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R-D1お散歩写真
2004年9月27日 青木 康雄 / master@kani.com
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本当であれば購入後すぐにも撮影の旅に出るはずであったのだが、もろもろの事情でなかなかゆっくりした時間が取れず(*1)、少々、時が経過してしまった。まぁそのぶん、R-D1を手元に置くことで、入手直後の舞い上がった感動が醒めて、より冷静に見ることができるようになった点はよいことだろう。
とはいえ、今まで買ってきたコンパクトデジカメの類は、忙しい時だろうが、写す時間が取れない時だろうが、とりあえず封を開けて電池入れて適当にいじってみたものだ。

まとまった時間が確保できない限り、開梱する気になれないR-D1。それだけ私にとってはホンモノであるということだ(*2)。

しかし私はここで、画像を公開するに際してひとつ悩むことがある。

R-D1購入に際して でも触れたが、このカメラには標準レンズ、もしくは、メーカー推奨レンズというものが無い。多くのみなさんが興味あるであろう、「画質」という点を取ってみた場合、私がここで公開する画像は、当然のことながらR-D1単体での性能ではなく、レンズとR-D1、そして、私が一体となって生成された画像ということになる。まぁここまではよい。

私の悩みとはその先だ。



    *1:本業多忙に加え、いやぁなんとも野暮用の多い今日この頃。





    *2:書いていて思い出したが、QV-10の時は帰路、家に着くのを待ちきれずに山手線内で開梱、動作させていたのは若かりし日のことなのか?
すなわち、ここで公開した画像が、一人歩きをした時、私がここで書いたようなことが一切闇に伏せられて、画像単体で「これがR-D1の画像なんだ。へぇ〜」みたいに軽薄な評価対象になってしまうことだけは避けたいと思うのだ。私のヘボ腕で撮った写真が勝手にR-D1の画像として扱われてしまったら、そりゃ、R-D1(ならびに付いていたレンズ)に失礼だというものだ(*3)。

というわけで、ここに掲載する画像は、この頁をご覧のみなさんが、みなさん個人として楽しみ、解析し、ルーペで隅々まで見ていただく分にはなんら問題ないが、それ以外の一切の利用・・・友人知人への画像単体での配布なども・・・お断りとさせていただく(*4)。しかし、責任もって上記主旨を周知浸透伝達することができる人に限り、出所を明示し、充分な説明をすることを条件に、各自の判断に任せるものとする。

なお、言うまでもないことであるが、ここに掲載されている画像、文章、そのほか、一切のコンテンツについて、全ての権利は私:青木康雄にあるものであり、その扱いについては、個人の趣味の範囲を越えての無断使用は一切お断りである。

    *3:レンズ交換可能なカメラで写された写真の場合、撮影機材としてその写真に対する重要なファクターとして見られるものは、ボディーよりもむしろレンズである。


    *4:あまり五月蝿いことは書きたくないのだが、最近度を越したケースを見受ける場合があるので、改めて明記しておきたい。


あと、R-D1というカメラの性質上、その画像に対する考え方は、現在市場に氾濫するコンパクトデジカメとは一線を画すどころか、異次元と言ってもよい。R-D1の画像を見る前には、最低限、R-D1がどういう主旨で作られたものなのか、理解しておいて欲しいと思う(*5)。
すでにご存知のかたには釈迦に説法で恐縮だが、まだご存知でないかたはぜひ、以下のURLを、ほんの10分程度でよいので読んでから画像をご覧願いたい。

Talk of R-D1 Vol.3
Vol.3への直リンクだが、ぜひVol.1, 2 も、読んで欲しい。
2007年5月3日現在、リンク切れでコンテンツ自体消滅の模様。なんでこんな素晴らしいコンテンツを消しちゃうかな。

掲載画像は、特にオリジナルファイルには拘らず、画像中に撮影レンズなどの条件を記載しているが、レタッチソフト上では画像処理的な加工は一切しないように心がけた。

→ R-D1お散歩写真ギャラリーへ。

まずは購入後の試し撮りから数枚をご披露といったところだが、今後、別途ギャラリーコーナーを設けて引き続き作品を披露していきたい。
    *5:いやなんというか、R-D1の世界の画像を、PC上で見てなんの意味があるのかという別の大きな問題もある。そういう点では、webで公開しても「なんだかなぁ」って感じで、かにこむ個展でも開かないといけない事態だ。

    この表現力は、PC用のモニタ上では再現しきれるわけがない。
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