<< 前のヨタ話 |
ヨタ話Index |
次のヨタ話 >>
HAPPY BIRTHDAY TO 俺
昨日24日は、岩手県の花巻に所用で行ってきました。いや〜、すごい吹雪で真っ白。現地のかたも、「こんなに降るのは滅多に無い」っておっしゃるほど。
でも、雪国経験がほとんど無い(シーズンでスキーに行くぐらい)私にとっては、このような生活に密着した場での雪国っぽい状況に妙に感動してしまい、まさに素晴らしいって感じで、吹雪の中につもる雪を楽しんできました。
花巻は日帰りだったのですが、新幹線で東京に着き、東急大井町線の上野毛駅に着いたのは22時前。夕飯が未だだったので食べて帰ることにしました。上野毛駅から歩いて15分ちょいのところが自宅なので、JRでのアクセスの時は上野毛駅を使います。でももっとも近いのは田園都市線の用賀駅なのですが。
うまれてはじめて一人で寿司やさんに入る
22時つうと上野毛近辺のお店は結構閉まってます。
あまりラーメンっていう気分でも無かったし、居酒屋に一人つうのもちょっと違う。なんとなく、今日は、出張で疲れていたし、すごく寒かったこともあり、落ち着いて一人でシブく熱燗でも飲めるお店がいいなって思って歩いていたら、寿司やさんがあいてました。
ふと、私は突然あることに気が付きました。
『私は一人で寿司やさんに入ったことがない』
もちろん回転寿司なら一人で入ったりしたことありますが、ちゃんとした寿司やさんは、友人知人達と『寿司食べよう』とかいうことで入ったり、接待で入ることはあっても一人で入る必然性が全く無いどころか、そもそも高い食いモノなので、よく考えたらうまれてこのかた一人で寿司やさんに入ったことが無かったことに気が付きました。
ちょっとドキドキしましたが、今置かれたこの状況で、落ち着いて一人でシブく熱燗を飲めそうなところはここしかないと思い、また、せっかくなのでこれもなにかの巡り合わせだとも思い、思い切ってのれんをくぐりました。
「へい、らっしゃい」
『まだ大丈夫ですか?』
「あい。大丈夫ですよ」
「飲み物は?」
『熱燗貰えますか?』
「おっきいのとちっちゃいのあるけど、どっちにします?」
『おっきいのってどのぐらいの量ですか?』
「2合弱だね」
(内心:そんな小さいのか)『おっきいのください』
「なに作りましょ」
『適当に切ってもらえますか?』
「盛り合わせで。へいっ」
お刺身の盛り合わせを肴に、熱燗を結局2本。あと、穴子の白焼きを頼む。
壁を見ると、なんと「百年の孤独」のボトルがあるではないか。
『あの百年の孤独はボトルだけですよね?』
「いえ、グラスでも出しますよ」
『いくらですか?』
「900円!」
『じゃこれ飲んだあと頼みますね。あと、光りモノなにあります?』
「鯖、小鰭、鰺だね」
『じゃ、それ一つずつ・・・あ、鯖だけ二つ、握って貰えますか?』
結局百年の孤独もストレートで2杯飲んで、最後に赤出汁もらって締めて八千六百円でした。
ネタも美味いし酒も美味い。穴子の白焼きも美味かった。値段的にはリーズナブルだと思います。カウンターで一人でシブく熱燗も飲めたし、満足満足。でも、一人で食べる一食八千円の夕食なんて、私の身分じゃぁそうそう食えるもんじゃないので、ぜいぜい年に一回ぐらいだな。
いつものスナックで・・・
そのあとは、最近開拓したいつものスナックに。この寿司やさんから徒歩もう数分です。
いつものようにカウンターに座って、リザーブをロックで。
で、ふと、携帯電話を見てみると、画面になにやら見慣れないアイコンが表示されてます。さっきまで無かったのに、なんだぁ? これ。
なんと、記念日表示で、私の誕生日を表示しているのでしたぁ(深夜0時を過ぎて25日になったため)。
『げっ、今日俺の誕生日だった』
すっかり忘れていた私は思わずおっきな声で叫んでしまいました。すると場内突然お誕生会ムードになり(まるで不二家のお誕生日サービスのよう)、私の頭には金色した三角帽子をかぶせられ、ママは「ハッピバースデー」のあの定番ミュージックをカラオケで入れ、居合わせたお客さん全員で大合唱。
ありがとうございます。>みなさん
--------------------------------
そして今日25日、朝起きると、家内と娘から誕生日のプレゼントを貰いました。
娘からは、パパへの手紙 と、折り紙でいろんなものを折ってあるよりどりみどりの詰め合わせセット。
家内からは、四つ葉のクローバーをあしらったガラス製の非常にシンプルな重し。クローバーは私のアルファ好きとかけているのでしょう。
どもどもありがとう。>家内&娘
午後は、横浜中華街にみんなで出かけて、屋台みたいなところでラーメン食って豚まん食べて、台湾のコーラ飲んで、そのあと東急ハンズに行って歯車見て帰ってきました。最近歯車の種類が減ったのかな? 欲しい歯車が無くて結局買いませんでした。設計変更して、売っている歯車に合わせよ。
--------------------------------
そして今日37歳になった私。単純年齢的に考えれば人生折り返し地点を通過してちょっと走ったぐらいな感じですかね。
いままでの経験、人脈、自分の能力を総動員して、まだまだだけど、そろそろなんとなく心の片隅にはゴールを意識するような感じで今後の展開を考えていく時期に来ているのかもしれません。
でも、そもそもゴールってなんだろうか。
生涯現役で居たい私は、死ぬまで走り続けていたいから、ゴールというのは常に先にあるものなのかもしれません。
でも、酒の飲み方はほんと考え直さないといかんな。
<< 前のヨタ話 |
ヨタ話Index |
次のヨタ話 >>
master@kani.com