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無改造で確実に外部アンテナを使う法


 まずはこちらから軽く実験がお勧め。
2008年 1月11日 青木 康雄
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Kchibo KK-S500で、無改造で確実に外部アンテナを使う方法をご紹介したい。

その前にまず、問題点を整理しておきたい。

私の所有するKK-S500は分解調査の結果、外部アンテナ端子にプラグを差し込めば、内蔵ロッドアンテナが切り離されることはこちらで既に述べた。問題は、外部アンテナ端子の外部導体側が回路的に浮いているため、例えば同軸給電などの外部アンテナを接続しても、その効果が全く得られないどころかちゃんとステレオミニプラグを使ってアダプタを作らないと、KK-S500内部でLとRが短絡されているために非常にまずいことが起きる点にある。



すなわち、KK-S500の外部アンテナ端子にモノラルミニプラグを挿してしまった場合、同軸ケーブルでせっかく引いてきた外部アンテナ信号を、芯線側と被覆側で短絡させてしまうことになりそりゃまともに受信できるハズがなくなってしまう。

この問題を無改造で解決する方法をご紹介する。

極めて原始的かつかっこわるい解決法であるが、なんと言ってもKK-S500になんら手を加えることなく外部アンテナを確実に繋ぐことが出来る点は、大きなメリットだろう。

■用意するもの
  • ミノムシクリップ(小)が付いた適当な配線材 x 2本
別にミノムシクリップでなくても、要は繋がればよいので下図を見て、適当に工夫して欲しい。



上図のように、外部アンテナのHOT側をロッドアンテナに、GND側をイヤホン端子の外部導体側に接続するだけ。
ここでおそらく問題となるのは、外部アンテナのGND側をどうやってイヤホン端子の外部導体側に接続するかであるが、私がいろいろ実験してみたところ、以下の写真のごとくミノムシクリップ(小)を、開かずそのままイヤホン端子に突っ込むといい具合に挟まって導通を得ることができた。



少々面倒で疲れるが、最悪配線材の被覆を剥いて、イヤホン端子の外部導体の輪っか部分に、指で押さえて接触させつづけるだけでもOKではある。

KK-S500は感度が高いので、感度設定はLocalのほうが、総じて良好に受信できるようである。
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