RICOH DC-1S が見た季節

1996年4月 − 桜・花あふれる時

master@kani.com / 青木 康雄

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◆ 桜・宴

桜は気持を高揚させる。さぁ、つまらんこと考えずに、純粋に楽しもう。
DC-1S は AF 搭載で、レンズの被写界深度は比較的浅い。この作品の場合、手前の桜にフォーカスロックして、背景をボカす。結果、画像の周波数が低くなってカメラが画像を記録する際、主要被写体の JPEG 圧縮劣化が最小限度に押さえられる。
パンフォーカスのデジカメでは絶対に出来ない撮影技である。

◆ 奥多摩・桜

東京都にあって緑豊かな自然に囲まれる秩父多摩国立公園内に、奥多摩湖は位置する。

桜前線の進行は、関東平野部に比べていくぶん遅く、数週間遅れで桜が楽しめる。残念なのは観光客のマナーの低下だ。違法駐車はもとより、例えゴミ箱があったとしても、ゴミぐらいは自宅に持ち帰ってもらいたいものだ。

◆ 奥多摩湖・水位低し

神奈川県の渇水は、すぐ隣の奥多摩湖でも同様で、例年に比べたら遥かに水位は低かった。

◆ ドラム缶橋・閉鎖

奥多摩湖の名物のひとつに、ドラム缶を浮きに使った、通称「ドラム缶橋」というのがあった。私もこの上を何度か歩いたことあるが、この度閉鎖されてしまい、岸辺との接続部は完全に分離された。

◆ 奥多摩湖ダム・放水路側

遠景を苦手とするデジカメも多いが、DC-1S の画質はこの通りである。ただ、ノーマルモードで撮影しても、画像サイズが 90 Kb ちょっととかなり圧縮しているので、高周波成分の多い被写体だとかなりツラい。もうワンランク上の高画質モードが欲しいところだが、この度発売された、DC-2(L) ではファインモードが搭載され、この不満は解消されている(いいなぁ)。

◆ 端午の節句に向けて・こいのぼり

私は神奈川県横浜市在住なので、奥多摩に行くときは、秋川街道を経由する。五日市の近辺、川を挟んで毎年大こいのぼりが舞う。奥多摩の帰りにはいつもここで小休止。

◆ 昭和記念公園・チューリップ乱舞−1

昭和記念公園は、東京都立川市に位置する昭和天皇ゆかりの地である。園内は非常に広く、一日充分に遊べるがちょうどこの時、チューリップ畑がご覧のとおりの大満開であった。DC-1S の画像は、やや寒色系の作り(シアンがやや強い)で、チューリップの色を本来の感じにするため、青を少し抜いて赤をほんの少し強調する補正を行った。

◆ 昭和記念公園・チューリップ乱舞−2

これだけたくさんのチューリップをちゃんと育てるのも、大変だろう。どなたのおかげかわかりませんが、ありがとう、素敵な空間を。

◆ 昭和記念公園・チューリップ乱舞−3

このような花形のチューリップは、私はあまり見たことがない。上品で可憐、思わずスコッチが欲しくなる。

◆ 昭和記念公園・水仙

チューリップ畑への途中、それにまけないほどの水仙が咲き乱れる。

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