスメディアで「東京で花粉を観測しました」みたいな報道がされるのだ。
記憶消滅が発生するのは毎年花粉が飛び始めて数週間経過後だ。しかも、一回無くすともうそのシーズンには無くすことは無いってのも、なんだか花粉察知に現象が似ているぞ。
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2003年3月3日
マンション購入計画
突然だけどほんとうに思いつきで先日、一家揃ってマンションのモデルルームを見に行った。
娘が今、幼稚園の年中で、すなわち1年1ヶ月後には小学校に入学するわけだけど、今の賃貸マンションは家賃がべらぼうに高いのだ。こんな高いところに住むことになったのは、それなりの理由があったのであるが、今となってはそれなりの理由は消滅したので、どうせ家賃払うのであればだったら買っちゃおうかって気持ちもあり、また、現在の家賃を毎月支払うことにしただけで、頭金無しで20年払いぐらいのローンでも5千万円ぐらいは組める計算にもなるので、
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2003年3月7日朝
『まもなく離陸いたします。今一度シートベルトをご確認ください』
というわけで今日も宮崎行き。羽田はあいにくの雨で結構寒い。が、到着地の天気は晴れで、気温も12度あるらしい。つく頃にはもっと暖かくなっていることだろう。
突然気がついたことなんだけど、実は私は、雨の日に飛行機に乗るのは今日がはじめてだ。今まで飛行機はそれこそ何十回も乗ったことがある(さすがに百回は越えてないと思う)。が、強烈な晴れ男である私は、今まで飛行機で出かける時は雨に遭ったことがなかったのだ。
『ところで傘って、機内に持ち込めるのか?』
『結構危険だよなぁ』
『傘たてなんか、機内にあるわけないよな?』
『カウンターで聞いてみるか?』
男37歳にして疑問に思う内容として、はなはだ情けないものがあるが、なんせ初めてなので仕方ない。まぁ、大丈夫だろうということで、傘持ったまま普通に搭乗した。傘は自分の席の脇においたんだけど、こんなんでいいのか? そうそう、いつも飛行機に乗る時には、めんどくさいことになるので家においてくるちっちゃいビクトリノックスのナイフを今日はおいてくるの忘れてしまったのだ。だから、手荷物検査でナイフを取られてしまった。傘のほうがよっぽど危なくないか?
ってまぁそんなこと文句言ってみてもどうなるわけでもないのでここはひとつおとなしく。
雲底は低く、離陸後数秒で視界ゼロ状態に。しかし、数分たつと雲を抜けて青空が見えてきた。
下界一面に広がる雲の海。飛行機ではよくあるシーンだけど、私はこの風景を見るといっつも思い出すものがある。昔テレビでやっていたテレビ版の日本沈没である。わだづみ号で海溝に潜り、遭遇する乱泥流。あの乱泥流を思い出してしまうんだよなぁ。赤い明滅警告灯と激しい警告音。「戻りましょう」という小野寺を無視し、操縦桿を前に倒す田所教授。私は当時小学校三年生か四年生かそのぐらいだったと思うんだけど、いまだ鮮やかに覚えているシーンだ。
先月にオークションで手に入れた未使用新品だったモバギR550。今もこれで打っているのだが、手に入れて以来出先でこんなふうにヨタ話書いたり、原稿書いてみたりと結構便利に活躍してくれている。原稿などは当然にすぐMacに移して手直しして入稿材料にするわけだけど、ヨタ話などはもともとがヨタ話なので、打ったはいいがなかなかモバギ内に入りっぱなしで肥やしとなっている。
出先でさくっとwebも更新できるように、ftpクライアントを入れておくべきだなぁ・・・と、思いつつ、今、乱気流に遭遇、激しく揺れている。
家に帰ったら、なにか入れよ。
そうそう、今日の夜は、ほんとうに飲み過ぎないようにしよう。先週は酷い目にあったからな。
マジ、まだまだ当然のことながら若いつもりだし、事実、若いんだけど、これも当たり前のことなのだが、20代、いや、30代前半の時のような無理ができなくなってきたのも事実だ。酒がそうだし、徹夜もそうだ。以前は、朝2時まで六本木で飲んで、そのあとラーメン食べてちょっとうだうだしてタクシーで朝4時すぎぐらいに家に帰って、シャワーを浴びてメールチェックして、そのあとすぐに家を出て羽田始発の関空行き飛行機で朝8時には関空に降り立ち日帰り出張なんていうスケジュールは、翌日以降の体調にダメージ与えずに普通に消化できたけど、最近これやったら、出張当日はなんとか耐えるけど、その翌日以降一週間ぐらいはかなりダメージ引きずっちゃう。
そう。体力もそうだけど、知力や時間など、自分が持つリソースを勢いだけで無駄に消費できる時代は過ぎ去ったのだ(カネはもともとないので無駄に消費できないから大丈夫だ)。
寂しいような気もするけど、「なんか俺も少しは大人になったのかな・・・」なんて、自分で思った瞬間、「相変わらずばかだな俺」なんてすかさず思ってしまう。
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同日夕
さて、これから羽田へトンボ帰りだ。今日はどこにもよらずにまっすぐおうちに帰ろう。
仕事も山積みだしな。
羽田を立つ時は、雨で気温も8度ぐらいか? 結構寒かった。でも、宮崎は晴れで気温18度ぐらいあるんじゃないかこれ。南国〜〜って、感じ。
今、羽田はどうなっているんだろう。
飛行機着陸直後の機内アナウンスを聞くといつも思うことがある。
『みなさまと、また機内にてお会いできる時を、心からお待ちしております』
いや俺はぜひ次回は地上でお会いしたいぞ。
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百年の孤独売り切れ
先週、宮崎空港2Fのお酒売場で、百年の孤独が売られていた。野ウサギの走りもだ。たしか、先々週に来た時もあった。だから俺は、「なんだ。宮崎空港には結構いつでもあるんだな」とか思ってタカ食っていた。が、今日みたら、無い!
お店のおねぇさんに聞くと「いつ入るかわからないですよ〜」
『先週あったじゃん』「あれはたまたまあったんです」
『先々週もあったじゃん』「えっと・・・あのあと週末にすぐ売り切れちゃって、そのあと、また、たまたま入荷したんですよ」
『って〜ことは、結構貴重品なんですか? ここでも』「そりゃもう、みなさんすぐに買われていきますよ」。
つうことは俺、偶然のチャンスを二度も逃したってことか?
結局今日買ったものは、先週に引き続き博多豚骨風味のご当地ベビースターと、そのベビースターのせんべい。今回の新入りは、カフェもっちとかいう、宮崎とどう関係があるのか不明なお菓子。東京ばななに対抗したのか? あれもどう東京に関係あるのか意味不明だっただけに、対抗手段としては実に正攻法だな。そういや、羽田の出発ロビーでときたま激しい長蛇の列をなしているシュークリームの屋台があるな。あれはいったいなんなんだ? 今度名前をチェックしておこう。つか、現地人が知らないが、現地付近の超ローカル(羽田など)で現地をヨソに勝手に盛り上がっているご当地モノってのは、案外あるのかもしれないな。なんつうか、マーケと告知の勝利みたいな。
けど、そんなのありか?
もうそろそろ、搭乗手続きするかな。あと20分で出発時間だ。
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